メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

ドラマW『誘拐』(2009)

2014-08-28 14:06:23 | ドラマ
ドラマW(WOWOW)『誘拐』(2009)
原作:五十嵐貴久 監督:小林義則
出演:三上博史、西島秀俊、中越典子、和田聰宏、三吉彩花、小須田康人、金澤美穂、森下哲夫、中根徹、須永慶、上田益 ほか

story(ネタバレ注意
会社の人員削減をする担当になった秋月孝介は、家族ぐるみで仲が良かった葛原をリストラしたことで、葛原は一家心中を図る。
娘のカズハだけが生き残ったが、重体で心臓移植が必要な状態。
父親を尊敬し大好きだった秋月の娘・ヒロミは、事情を知ってショックを受け、マンションから投身自殺してしまった。

しばらくして、秋月は、同じくリストラした元経理の純子に、架空取引で横領していたことを知っていると話した上で
「500万円で君を雇いたい」と、ある壮大な計画に協力させる。
それは、佐山総理大臣が溺愛している孫娘・ユリの誘拐だった。

佐山は、歴史的な日韓友好条約締結のために韓国大統領来日まであと4日と迫り準備で多忙だったが、
秋月は「クルマに爆弾を仕掛けた」と、都内各所に電話をする。「真に受けるのは300人中1人いればいい」

韓国大統領来日の警備で都内の警察官の8割が出払っている状況で、「条約を中止することが条件だ」と言う犯人に、
北の特殊工作員の仕業か?、相手は組織的だ、と憶測が飛び交う。

そして、ユリが誘拐されたことを知って愕然とする佐山。「極秘に捜査するんだっ!」

 

捜査一課の星野警部(西島)は、上司の荒巻が保身から「自分は大統領の警護で手一杯だからお前に任せる」と命令される。
星野は「誘拐には警官5000人、最低2000人は必要です!」(それでも多いんだなあ/驚)と言うがムリだと一蹴される。

犯人は活動資金として30億円を要求。星野の分析では、
誘拐は、身代金の受け渡し時が最大の逮捕のチャンスです。たとえ最悪の結果になっても、総理には同情票が集まるでしょう。
 しかし本当に北の仕業でしょうか? 総理は国内にも敵が多い」

 

佐山「一体、目的は何なんだ!」

星野「絶望の代償。もう失うものはないという絶望の淵で引き起こされる犯罪があります。
   犯人には、もう失うものなどなく、かといって欲しいものすらない」


そこに突然ユリを解放したというメールが届く。
佐山は安心して条約に調印するが、ユリのポケットに入っていたメモの指示を見て震える。メモは公表せず焼却してしまう。
佐山は、突然、記者会見を開いて「トキワ銀行には不正融資の疑惑がある」と発表する。
ニュースを受けて「金融パニック」が起き、トキワ銀行の株は暴落する。

 

星野「さあ、これからが本番だ」

 


墓参りをしに来たユリと、総理を辞任した佐山は、秋月に偶然出くわす。

佐山「ユリとはどういった?」
秋月「ユリちゃんは私の命の恩人なんです」

佐山「そうですか。実は私もユリにはいろいろ教えられました。人の命も、幸せも金では買えない。
   あなたはどう思いますか?」

秋月「私には分かりません。ただ、一つだけ言わせていただければ、この国は今、あなたが思うほど逞しくはない。
   本当に大切なものを守るためには、お金も無力だということに、みんなもう気づいてるんじゃないでしょうか?




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『聖(セイント)☆おにいさん 1~5巻』(講談社)

2014-08-28 12:44:18 | マンガ&アニメ
『聖(セイント)☆おにいさん 1~5巻』(講談社)
中村光/著

なぜに今ごろ?とお思いでしょうが、なにせ自分時間で生きているため、その辺はご了承ください
書店に1巻目が平積みされていた時、ふと手にして数ページ読んでから、すっかり気に入りつつも、
「マンガを買う」という行為自体やめてしまったため、気になりつつそのままにしていたら、なんと図書館で発見/驚
しかも、最初のほうは予約数も少ないから、すぐに借りられたv

まず、絵がキレイ。2人とも下北なんかにいそうな親近感あふれるイケメンに描かれているしv
まず、2人がバカンスを過ごそうとして選んだ土地が「立川」ってチョイスが渋いw

笑いながら読んでいるうちに、なにげにキリスト教と仏教の勉強にもなるv
身近になりすぎて元ネタを知らない「盆踊り」や「バレンタイン」等々の裏知識も書いてあるし、
真偽のほどは分からないが、有名な史実が「あれは、実はこーゆーことだったんだよ!」「えーそうなの」ってギャグもいちいち面白い

それぞれ宗派、お国の習慣は違えど、愛、慈悲のココロは一緒
でも、イエスの弟子たちは「パネエ!」て話し方や軽いノリ、「ネトゲ」にハマってたりして、現代日本にドップリ浸かっちゃってるのも可笑しい。
一方、ブッダの一番弟子のアナンダの度を越した崇拝っぷりもギャップになってる。

そして、イエスの聖痕や父(神)の話をすっかり勘違いして、どこぞの有力な組長の息子だと思いこんでいる極道の夫婦にいちいち誤解されるのも笑えるww

 
なにか辛いこと、キツいことがあると、すぐ血があふれてしまうイエスの聖痕

うらやましいのは、ブッダの周りには、いつもたくさんの動物たちが寄ってくること
でも、本人は「一度でいいから、猫にフーーーッ!とかって言われてみたい」と憧れているw
 
「お腹が空いてる」ってゆったら、自分を食べてくれとお皿に乗るにゃんこ

(6巻以降は、急に予約数が増えて、何週間待ちになるのやら???
 レンタル屋でマンガを借りたことはないけど、一度やってみようかな。
 ちなみに6巻だけは、近所のBOOK-OFF で100円コーナーにあった。他は360円。
 買うと、また部屋のスペースが減るのでNG。


【内容抜粋メモ】
聖☆おにいさん(1)


 
初めてのジェットコースターが怖すぎて無になるブッダ/ブログが趣味のイエス


聖☆おにいさん(2)



 
xmasにその身を捧げにくる七面鳥/クレーンゲームで当てたグッズに「カンダタ」と名付ける


聖☆おにいさん(3)


 
ファミレスの冷房がきつすぎて・・・/念願の旅行に行って卓球をやったら千手観音に変身


聖☆おにいさん(4)


 
映画館で気を抜くと螺髪が防寒着代わりに/盆踊りには未練があって成仏しない霊もいる


聖☆おにいさん(5)


 
イケメンのアナンダ(一番弟子)はブッダが大好き/初めて乗った自転車

 
ブッダの愛馬カンタカは自転車に対抗/初めて来た渋谷で糞掃衣(古着)を買いに


その他にも笑ったのは・・・
 

 
マーラは、鍋の灰汁抜きの話で「悪」と勘違いして泣いて帰っちゃうシーンとか/爆

 


きっと、本気の信者さんたちだって、こんなユーモアなら笑って許してくれる・・・よね?

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