みんながいつも笑顔でありますように

私と家族と脳腫瘍G4の姉と

7月の検診

2011-07-20 | 病気の話 

退院して以来の病院でした。

 

今後の治療方針。

アバスチンの治療は予定通り終了し

またテモダールに戻るのかと思いきや

姉の脳の中には今、 癌細胞がないとのこと。

これには正直、、驚いた。。

こんな事があるんだ。

2008年9月 神経膠芽腫 余命1年の宣告

2009年は迎えられないかもとも言われた。

それが2011年7月 

そして今月末に

姉は病気になってから3度目の誕生日を迎える。

 

今の所、薬は服用しない事になった。

こんな病気なのに薬が一粒も処方されなかった。

今の先生になってから極力、薬は服用していない。

ムーンフェイスになったり、肝臓に負担がかかったり

血糖値が上がったりと

薬を服用して副作用がひどかったからなのだけれど。

以前はあんなに飲んでいたのに、 、、

確か20錠近い薬があったと思うが

今は一粒もなくなった。

以前の医師は

痙攣が一度も起きていなかったけれど

万が一、痙攣が起きない様にと薬を飲んで、

その為に肝機能が低下して、

で、それを助けるための薬を出して、、、

ステロイドを飲んで血糖値が上がれば

血糖値を下げるための薬を飲んで・・・

 

そんな感じで

薬の悪循環に陥っていた。

そんな時に今の先生に出会った。

 

今の先生は

痙攣がないなら薬は飲まなくてよい。

痙攣が起きたら考えよう。

血糖値が上がるなら取りあえず、ステロイドを徐々に少なくして様子を見よう。

そうして半年くらい掛けてステロイドを止めていった。

だから血糖値を下げるための薬もなくなった。

そして今は薬は何もない。

 

 

今の姉の状態は

右側に力が入りずらい状態。

 

ちょっとタイミングを外すと

イスから立ち上がる時に崩れ落ちてしまう。

そこから体制を立て直すのもとても大変。

無理矢理に腰を引っ張り上げてイスか机につかまって立たせる。

歩くのもとてもペースが遅い。

腰が少し曲がってゆっくりと足を出すので

後ろから見ると30代とは思えない。

 

食事の時もスプーンやお箸を持つと

それを自分の意思で離すことができない。

左手で右の指を一本一本はがして取っている。

その右手は食べ物を最後の口まで運ぶ事ができなくて

口に入る前にボロボロとたくさんこぼれる。

だから8割近くは食べさせてあげないとダメ。

 

トイレは2時間ごとのペースで促して何とか粗相なく過ごしているが

夜間はどうしても2時間ではもたない時がある。

 

言葉はほとんど出ない。

短い一語ならなんとか。

いただきます ごちそうさまでした ありがとう おはよう

そんな言葉ならなんとか。

 

脳が少しむくみ腫れているらしい。

今後、もしかしたらステロイドを処方されるかもしれないけれど、

今のところは様子を見ている。

 

癌細胞がなくなったのに認知症になってしまった。

もっと姉として姉らしく生活出来ていたら…

少し後遺症があっても

自分の意思で自分の好きな事をして

自分の好きな所に行って、、、

それが出来ていたらどんなにか良かったか・・・。

 

そんな事を言っていたらキリがないか。。

やっぱりそんな事を考えてしまう。

 

でも 母はそんな事一つも言わない。

言っても仕方ないものね。

現実をしっかり見ているのかなと、母は強し。

どんなリハビリをさせようか、と

足腰を少しでも鍛えるために考え先生と相談してと

姉の生活が少しでも快適になるように考えている。

 

これから

訪問リハビリを受けたり、色々な方々のお知恵を拝借して

姉にとって有意義な一日一日となるように

生活を整えていく。