【観戦記】
2004サントリーチャンピオンシップ 第2戦
埼玉スタジアム2002
12月11日 晴 12.5℃
19:37キックオフ
浦和レッズ1-0(PK2-4)横浜F・マリノス
59715人
浦和は2点差以上、横浜はドローでも優勝が決まる。(けして岡田監督はドロー狙いでは挑まないだろうが)
アップにマリノスイレブンが表れると会場中から大ブーイングが沸き起こる。
先週のマリノスサポーターの比では無く、まさにスタジアムが響いているような迫力だ。
メンバー紹介ではアレックスがFW登録で発表。スタメンからは田中達也が外れた。
どうやら3-4-3のようだ。
マリノスは第一戦と全く同じスタメン。動いていないようだが、考え抜いたゆえの結果だろう。
キックオフが近付くにつれ周囲から風船の割れる音が鳴り続く。
キックオフ、会場中からこの最後のチャンピオンズリーグを包むかのようにフラッシュがたかれる。
2分サントスのシュートは右にそれる。これがファーストシュートとなった。
両チーム責め合うも、エメルソンは河合に、髪を切った坂田へはボールが繋がらず決定打には至らない。
15分松田との接触で山田がピッチをさる。
ここで得たフリーキックをサントスがアルパイに合わせるもアルパイのヘディングシュートは左へそれる。
榎本がボールに注意深く時間をかけるたびに大ブーイングが巻き起こる。
20分右サイドで得たフリーキックを山田がグランダ-のパスがノーマークのエメルソンに通るもシュートはキーパーの榎本が正面でキャッチ。こういった戦法は何度も出来ない上、パターンが少ないので次回からは通用しない。
31分ゴール前、フリーでボールを受けたさか田がシュートを打つもゴールポスト左に当たる。マリノスは守り一辺倒になる気配は全く見えない。
41分ドゥトラがゴール前まで走り込む。中盤を動き回る事が多いドゥトラがここまで前に出たがるというのは、やはり目の前にあるトロフィーへの執念だろう。
ロスタイム2分もお互いフィールドを動き回るもボールをネットに沈める事は出来ない。
後半開始まもなく山田と中沢のマッチアップ。中沢がボールを奪う。
代表の今後を担う二人。ライバルであり続ける日はまだまだ続くだろう。
浦和はパスをまわすだけでなくロングパスからの飛び出しを狙うがオフサイドに阻まれる。
15分田中達也が呼ばれる。しかし、なかなか戦況が落ちかず、投入までに3分をようすることになる。
20分永井の飛出しも横浜3バックに阻まれる。横浜の素早い守備に浦和の牙はことごとく空を切った。
25分岡田監督はリザーブの選手全員にアップをさせる。
サントス、DFのアルパイまでもシュートに挑むもゴールまでは届かない。
30分中西がエメルソンを身体で当ててしまいレッドカード。
サントスが落ち着いてフリーキックをゴール右隅へきめる。
一転して逆境に立たされた横浜。
37分岡田監督が動く清水に変え山崎を投入。
浦和はここから流れを変えなければならなかった。しかし何も変わる事はなく。試合は延長へと持ち込まれた。
延長前半、松田が身体をはって守備。サントスのミドルシュートはゴールをそれる。エメルソンは倒されるがホイッスルは鳴らず。
延長後半3分エメルソンが倒され得た決定的なチャンスもサントスはフリーキックを決める事が出来ない。
7分山崎がドリブルからシュートへ持ち込むも枠に飛ばず。
残り7分浦和コールはなりやまない。
1人少ない浦和はペースを掴む事も出来ないまま、走り続けてタイミングを失ってしまった。
14分エメルソンが河合を蹴り、退場。ボルテージを上げきれずいいプレーを出し切れないまま汚点だけが残った。
ナビスコに続きチャンピオンズシップもPKに沈んだ浦和。PKは運だけでは無い。そこまでの過程がPKを生み、これまでの経験がPKの勝敗をわける。トゥーリオと長谷部の動きを読んだ榎本は試合に勝ったのである。
【感想記】
朝7時には既に自由席を取ろうとたくさんのサポーターがつめかけていた。
入口で赤い紙を渡される。「サポーターの皆様へ 史上最大のスタンディングオベーション実施についてのお願い」単純に説明するとゴール裏に合わせて応援するということが書いてあった。
先日まで話題だった、エメルソンの怪我の状態如何では出場が危ぶまれるということだったが果たして。
マリノスサポーターは1割役6000人程度だろうか。アウェイ側に狭く押し込まれているような状態で位置していた。
この2戦ホーム&アウェイどちらも半分以上が浦和サポーターで埋まっていただろう。横浜はホームでもアウェイだったのではないだろうか。
第2戦のPKは横浜のキッカーにとって非常にやりづらい環境だっただろう。観ていてアジア杯の日本を観ているようだった。それだけおもしろかったということが。
浦和は天皇杯、2005年からのタイトル奪還へさらに力をつけることができるだろうか。来年からはさいたまダービーも加わってさいたまはさらに盛り上がるのかもしれない。
12月23日のさいたまパレードは胸をはって県民の笑顔に応え、Jを代表する燃えるようなプレーを見せてほしい。(初の浦和ホーム側観戦だったがめちゃめちゃ迫力があった。新潟は観た事ないけど一番かもしれない。たちの悪いサポも非常に多かった。)
なんども言うが浦和が嫌いなのでほんとうにマリノスがかってよかった。(マリノスサポでもないが)
