それぞれの父母が再婚して即席「家族」となった二人の少女が新しい学校に転校して、新しい生活が始まった。その始まりの日々を、やさしく見つめる姉妹小説。
マキとフミは、できたてホヤホヤの「新米姉妹」。二人の心は、近づいたり離れたり、すれ違ったり衝突したりと・・・。
こんなふうにして、わたしたちは少しずつ家族になっていく。
母を亡くした小学四年生のフミ。親の離婚で苗字も2回も変え学校も変えなくてはならなかった六年生のマキ。
血のつながらない親子であるが故のこだわりやすれ違い感情表現の難しさなどと共に、母と父もマキとフミに気を遣い又どちらもお互いの元の配偶者にも気を遣っている複雑な感情があって微妙な感情を描くのが上手い。
思春期の難しい年頃の女の子は、親が扱うのが難しいのと同時に、自分が自分自身をどう扱っていいのか分からない年頃なんだなぁと。
仲直りの方法がいっぱい教えてもらえる感動小説です。
猫のゴエモン二世がギコチナイ家族の潤滑油だ。
「挨拶は大事だよ。『おはよう』とか『おやすみ』とか、『いただきます』とか『ごちそうさまでした』とか・・・ぜんぶ大切なものなんだ・・・ひとりぼっちだったら、挨拶をすることもされることもできないからだよ」(P251~P252)
2011年7月新潮社刊
マキとフミは、できたてホヤホヤの「新米姉妹」。二人の心は、近づいたり離れたり、すれ違ったり衝突したりと・・・。
こんなふうにして、わたしたちは少しずつ家族になっていく。
母を亡くした小学四年生のフミ。親の離婚で苗字も2回も変え学校も変えなくてはならなかった六年生のマキ。
血のつながらない親子であるが故のこだわりやすれ違い感情表現の難しさなどと共に、母と父もマキとフミに気を遣い又どちらもお互いの元の配偶者にも気を遣っている複雑な感情があって微妙な感情を描くのが上手い。
思春期の難しい年頃の女の子は、親が扱うのが難しいのと同時に、自分が自分自身をどう扱っていいのか分からない年頃なんだなぁと。
仲直りの方法がいっぱい教えてもらえる感動小説です。
猫のゴエモン二世がギコチナイ家族の潤滑油だ。
「挨拶は大事だよ。『おはよう』とか『おやすみ』とか、『いただきます』とか『ごちそうさまでした』とか・・・ぜんぶ大切なものなんだ・・・ひとりぼっちだったら、挨拶をすることもされることもできないからだよ」(P251~P252)
2011年7月新潮社刊
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