読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

柚月裕子著「チョウセンアサガオの咲く夏」

2023-02-11 | や・ら・わ行
11編の短編ミステリ集。美しい花には毒がある。献身的に母の介護を続ける娘の楽しみとは、代理ミュンヘハウゼン症候群・・・「表題作・チョウセンアサガオの咲く夏」
「佐方貞人」シリーズスピンオフ短編・・佐方検事の米崎地検刑事部の事務官増田陽二の話・・・「ヒーロー」。
瞽女の話が二つ・・・「泣き虫の鈴」「影にそう」。
パラオ・ペリリュー島で・・・ 「サクラ・サクラ」。
どっちがどっち・・・「お薬増やしておきますね」
異母兄弟・・・「初孫」
編集者に渡した原稿は・・・「原稿取り」
ネットで人気、猫顔に整形する・・・「愛しのルナ」
自分より男を選んだ母。それでも母は母・・・「泣く猫」
イヤミやハタ坊も登場・・・「黙れおそ松」。
長編小説の方が好きだが短編も
これはちょっとと思われるものや棘のあるものまでバラエティーに富んだグッと詰まった人間ドラマでした。個人的には瞽女の話が一番良かった。

2022年4月角川書店刊

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