メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

2007-02-01 19:30:07 | lyrics
高い、高い壁を延ばした奥に秘めた
キミの柔らかい魂に
暖かい 暖かい 火をかざそう

固く閉ざして何十年にもなる箱の中で
小さく丸まって震えている
傷ついた子どもに

ほら

どこまで行っても落ちない
大空を飛びつづける紙ひこうきをあげるよ

ほら

どこまで描いても絶対なくならない
赤いクレヨンをあげるよ
好きな絵を描いてみてほしい

太陽を浴びて左右に揺れる枝とか
レースカーテンの垂れた窓とか
庭を元気に駆けまわる子犬とか
なにか、キミがほんとうに好きなものだけを


高い塀の向こうまで聴こえるように
わたしは毎日キミの玄関先に歌を届けよう
生真面目な新聞配達人くらい
毎日届けるよ
幸いわたしには 腕いっぱいに抱えきれないほどの
たくさんの歌があるので

そうして、ある気持ちよく晴れた朝なんかに
そんな歌声が聞こえたら
塀の向こうで自転車なんかをこいでるその子に
キミの口からこう伝えてほしい

(わたしはわたしの魂をゆるすから)
(キミよ もっともっと)
(自由であれ)
(ハッピーであれ)


コメント