2004サントリーチャンピオンシップ 第2戦
埼玉スタジアム2002
12月11日 晴 12.5℃
19:37キックオフ
浦和レッズ1-0(PK2-4)横浜F・マリノス
59715人
浦和は2点差以上、横浜はドローでも優勝が決まる。(けして岡田監督はドロー狙いでは挑まないだろうが)
アップにマリノスイレブンが表れると会場中から大ブーイングが沸き起こる。
先週のマリノスサポーターの比では無く、まさにスタジアムが響いているような迫力だ。
メンバー紹介ではアレックスがFW登録で発表。スタメンからは田中達也が外れた。
どうやら3-4-3のようだ。
マリノスは第一戦と全く同じスタメン。動いていないようだが、考え抜いたゆえの結果だろう。
キックオフが近付くにつれ周囲から風船の割れる音が鳴り続く。
キックオフ、会場中からこの最後のチャンピオンズリーグを包むかのようにフラッシュがたかれる。
2分サントスのシュートは右にそれる。これがファーストシュートとなった。
両チーム責め合うも、エメルソンは河合に、髪を切った坂田へはボールが繋がらず決定打には至らない。
15分松田との接触で山田がピッチをさる。
ここで得たフリーキックをサントスがアルパイに合わせるもアルパイのヘディングシュートは左へそれる。
榎本がボールに注意深く時間をかけるたびに大ブーイングが巻き起こる。
20分右サイドで得たフリーキックを山田がグランダ-のパスがノーマークのエメルソンに通るもシュートはキーパーの榎本が正面でキャッチ。こういった戦法は何度も出来ない上、パターンが少ないので次回からは通用しない。
31分ゴール前、フリーでボールを受けたさか田がシュートを打つもゴールポスト左に当たる。マリノスは守り一辺倒になる気配は全く見えない。
41分ドゥトラがゴール前まで走り込む。中盤を動き回る事が多いドゥトラがここまで前に出たがるというのは、やはり目の前にあるトロフィーへの執念だろう。
ロスタイム2分もお互いフィールドを動き回るもボールをネットに沈める事は出来ない。
後半開始まもなく山田と中沢のマッチアップ。中沢がボールを奪う。
代表の今後を担う二人。ライバルであり続ける日はまだまだ続くだろう。
浦和はパスをまわすだけでなくロングパスからの飛び出しを狙うがオフサイドに阻まれる。
15分田中達也が呼ばれる。しかし、なかなか戦況が落ちかず、投入までに3分をようすることになる。
20分永井の飛出しも横浜3バックに阻まれる。横浜の素早い守備に浦和の牙はことごとく空を切った。
25分岡田監督はリザーブの選手全員にアップをさせる。
サントス、DFのアルパイまでもシュートに挑むもゴールまでは届かない。
30分中西がエメルソンを身体で当ててしまいレッドカード。
サントスが落ち着いてフリーキックをゴール右隅へきめる。
一転して逆境に立たされた横浜。
37分岡田監督が動く清水に変え山崎を投入。
浦和はここから流れを変えなければならなかった。しかし何も変わる事はなく。試合は延長へと持ち込まれた。
延長前半、松田が身体をはって守備。サントスのミドルシュートはゴールをそれる。エメルソンは倒されるがホイッスルは鳴らず。
延長後半3分エメルソンが倒され得た決定的なチャンスもサントスはフリーキックを決める事が出来ない。
7分山崎がドリブルからシュートへ持ち込むも枠に飛ばず。
残り7分浦和コールはなりやまない。
1人少ない浦和はペースを掴む事も出来ないまま、走り続けてタイミングを失ってしまった。
14分エメルソンが河合を蹴り、退場。ボルテージを上げきれずいいプレーを出し切れないまま汚点だけが残った。
ナビスコに続きチャンピオンズシップもPKに沈んだ浦和。PKは運だけでは無い。そこまでの過程がPKを生み、これまでの経験がPKの勝敗をわける。トゥーリオと長谷部の動きを読んだ榎本は試合に勝ったのである。
【感想記】
朝7時には既に自由席を取ろうとたくさんのサポーターがつめかけていた。
入口で赤い紙を渡される。「サポーターの皆様へ 史上最大のスタンディングオベーション実施についてのお願い」単純に説明するとゴール裏に合わせて応援するということが書いてあった。
先日まで話題だった、エメルソンの怪我の状態如何では出場が危ぶまれるということだったが果たして。
マリノスサポーターは1割役6000人程度だろうか。アウェイ側に狭く押し込まれているような状態で位置していた。
この2戦ホーム&アウェイどちらも半分以上が浦和サポーターで埋まっていただろう。横浜はホームでもアウェイだったのではないだろうか。
第2戦のPKは横浜のキッカーにとって非常にやりづらい環境だっただろう。観ていてアジア杯の日本を観ているようだった。それだけおもしろかったということが。
浦和は天皇杯、2005年からのタイトル奪還へさらに力をつけることができるだろうか。来年からはさいたまダービーも加わってさいたまはさらに盛り上がるのかもしれない。
12月23日のさいたまパレードは胸をはって県民の笑顔に応え、Jを代表する燃えるようなプレーを見せてほしい。(初の浦和ホーム側観戦だったがめちゃめちゃ迫力があった。新潟は観た事ないけど一番かもしれない。たちの悪いサポも非常に多かった。)
なんども言うが浦和が嫌いなのでほんとうにマリノスがかってよかった。(マリノスサポでもないが)