メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

映画『青春怪談』(1955)

2024-09-06 14:49:00 | 映画
監督:市川崑

出演
奥村鉄也:山村聰
奥村千春:北原三枝 娘
奥村家・婆や:北林谷栄
宇都宮蝶子:轟夕起子
宇都宮慎一:三橋達也 息子
船越トミ:山根寿子
芸者・筆駒:瑳峨三智子
シンデ(藤谷新子):芦川いづみ
ほか









日活プラス対象作品

久々、クスっと笑える娯楽作品だった
天真爛漫で子どものような母役の轟夕起子の演技がカワイイ


【内容抜粋メモ】
ジャズをBGMにした男女の横顔の影絵のオープニング

時計の歯車を見ている奥村鉄也
宇都宮蝶子が訪ねてくる
婆やは話を盗み聞くのが趣味

息子の慎一がお世話になっていると何度も頭を下げて
なんでも洋風な家を愚痴る

シンイチがケチなのを褒めるテツヤ
娘・チハルはバレエに夢中で世界で活躍するのが夢
シンイチとチハルをくっつけたいチョウコ

大雨が降り、ばあやのつくった和食を食べていくチョウコ
テツヤ:シンイチくんは美男子すぎる



札束を数えてるシンイチ
金を貸して、経営のムダ、人情を省く忠告をする

昔の地下鉄も混んでるなあ
チハルがシンデを連れて来る
孤独な親同士を結びつけようと話し合う










船越トミが仕事の約束でテツヤと出ていく
物件を内見し、金の相談をするが目当てはシンイチ

シンイチ:
ぜひ30万ばかり共同出資をさせてもらいます
利益は折半で あなたはマダムとして働いて歩合が入る

夫は戦死して、金貸しをしていたトミ
誘惑する間もなくほかを周るシンイチ

手際よく料理するシンイチ
ジューサーミキサーで青汁みたいのをつくって出す
たしかになにもかも洋風な家だな
薄いトーストにバター塗るってイギリス風

奥村家の和式とテツヤを褒めるチョウコ
チョウコ:私は不器用だらけ
シンイチ:ママはママでいいんですよ
チョウコ:昨日借りた傘を今日返そうと思うの♪

トミがお礼だといって家まで押しかける
チョウコを姉かと思ったと褒め上げる
高そうな果物を持って来るが、チョウコはそのまま奥村に持っていくw

チハルが出てきて、父が留守だというと残念がるチョウコを海岸に誘う
鵠沼海岸か?

チハル:
私が生まれて10日目で母が亡くなった
おばさま、私のお母さまになってください
パパのお嫁さんよ
私が独立したら、パパ一人ぼっちで可哀想よ
パパもおばさまのように天真爛漫な女性が大好きよ



パチンコ屋に来るシンイチ
芸者・筆駒としるこを食べる

筆駒:
芸者をやめようと思う
男が50万までなら出すと言ってる

シンイチはパチンコ屋になればどれだけ儲かるか数字を並べて熱心にすすめる
筆駒もシンイチを誘惑しようとする









チハルはチョウコをどう思うか父に聞く
テツヤ:私はバカな女のほうが尊敬する
チハル:おばさまと結婚してちょうだいよ
テツヤ:それは困る 結婚はあんたの問題なんだ

バレエレッスン
先生に叱られる
先生:失恋でもしたんじゃない?
(北原さんはバレエをやったことがあるのかなあ?









シンデが慰める
チハルはミエコの代役をする
シンデ:ミエコはお姉さまが失敗するたびに冷笑するのよ

1人残ってレッスンを続けるチハル

シンデ:
この頃とっても冷たい
シンイチさんと毎日会ってる 私を嫌いになったんでしょ?

チハル:あれ以来会ってない



トミはシンイチをくどいている
シンイチ:パチンコ屋を芸者が買ってくれることになっている
トミ:今夜は帰しませんから!

妙な効果音が鳴ってる・・・
トミは酔っぱらって倒れる

筆駒は易者に言われてシンイチとの結婚を諦めて
パチンコ屋を半分の15万円で買いたいともちかける



チハルとお茶するシンイチ
シンイチ:ボクは君が一番好きだ
♪ラヴィ・アン・ローズ が流れてる

トミの店の2階にあがる
チハルがチョウコに父との縁談話をしたと明かす
シンイチ:着物を買ったりしてたのは恋愛中なんだ
シンイチは計算式みたいにノートに関係を書く

シンイチ:君と結婚するのは合理的だ

チハル:今さら恋愛するヒマはない
バレエの公演後の5月に結婚しようと話し合ってると
トミが来て、激怒する



チョウコは夫の墓参りして、好きな男ができたと告白する
チョウコ:絶対反対ならなんとか言ってちょうだい え、構わない? 嬉しい!

テツヤも妻の命日できてる

テツヤ:
シンイチとチハルの仲はちょっと変わってる
今どきの若者は恋愛などバカらしいのかもしれない

チョウコ:私は美しい恋愛を知らずに結婚してしまった

家でノーメイクで抜け殻になっている母を見て、シンイチは心配する

チハル:パパはズルい! おばさま死んでしまうわ
テツヤ:こないだ多摩墓地で会ったが、、、
シンイチ:嫌われたと思ったんだ

テツヤ:
私は結婚する資格がない 徹底した個人主義者です
しばらく香港へ行く



シンイチとチハルは神社に結婚式の予約をする

パチンコ屋で当たる台は細工してる!
プロが来て、ものすごい玉を出していく
女性店員が内緒で台を細工していたのが分かる

トミ:パチンコ屋を潰されるくらいじゃ済まないわよ!

「チハルは女性ではありません」という妙な手紙が届く



シンイチがバレエ教室に来る
新聞に三角関係のスキャンダルが載っている
先生:インチキに決まってるが、今度の公演はやめて、秋にはもっといい役あげるから

トミはなにかの事件に巻き込まれて刑事が連行していく



シンイチ:
チハルさんは本当に女でしょうか?
女として見たことがない
女らしくないところが好き
シンデレラという女を大変可愛がっている

テツヤ:チハルを信じるほかない
2人で考えこむw



浅草でチョウコと待ち合わせ、タクシーに両親を押し込んで百花園に送りだす


白鳥の湖@日比谷公会堂
チハルの役はミエコがやってる

シンデは喀血して入院している
見舞いに来ると、泣いている

シンデ:
シンイチさんと結婚するのが一番いい
お姉さまが女じゃないと手紙を書いた








百花園を散策するテツヤとチョウコ
チョウコは諦めて池に入っていく
テツヤ:こんな浅い池で死ぬことはできません!(w

チョウコは泣き出し、テツヤも観念する
テツヤ:結婚いたしましょう
倒れたチョウコを慌てて支えるw









チハル:
私たちの結婚を解消してほしい
シンデが入院している
人を1人殺した気がした
変な手紙のこと許してね
私は一生バレエをやってシンデと暮らしていく

シンイチ:彼女の病気が治るまで延期しよう

結婚式
シンイチと結婚するつもりで予約した神社で式を挙げるテツヤとチョウコ

トミ:絶対そんなマネはさせないよ!
新聞に記事を出したのはトミ
親の結婚式だと分かって謝るトミ

明治神宮か!
みんなで写真撮影して、タクシーに押し込む

最後もビジネスっぽい会話をして別れる2人



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