「女子大生の日 3人の女性科学者」＠ビッグイシュー vol.375

・「オフグリッドな暮らし」＠ビッグイシュー



【内容抜粋メモ】


■女子大生の日　3人の女性科学者＠池内了の市民科学メガネ
8月16日は女子大生の日

昔は医学部の入試に女性差別をしていた大学が多くあった
帝国大学には女性が入学できず
女子師範学校か私立大学にしか進むことができなかった
そこには大学院がなく女性が科学者になる道は閉ざされていた

1913年　東北帝大が女子学生にも門戸を開いた
その時、化学科に２人、数学科に１人、合計3人の女性が合格した（たった３人！
その合格発表の日が8月16日

アインシュタインや寺田寅彦ですら
女性の能力を疑う科学者も大勢いた時代だった


丹下ウメは幼い頃に右目を失明したが40歳で東北帝国大学化学部に入学
アメリカに留学し、 PhD(博士号) を授与されたのは54歳の時

帰国後、東京帝国大学から日本人女性として２人目の
農学博士の学位を得たのは67歳


女性で農学博士第1号を授与されたのは辻村みちよ
44歳の時、緑茶のカテキンの発見をした


黒田チカは29歳で東北帝国大学に入学
ムラサキツユクサから紫色の色素
紅花から赤の色素を抽出するという素晴らしい業績をあげた

1929年　45歳の時に女性理学博士第2号を授与された
玉ねぎに含まれるケルセチンに血圧降下作用があることを発見
その物語は「タマネギおばさん」として NHK で放映された


女性の理学博士の第1号は保井コノ
日本産石炭の構造の研究で47歳で学位が授与された


（まだまだノーベル賞などでも選ばれるのは男性ばかりで
　同じ教育を受けて、才能が溢れていても
　なかなか男女比はなくならないねえ



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