Arto Lindsayのライブを見に、心斎橋クラブクアトロへ
行ってきた。今回は前回の来日時のメンバーから
ギターが抜けたトリオ編成。
客の入りは、うーーん、お世辞にも良くはないなあ。
やっぱり、こういう特殊なアーティストって
ポピュラリティーに欠けるんかな。
まあ、しょうがない。それが現実だ。
それでも、開演の頃にはそこそこの入り(に見えた)。
客電が消え、メンバー登場。
ラップトップMacでのシーケンスをバックに、
キーボード、ベースが土台を作り、
そこにArtoのヴォーカル&例の必殺ギターが絡む。
聴いたことのない人にArtoのギターを説明するのは難しい。
ブルーのダンエレクトロ12弦(チューニングは????)を
リズミックにかき鳴らすのがそのスタイル。
通常のギターのチューニングではないので、
それは、聴く人によってはただの雑音である。
いや、大半の人がそう思うはずだ。
だけど、それは私の耳に心地よい響きをもたらすのである。
「美しき旋律 麗しき雑音」。このBlogにそんな名前を
付けたのはこういうことを言いたかったのかな、
と我ながら再確認した次第である。
そうそう、私もArtoの真似をして
ノイズギターを弾いたりするのだが、
今夜、決定的な違いを目の当たりにした。
Artoのギターは実にキレがいいのだ。
ガーーーーン、ってやってスッと切る、みたいな。
私はいつもダラダラとやり過ぎだ。
そして、その内に自分でも飽きてしまうねんなあ・・・。
等々、色々な思いを胸に、終演後、
われわれは食欲を満たすため、
近くの焼肉屋に消えていったのであった。