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メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

はじめの四年間 岩波少年文庫 3035 ローラ・インガルス・ワイルダー/作 岩波書店

2025-04-14 16:52:46 | 
1975年初版 1991年 第27刷 鈴木哲子/訳 ガース・ウィリアムズ/挿絵

「作家別」カテゴリー内「ローラ・インガルス・ワイルダー」に追加します

「わが家への道」を先に読んでしまったから
本書がローラ物語の最後となるため、とても寂しい

農家には嫁ぎたくないと思っているローラを説得して結婚したアルマンゾは
小麦を収穫して売れば3000ドル手に入る予定で、いろんな機械などを買って
家を建てた借金500ドルもあるのに、あられなどの影響でまったく計算が狂ってしまった

農業はたしかに自分の思う通りに働くことができるけれども
天候や収穫に左右されるリスクが大きいことが分かる

ジフテリアにかかって、前のようにムリがきかなくなり
体が資本の労働がさらに困難になるアルマンゾ/汗
途方もなく広大な土地と闘うヒトの小ささを痛感する

ローラはローズを出産
まだ実家が近くだから父母の助けを得ることができて良かったけれども
その後、家族はまた西部への旅に出ることになる


【内容抜粋メモ】

登場人物

インガルス家
父チャールズ
母キャロライン
長女メアリー
次女ローラ
三女キャリー
四女グレイス

ワイルダー家
長男ローヤル
次男アルマンゾ(マンリー) ローラと結婚 娘ローズ



紹介のことば ロージャー・リー・マクブライド
これはローラとアルマンゾの結婚後の最初の4年間の物語
ローラの書類の中から原稿が発見された
これまでのシリーズのように手を入れなかったので、語り方が異なっている

ローズは1965年、78歳で戦地の特派員としてベトナムへ派遣された!

世界旅行に出発する1週間前に、30年間住み慣れたコネティカット州ダンベリーの家で
81歳の時、心臓が突然止まった(理想的な死に方だな

ローラたちが住んだ「ビッグ・レッド・アップル 大きな赤いりんごの土地」
アルマンゾが建てた家に、ローラは「ロッキー・リッジ・ファーム 岩尾根農場」と名付けた



■第1章 最初の一年
アルマンゾがローラに早めに結婚式を挙げないかと相談する場面から始まる
姉が盛大な結婚式を準備して母と来る前に挙げたいから

ローラは貧しく、苦労が多いお百姓さんとは結婚しないと決めていたと明かす

ローラ:
町の人がラクに暮らして、私たちからお金を儲けているのに
私はいつも貧乏して一生懸命働くなんてイヤなの

アルマンゾ:
百姓以外に独立している者はいない
僕は50エーカーの小麦畑を持ってる
君が来てくれるなら、来年はもう50エーカー種まきするよ
3年間試してみて、それでも成功しなかったら、農業をきっぱりやめて
何でも君の好きなことをやると約束する

マンリーの家族は東ミネソタで裕福な生活をしている
(大規模農業と牧場経営で成功したのかな?
父チャールズは160エーカーの土地を開墾したっていうのもスゴイ広さだな/驚

2人はブラウン牧師、娘アイダと婚約者の前で式を挙げる
いろいろ忙しいローラを隣りの農場のお手伝い娘ハティー・ジョンソンが手伝う

ローラは今まで百姓の娘というより、開拓者の娘だった

脱穀を手伝いに来た大勢の男たちに初めて1人で料理をふるまうが
テンパりすぎて、豆は硬すぎて、パイは砂糖を入れるのを忘れてしまう
(今なら寿司でも頼んで出せばいいけど、全部自分で作らなきゃならないってプレッシャーはすごいな/汗









日照りが続き、小麦の値段は安かった
それでも、日曜はいつも2人で馬車ドライブをしてラブラブ

マンリーはローラの乗馬用にポニーを買ってくる!
ローラはトリクシーと名付けて、カタログで鞍を注文する
(今のAmazonと同じ仕組みがもうあったのはビックリ 広大なアメリカならでは

