Electro-Shock Blues/Eels～小一時間の遠回り

これまでノーチェックだったEels。ウナギ達。
ひょんなことから聴いてみる気になり購入。
家で聴く時間がないので、プジョーに持ち込む。

で、昨日の帰りの車で聴き始める。
空は曇りがち。今にも雨が降りだしそうな
灰色の雲がすぐそこに見えている。

黄昏～夜の始まりの頃、乗車時間は約30分。
自宅に近づく。アルバムはまだ終わらない。
Beckとの類似性の指摘があるが、どうだろうか。

右に曲がれば、もうすぐ自宅だ。
プジョーは躊躇なく真っ直ぐ進む。
いつもの海岸沿いを走りたくなる。
海岸といっても埋立地であるが。

ブルージーな響きは確かにBeckに近いかもしれない。
海はすでに暗い。空もいよいよ暗黒である。
突如挿入されるノイジーなギターが心地よい。

寒々しい埋立地の南国風の木立が揺れている。
悲しげなヴォーカルが響き続ける。
プジョーは快調だ。

いつもの経路で帰路につく。
自宅直前でアルバムがちょうど終わる。
好きな音だと思う。最新アルバムも買ってある。
じっくり聴いてみよう。またこのプジョーの中で。
小一時間の遠回りをしながら。