メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』 第18回 「愛の夢」

2019-06-02 13:48:33 | ドラマ

脚本:宮藤官九郎
音楽:大友良英
ナレーター:ビートたけし(噺) / 森山未來(語り)

【内容抜粋メモ】
四三は極東大会、東西対抗戦、富士登山競争、たて続けに出場し 日本中を駆け巡る
ヒモつきの足袋も出来る もう靴でよくない?

 



スヤは懐妊し、池部家に戻る

チョウタはボロボロで東京に帰ってきた

小梅は徳重というヤクザ者に惚れられ、男を作るたびに問い詰められ
相手は売れない芸人・チョウタだとウソをつく
清:話はつけるから、しばらくどこかに隠れてろ

 

 

小梅は美川と駆け落ちして、播磨屋に四三を訪ね
美川を四三に預けて、自分は徳重の所に戻るという

美川:絵描きになろうと思う 竹久夢二知ってる? これからは女性の時代っしょ
四三:オレは走ってばかりで家におらんけん 部屋を好きに使ってよか

  

シマも足袋を履いて、誰もいない早朝に走る練習をする
可愛い柴さんも一緒! 昔は野良犬も幸せだったかなあ 

「女子体育の歩み」 五りんに噺を任せる志ん生 


大正時代の美人と言えば「花顔柳腰」
花のような美しい顔+柳のように細い腰
色は白く、痩せて儚げなのが良しとされた(今とあまり変わらないね
芸者さんなどは「不細工になるから」と運動を禁止されていた/驚

半そで+短パンなんてもってのほか
袴+革靴+たすきがけ
チエ:動きづらいし、息も苦しい 


 

トクヨ:
和装には7つの罪がある
襟は十文字で締め付けられる
腰は袴でヒモまみれ
あんどんづつみ?
たすきをかければ猫背になる
腕を上げれば、腕が丸見え
帯は腹を締め付け、深い呼吸が出来ない
だから日本人女性は若くしてバタバタ死ぬんです!

(この頃の洋装も結構締め付けてたと思うけど

イギリスの名門 キングスフィールド体操専門学校に学んだトクヨはチュニックを奨励し、黒坂に発注する 
 

授業に「ダンス」をして永井が怒る
永井:授業? このハレンチな舞踊が?

「メイポールダンス」
ピアノに合わせて、無言で足並み揃えて、なんだかシュール 
 

トクヨ:
私は永井先生のスウェーデン体操を信じてきたが誤りでした
いかに偏った旧態依然の女性の体の特性を無視したものかと
英国仕込みの「メイポールダンス」を盆踊りとは! あなたはもう古い
子を産み、母となる体を作るために(結局そこかい

スヤは上京 チュニックを着てみてラクだと喜ぶ
スヤ:これは妊婦にもよかたい(誰もスヤの妊娠を知らない

美川:
四三は帰りません 数日前、秋葉という弟子が来て
この夏、下関~東京まで1200kmを走る計画を立て、夜遅くまで練習している
著書『ランニング』の講演会で全国行脚

とうとうキレるスヤ
スヤ:あの人はマラソンするためにうちと結婚したのだろうか? 

四三のぶ厚い日記を出して、感動したという美川
「スヤの夢を見た」と書いてある
 

 

ベルリンオリンピックで金メダルをとり、みんなで祝杯をあげる夢
ドイツ語で挨拶 妻にも感謝すると言うと洋装のスヤが出てきて紹介する
金メダルをその首にかける

「スヤの励ましと支援に応えるに金メダルよりふさわしきものなし
 この夢をいつか叶えん スヤと産まれてくる子のために」

スヤは納得して玉名に戻る
夜中に帰宅し、電車を追う四三
(昔の市電は夜、こんなに空いているのか/羨 
 

体調を気遣い、安産のお守りを渡す四三 

すっすっはっはっ」はもともと出産の呼吸法だったものね

大正8年4月28日 男児を出産 大正+明治で正明(まさあき)と命名

夏 四三と秋葉は下関⇔東京間1200kmを20日間で走破

イクエは実次に怒る
前の手紙の宛先が「イクエ・スヤ」→2通に分かれ→「イクエ・正明」になった
イクエの手紙には足袋の絵しかないww

黒坂に「ゴム底にしてくれ」と頼む四三
黒坂:その一線だけは越えられねえ 靴職人に足袋作ってもらえ!
四三:日本中探しても播磨屋に勝るシューズはなかです!

クルマのせいで東京は徐々に舗装されつつあった
 

(出たよ、自動車 これが出来る前は、市電とかでのんびりしてたのにねえ
 いつの間にか道はクルマのものになって、事故死が増えた クルマは便利な凶器

清:
ヤクザの女を寝取った男がのうのうと寄席に出てるんじゃ面目丸つぶれだ
ほとぼりが冷めるまで1年ほど東京から離れてなってこと 腐るなよ
三遊亭朝太は日本一の噺家になる

徳重が来て、「走れ!」と逃がす清
殴られる清 小円朝に許しを得るチョウタ 
 

噺の稽古をしろと言う美津子
志ん生:こいつはそういうわけで置いてるわけじゃないから 

大正8年 第一次世界大戦終結
四三は駅伝vsマラソン企画を立てる
日光~東京 130kmレース 生徒は駅伝、四三は1人で走る
四三:人間の持久力の限界に挑戦する

黒坂はとうとうゴムの足袋を作って渡す 
 

文部省の要請でアメリカ留学していたカニは激変
ティアドロップのグラサン×ひらひらブラウス フレディ?
みんな西洋かぶれと日本文化の融合でおかしなことになってるww 
 

カニ:女性は大臀筋の発育が盛ん 女であることに自信を持ちなさい
「私は女だ それがどうした かかってこいよ」とコール&レスポンスさせる

カノウのスタジアム建設計画
3~5万人を収容する競技場を神宮外苑に建設する
運動会もダンスもオリンピックもできる

 

四三は130km 20時間連続マラソンから戻る
駅伝には勝てなかったが完走
黒坂は足袋を見て「最後までもった 勝った!」

四三の言葉「もう、日本に走る道は無か」
 

カノウ宛にフランスから手紙が来た
クーベルタン男爵からの親書
1920年夏 8年ぶりにオリンピック開催のしらせに大喜び

おお、黒坂さん、本物! 

 

金栗に「これに勝るものなし」と言わしめた足袋
足袋にゴム草履をつけることで始まった播磨屋シューズ
その後、日本のマラソン選手に欠かせないものとなる 

 

谷口浩美さんは、播磨屋シューズを履き箱根駅伝で3年連続区間賞をとった 

 

谷口:
今から40年前 全国の陸上界のシェアは播磨屋さんがとってたのではないか 
私たち選手はただ走ることだけなので、身の回りの技術的なこととかは
お願いするしかないので、お願いを聞いてくれたという播磨屋の黒坂さんはすごいと思う

今はなき播磨屋 靴づくりは孫の代まで継承された 
 

黒坂辛作さんの孫・與田一さん: 
選手一人ひとりみんな違いますからね 走り方も、靴の硬さも
選手に合わせた硬さの靴を作って いろんな選手がうちに来られました

(アベベって裸足で走ったことで有名では? 

 

大塚に「金栗足袋発祥之地」なんて碑があるのかあ/驚
言われないと誰も分からない感じなのが寂しい
そういう埋もれている歴史はたくさんあるんだろうな 

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