読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

宿野かおる著「はるか」

2018-09-16 | や・ら・わ行

賢人は小さな頃、海岸で一人の少女と出会う。彼女の名は「はるか」。一瞬で鮮烈な印象を残した彼女を、賢人はいつしか好きになっていた。それから30年以上。長じて人工知能の研究者となった賢人は、ある画期的なAIを生み出す。AIの名は「HAL‐CA」。それは、世界を変えてしまうほどの発明だった。・・・

亡き者との再会は、東西を問わず古から伝承される、禁断の行為。はるかもまた類に漏れることなく、残された者のエゴのせいでイザナミとなり果ててしまったということか。プログラムは記録された会話から論理を抽出しプログラミングするように描かれますが、そんなのでAI作れるのかの疑問が残った。何をディープラーニングさせたのかは分からない説明不足の単語も解らずじまい。不満の残る小説でした。

2018年6月新潮社刊  


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