サッカー先進国では特に選手の参加、不参加が代表の戦力を左右する大きな問題の一つになっている。今回はいつも危なっかしいプレイしかしない三都主は代表で使わなくてもいいのでは。またマリノスはJFL3位でリーグを終えたザスパ草津戦には中沢、松田は休養を取らせてもいいのではないだろうか。
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問題なのは、チャンピオンシップ(11日・埼玉ス)の影響で本来は12日の天皇杯5回戦がドイツ戦前日の15日に延期された横浜MのDF中沢、松田、そして浦和のDF三都主を選出。さらにスペインへの出発予定が同戦前だったFW大久保を招集したことだ。
横浜Mサイドは以前からドイツ戦に選手を招集しないよう日本協会に通達。大久保側も同様の打診を行っていた。だが、ジーコ監督は「青のユニホームを着たときはベストメンバーで恥をかくようなことはしたくない」と強行招集で自分の哲学を貫いた形だ。
“神様”は、W杯1次予選突破がかかった10月13日のオマーン戦前にMF山田暢(浦和)の招集を希望。しかし、「ブッフバルト監督からケガ人が出て山田を使いたいと言われ、重要な試合なのにクラブ側に譲歩した」と招集を見送った経緯まで明かした。
ジーコ監督は「(田嶋技術委員長とクラブは)お互い日本人なのでうまい解決をしてもらうしかない」とため息をついた。今年最後の国際試合を前に、またもいつもの招集をめぐる問題が起こってしまった。