著者お得意の警察小説。
表題のTOKAGEとは警視庁捜査一課特殊犯捜査係の
覆面捜査部隊の俗称「トカゲ」のこと。
SITの新米隊員上野、その先輩に当る女性捜査員麻田和美の視点と
遊軍新聞記者湯浅の視点で事件が語られる。
大手銀行員3人を誘拐し身代金、10億円を要求した誘拐犯と、交渉窓口
となった銀行内で犯人から掛かってくる電話を仲介にしてSITとの
息詰る交渉のやり取りが始まった。
一方報道協定が結ばれる中、協定解除までに出来る限りの情報を
集めようと必死の取材を行う新聞記者の湯浅。
臨場感タップリに犯人とのやり取りの中で明らかになる合併前にあった
不良債権処理当時の銀行の裏の実態。
残念ながら前半早い時期に犯人の予想・想像は付いてしまったが
チームワークで頑張る「トカゲ」の面々の緊迫した息遣いが聴こえて
来そうで最後まで楽しめました。
朝日新聞出版 、2008年1月発行 1575円
表題のTOKAGEとは警視庁捜査一課特殊犯捜査係の
覆面捜査部隊の俗称「トカゲ」のこと。
SITの新米隊員上野、その先輩に当る女性捜査員麻田和美の視点と
遊軍新聞記者湯浅の視点で事件が語られる。
大手銀行員3人を誘拐し身代金、10億円を要求した誘拐犯と、交渉窓口
となった銀行内で犯人から掛かってくる電話を仲介にしてSITとの
息詰る交渉のやり取りが始まった。
一方報道協定が結ばれる中、協定解除までに出来る限りの情報を
集めようと必死の取材を行う新聞記者の湯浅。
臨場感タップリに犯人とのやり取りの中で明らかになる合併前にあった
不良債権処理当時の銀行の裏の実態。
残念ながら前半早い時期に犯人の予想・想像は付いてしまったが
チームワークで頑張る「トカゲ」の面々の緊迫した息遣いが聴こえて
来そうで最後まで楽しめました。
朝日新聞出版 、2008年1月発行 1575円