メランコリア

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「アフリカオニネズミ」が世界の地雷撤去に貢献@ビッグイシュー

2018-07-14 13:09:22 | 
【THE BIG ISSUE VOL.338】

ちょっと間が空いてしまったが「ビッグイシュー」を購入したら、表紙はベネディクト・カンバーバッチさんだった
なんだか、日本でゆったら長谷川博己さん的な雰囲気の俳優さん


【内容抜粋メモ】


爆薬に含まれる化合物TNTを嗅ぎ分け、東南アジアに埋まる地雷撲滅に貢献
1970~1990年代の戦争により、今も400~600万の地雷・不発弾が埋まるカンボジア
毎年200人以上が被害に遭う中、「アフリカオニネズミ」が世界7ヶ国で10万6000個もの地雷撤去に貢献している




ヒトなら4日かかるが、ネズミは20分
何十年にもわたる内戦と、国際的対立
隣接するベトナムの戦争で投下された爆弾は約2600万個

「クラスター爆弾」、地雷が今も埋まったままで、
地雷で手脚を失った人数はカンボジアが世界一


「クラスター爆弾」
大きな1つの爆弾の中に、数発~数百発の小さな爆弾が詰め込まれた兵器
爆撃機などから落とされ、地面にばらまかれる
やわらかい草むら等に落ちたものは「不発弾」として残る


「アフリカオニネズミ」の鋭い嗅覚、軽い体は地雷を爆発させない
ヒトが「金属探知器」で4日かける面積を「ヒーロー・ラット」は約20分で終わらせる
鉄くずなどに惑わされず、「探知器」にかからないプラスチック製爆弾も見つける


ネズミとチームの親密な信頼関係



ネズミたちが働くのは、「アンコールワット」があるスレイ・ヌーイ地区
ここは地雷などの残存物の脅威が何世代も放置され、経済的・社会的発展を今も妨げられている

取材したチームには14匹のネズミと、同人数のトレーナーがいた
ネズミは小さな銅輪を身につけ、爆薬を嗅ぎつけると、地面を引っ掻いてトレーナーに教える
「爆破チーム」は地雷を安全に破壊処理するという流れ

ネズミは9ヶ月間の訓練を受ける
夜行性で、暑い気候は好まないため、1日でもっとも涼しい時間帯に2~3時間働くのみ


●訓練を行うのは、非営利団体「APOPO」
これまで、タイ、ラオス、ベトナムなど7ヶ国で地雷除去活動をしてきた




「結核菌」も嗅ぎ分けるネズミ
ヒトの唾液に含まれる「結核菌」も嗅ぎ分ける訓練を受け、タンザニア、エチオピアなどでも活躍している

彼らの20年以上の活動により除去された地雷数は、約10万6000個、
結核と判明した患者数は、約1万2000人

「モザンビークは、2015年に地雷をすべて撤去したが、カンボジアも早く地雷のない国になるよう祈ります」

Amy Hetherington 筆


***


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