白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

神対応

2021年12月23日 19時45分57秒 | 日記
鉄網の駕籠に入れた豆をカセットコンロの上で回し続けた。くるくると、二十分以上。途中でパチツ、とはぜる音。煙が立ち昇る。香ばしい香りが鼻をくすぐる。コーヒー豆の焙煎風景。もう大分長いことこの作業をしてきた。隠れ家をきれいにしたのを機会に、八月にホームロースターという電気式焙煎機を購入した。これまでの焙煎の仕方だとチャフというコーヒー豆の皮が飛び散る。新しい焙煎機はネットで購入した。一回で六十グラムしか焙煎できないが、スイッチを入れておくだけでいいので楽だ。中煎りと深煎りができる。今月半ば、突然焙煎できなくなった。電源は入るのだが、熱量が足りない。購入後半年も経っていないので、保証書を引っ張り出した。販売店の記入も判もない。これまであまり気にもかけなかったが、ネット販売では普通のことなのだろうか。販売ショップへメールで問い合わせ。そしてメーカーのお客様相談窓口へも☎。対応したおねえさんが神対応。購入履歴のコピーがあれば対応してくれるという。ホームロースターと購入履歴、保証書を受取人払いで送ってくださいという。あれから一週間、前の焙煎機で直火焙煎をしてしのいでいた。その豆を挽いたかみさんが「電気でやったのとまったく違う。すごく香りがいい」という。確かに、手間暇かけて直火焙煎でくるくるとやったものの方がいい。
これは一回で二百五十グラム焙煎できる。またこれでやろうかなと思っていた矢先、「ヒーターが断線していたので、新しいバージョンの新品を代わりに送ります」と、お詫びの言葉とともに送られてきた。今度のものは浅煎りもできるようになっている。これはこれでありがたくお受けするとして、通常は手回しの直火焙煎をしようと思っている。