美しき旋律 麗しき雑音

忘れるための記憶/覚えておかないための記録

疲れたおっさんの作り方

2006-08-15 21:15:08 | 日記・エッセイ・コラム

いつも寄っている会社近くのコンビニで、バイトのおねーちゃんから今日も仕事ですか?と聞かれ、そうやねん、可愛そうやろ?と答えると、あとでまとめて休むんですか?と聞くので、そうやねえ、と答えたら、そっちの方がいいですよね、と言われて、そうかなあと考えながら会社に着くと、すでに汗だくで、でも腹が減ってたので、さっき買ったサンドイッチを食べながら朝刊を読みつつ、仕事の開始時間を待つわたしであったが、今日も終わりは何時になることやらと、ため息をつきながら、そろそろ仕事を始めたりするわけで、でも、心はどこか遠くを彷徨ってたりして、まるではかどらないのをいいことに、会社で定期購読している説教くさい雑誌を眺めてたら、なんだかうつの症状なのかなあ、と疑ってみたりもするが、まあそれほどでもないかと自己分析してるうちにもうお昼で、じゃあ、朝、お昼用に買った冷やし中華を食べつつ、Webのニュースをチェックすると靖国参拝の記事だったり、昨日の東京大停電だったりで、まあ、あんまり面白い記事はないなあ、と思ってたら、昼からの仕事開始であるし、午後からはあっち行ったりこっち行ったりしてたら、おっともう17時だよ、しかし、今日はまだ帰れないなあ、とまたひとつため息混じりに口笛を吹いてみたりして、それでもまだ時間は経たず、いや、時間は経ってるのだが、わたしは帰れず、どうしたものかと思ってるうちにやっと帰れるよ、さあ、帰ろうとクルマを停めてる駐車場まで歩いて、そこでさらに大汗で、クーラーがんがんのプジョーは武庫川の堤防をひた走り、自宅へ向かう頃、空はすっかり暮れ、わたしの身体もすっかり疲れ果てて、帰宅した時には、ただの疲れたおっさんの出来上がりってわけ。