美しき旋律 麗しき雑音

忘れるための記憶/覚えておかないための記録

下北沢

2007-05-21 20:00:45 | 日記・エッセイ・コラム
土曜日、のんびり午後の便で羽田へ。いつものリムジンバスで渋谷。すこしブラブラしようかと思案するが、やっぱやめ。速攻でホテルにチェックインする。4Fの部屋から外を眺めると黒い雲がもくもく。こりゃ、やばいな、と思いながらTV眺めたり、おやつがてらパンを食べたりして時間を潰す。17時過ぎ、支度してホテルを出る。地図で確認する限り、おそらく30分くらいで目的地に着くはず。

瀟洒な住宅街をのんびり歩く。しかし、なんだか湿気が多いな、今日。そんなわけで汗がたらり。鬱陶しい季節が近付いているのを感じる。そして歩く。さらに歩く。目的地が記された青看板を発見するも、もうちょっと行ってから右折した方が良いような気がして、そのまま直進。これが間違いの始まり。切りのいいところまで進むとそこは環7。家で見た地図を思い出すまでもなく、これは行き過ぎである。少し歩くと、電車のガードが見えてきた。小田急線?ってことはこの線路伝いに歩けば目的地に着くはず。

ちょっとした坂を上ると、そこは駅。1駅余計に歩いてしまったことがわかる。線路沿いに歩こうにも、しかし、線路はどんどん離れていく。狭い露地に高級そうな家が建ち並ぶ。こりゃ、いい環境だよなあ。線路には近いけど、静かであるし。まだまだ露地を進む。線路に近付くため、左に左に進む。何度露地のかどを曲がったことだろう、ついに目的地と思しき街が現れる。それも住宅街を抜けた途端に繁華街。多くの若者が狭い商店街を闊歩している。若者むけの雑貨屋や居酒屋やカフェがこれでもかってくらい軒を並べている。なんだか、楽しげな街だ。

下北沢。関西には、こんな感じの街ないんじゃないだろうか。何となく気に入った。学生時代、こんなところに住んでたらきっと楽しかっただろうなあ。と、尼崎在住40年のおっさんは思うのだった。

さて、本当の本当の目的地は演劇の街「下北沢」の象徴にして、この辺りの劇場の頂点である本多劇場。大人計画の「ドブの輝き」を観劇するのだ。

クドカン作演出作品、井口昇監督の映像作品、松尾作演出作品の3部構成のため、時間を掛けてやってくるグイグイ感はなかったし、毒も少なめだったように感じるが、それでも終わったら、あー、おもろかった、だ。

終演後、行きと同じ轍は踏まない。順路通りの道を通って、無事ホテル着。やっぱり約30分。

翌朝、風邪気味だったこともあり、早々に起床し帰路につくことに。西向きの窓からは富士山が見える。おー、美しや。日曜午前の便はガラ空き。大阪はやや曇り空。バスと電車を乗り継いで無事帰宅。


切なくて飲み過ぎ

2007-05-14 21:57:43 | 日記・エッセイ・コラム
梅田の宮崎地鶏の店でいぬの切ない話を聞きながら、宮崎の芋焼酎(ボトル)ともも炭火焼きを堪能。その後、曾根崎Todo O Mundoにて赤ワイン2本。泣きながらバンドに対する思いを語るオレ。今イチどんなことを語っていたのか記憶にないのだけれど。深夜1時頃、酔って寝てしまったいぬを置いて先に帰宅。そして、翌朝二日酔い。10時には復帰したけど。