メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『ホメオパシーセルフケアBOOK』

2012-05-06 15:18:20 | 
ホメオパシーセルフケアBOOK 自然治癒力を引き出し、ココロとカラダを癒す(新星出版社)
中村裕恵/監修

リラクセーション・ミュージックのライナーノートで知った単語を、図書館で検索してヒットした本を借りてみた。
考え方としては、中医に近いかも。でも、日本じゃまだまだ全然知られていないから、
レメディも手に入らなそうだし、治療を受けられる機関も少なそうだし、漢方よりさらに高額そう

「類をもって類を癒す」て原理は、インフルや花粉症治療に、わざわざ微量のウイルスや花粉を注射して治すってやり方にも通じるよね?
かなり昔からあって、研究され続けてきたんだから、効果は期待できそうな感じ。
でも、日本ではなぜか「西洋薬さえ飲んでいれば大丈夫」「手術すれば治る」って信じきってる医師&患者が根強くいるから、
やっぱりこうゆうのも認可されて、一般に普及するまでには相当時間と努力が必要なんだろうなぁ・・・

何度も再発したり、何年も同じクスリを飲み続けたり、副作用に苦んでいる時点で、もう医療とは言えない気がするんだけど
なぜか、どんな医者でも「先生、先生」て呼んで、人となりも知らずに「偉い人」て有難がってしまう人も多いし。
そういう自分も、そんな対症療法に頼らざるを得ない状況だけど、
根本治療、自然治癒力との融合がもっと進めばいいのになあ!

本書では、まず「ホメオパシーとは何ぞや?」から始まって、専門用語の説明、レメディの製造方法、
イギリス、ドイツ、フランスでのホメオパシー普及事情、日本での歴史のほか、
よく使われるレメディ・ガイド、身近な症状に自分で使う場合の症例とレメディの説明などが書いてあった。

とにかく、なにもかも初耳すぎてよく分からない部分だらけだけど、
多様な「セルフケア」から自分に合ったものをいろいろ選べるほうがいいよね。



【本文抜粋】

・現代の病気は、公害、環境汚染、ストレス、心理的問題などの要因が加わって起こるので、治療法も変わらなければならない。
・病気とは、身体の防御システムがホモトキシン(同種毒物)と闘っている状態だから、ホモトキシンに対抗するホメオパシーの活性成分を複合したクスリを摂取することにより、自然なバランスを取り戻せる。

イギリス
・エリザベス女王の健康の秘訣はホメオパシーだとも言われている。
・精神的に閉じ込められた人に効果があるベルリンの壁から作ったレメディなどもある/驚
・ペットから、ベッカム、マドンナなどの有名人まで幅広く使われている。
・欧米では以前から多くの獣医がホメオパシーを使用。飼い主へのインフォームドコンセントは欠かせない。
・ペットも現代人と同様の病気になる今、人間の医療よりも規制が少ない分、意外に早く広まるかもしれない。

・大切な3つのステップ。
①正確で精密なケーステイキング(患者の状態の把握)
②現代医療・代替医療など数多くの治療法から最も適切な選択をすること
③選んだ治療をどのように行うかを決めること。


フランス
フランスは世界最大のホメオパシー製剤生産国。保険適用のホメオパシー医も多い。
ユニシスト?:患者さんの症状の全体像にもっとも類似したレメディを見つけること。


<生活習慣を見直す>
心の不調を解決しない限りは何も変わらない
あるホメオパスが「健康の基礎は自然と調和して生きること」と語った。
自分が作った不調和の原因を知り、調和のとれた身体づくりを心がけることが必要。
健康時はもちろん、不調な時こそ、ライフスタイルを見直して、悪い生活習慣を改める必要がある。


ホメオパシーの原理
1.類似の法則:
類をもって類を癒す。病気とは、魂と心と体のアンバランス。
医学の父と呼ばれたヒポクラテスは「同種の物によって病気は作られ、同種の物を用いる事で病気は癒される」と書き記している。
→ハーネマンに引き継がれた。
2.極微量投与の法則:
「非常に薄く希釈された物質」と「振とう」によって作る。
3.ホリスティック医療:
人を部分でなく全人体的(ホリスティック)に診ること。
肉体的な健康だけでなく、「物事に対して明るい見方ができるようになった」など精神状態の改善の報告も多い。
→対する現代医療のことを「アロパシー(対症療法)」と呼ぶ。


サミュエル・ハーネマン(ホメオパシーの創始者)
・すべての生命の機能を働かせているのは、ただ一つの無形の存在(バイタルフォース)だけである
 東洋では「気」、インドでは「プラーナ」、ギリシャでは「プネウマ」と呼ばれる生命エネルギーに通じる。
・人は同じ刺激に大して、それぞれ違う反応をする。置かれている環境の違い、祖先から受け継いだ遺伝的なものが影響している(マヤズム)=感受性と呼ぶ
 バイタルフォースが強い丈夫な人は病原菌を取り込んでも、攻撃に速く反応しバランスを保つことで病気にならないが
 病気にかかりやすい、慢性の症状を抱えている人は、バイタルフォースが弱いために感受性が高まって病気になりやすくなる

彼は75歳で妻を失って、80歳で45歳下のフランス人女性と恋に落ちて結婚したんだって/驚


レメディ
・植物、鉱物、動物、細菌など、自然界にあるすべての物がレメディの原材料になり得る。
・形態は、粒を中心に、液体、座薬、クリームなど多様。
・昔はシングル・レメディ(1本700円くらい)→今はコンビネーション・レメディも広まっている。
・フラワーエッセンス:花のエネルギーを伝えた水から作られ、心にやさしく働きかける

ホモトキシコロジー?=進化したホメオロジー

・症状は、心から体へ、上から下へ、内側から外側へと移動する=バイタルフォースが働いて治療へ向かっている証拠
・慢性的な症状は、長い時間をかけてバイタルフォースが乱れた結果。マヤズムも関連している可能性もあるので、自己判断でのレメディ処方は避ける。
・問診は2~3時間、質問は心身の状態だけじゃなく、現在から過去、生まれる前にまでさかのぼる!(祖先の遺伝てことか?
・再診は1週間~10日ほどあけて、30分ほどで終わる。カウンセリング料は初診が5000円、再診1000円、レメディも1回が500円など(日本での一例


日本での歴史
・明治末期~大正にかけてすでに行われていた。
・慈恵医大の津田亨医師は、ホメオパシーの普及に努めた最初の日本人。
・平成10年には日本ホメオパシー医学会が設立。最近はようやく医師の間にもホメオパシーが認知されつつあるが、まだ夜が明けたばかり。
・現代医療で難しい場合の代替療法。従来の医療では治せない慢性病が蔓延する現代においては期待大。
・レメディは医薬品として厚生労働省に認可されていないが、すでにホメオパシー専門医の育成が始まっている。


4大体質分類
カーボニック・サルファリック・フォスフォリック(←わたしはコレに近いかも)・フルオリック
フォスフォリック:背が高い、細い、不完全な歯並び、神経質、消耗性疾患、慢性疲労など

気質分類だと「ナト・ムール気質」に近いかも↓↓↓
責任感のある完璧主義者。
感じやすく、過去の深い悲しみを気に病みながら、誰にも話さずに内部にためこみ、一人でいることを楽しむ。


<レメディ取扱店>
表参道、桜木町、立川、心斎橋など


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