道の向かい側に住むオール・ラーセンさんは
なんでも借りに来て、あまり礼儀を知らないタイプ/汗

ローラは教師をした給料で子馬を1頭買う
アルマンゾはうまく育てれば2倍の値段で売れると教えた



マンリーがいない時に5人のインディアンがやって来て
家畜や鞍などを物色しはじめ、ローラの腕に触れた瞬間に平手打ち!
「わたしのスクオー(妻)になるか?」と聞かれて断る









「大吹雪」
目の前も見えないほどの猛吹雪が三日三晩続く
出かけ先で吹雪に遭った男が凍死体で発見された↓↓↓
家畜も川に落ちて凍死し、持ち主たちは焼き印を見て、皮を持ち帰った

インガルス家、ボースト家とともに休日を過ごす

2月はローラの19歳の誕生日(まだ19歳!?
1週間後がマンリーの29歳の誕生日
互いにプレゼントを贈り合う



ローラは妊娠して、卒倒して寝込み、母に来てもらう
食事も出来ず、料理の匂いだけで吐き気をもよおす

小麦が実れば3000ドルになる計算で、新しい農具を買ったり
家を建てた時の借金も返せるはずだったが、急にあられの嵐に見舞われて全滅する

アルマンゾはいろんな手形を出してやりくりし、2人は自作農場の小屋に引っ越す




■第2章 第2年目
1886年 ローラはローズを出産
医者、クスリ、手伝いへの礼金で100ドルが消えた

アルマンゾは美しい時計を買って帰る
借金がたくさんあるのに、相当な楽天家だな/汗

ボーストさんは、自分たちには子どもが出来ないから
ローズをくれたら、一番いい馬をあげると持ち掛ける
(ええっ!? 馬と子どもを交換って、どーゆーこと???


「4月に大吹雪」
またもや旅人が死ぬような吹雪

犬のシェップはローズに馴染めず、姿を消してしまう/汗
その後、セントバーナードの黒い犬がやって来て、ネロと名付けて家族に向かえる

穀類の収穫の量は予想よりはるかに下回った




■第3章 第3年目
いとこのピーターが来て、近所のホワイトヘッド家で働く

ローラはジフテリアにかかり、アルマンゾにも伝染る
ローズはチャールズらに預けられる

アルマンゾはムリをして動きすぎた過労から体にマヒが残る
自作農場は売り払われ、2人はまた樹木農地の家に戻る

ホワイトヘッドさんがヒツジ100頭を売りたいと申し出て、安く買い取る(規模がデカい/驚
ピーターは2人と同居し、ヒツジの世話をする

3日間、熱風が続く
穀物はすっかり乾燥してしなびてしまった













■第4章 恵みの年

アルマンゾ:
豊作が1回あれば、僕たちは大丈夫なんだ
もう1年やってみようよ 来年は豊作かもしれないぞ
(農業ってギャンブルに近いんだな/汗

ローラはまた妊娠

今度は猛烈な強風
大草原では火事がおきる
近くの家畜小屋は焼け、家畜も焼死する↓↓↓
種は吹き飛ばされたが、ヒツジの毛は売れた

ローラは農場も家畜も臭い子羊も、料理もキライ
マンリーが何と言おうと、百姓は下にいるハエなのだと絶望する

1週間、熱風が続き、小麦もカラス麦も枯れてしまい
植えた樹木も絶望的となった

旋風が干し草の山も持ち去っていく
そして、生まれたばかりの息子は3週間ほどで急死してしまう・・・



それでもローラは毎日の家事、育児、農業の仕事の手伝いに追われる
台所が出火し、屋根まで焼いてしまう
(うまくいかないことって続くよね/汗










アルマンゾがずっと繰り返し言っていた言葉

“富める者は氷を夏持ち、貧しき者は冬これを得る”

世の中は公平にできているという教訓だけれども
2人の努力は結局成功しなかった




訳者あとがき
本書は著者が記録として残したものを、補筆せずそのまま出版したと言っている

開拓精神と農業とには強い結びつきがある
それは土地に対する愛情と「どうしようもない」楽天主義であること

挿絵を描いたウィリアムズさんの手紙:
世界中の人たちが、人間はみな同じなのだということに気づくのも
そう遠くはないしょう

そうハッキリ悟る時、私たちは今よりずっと賢く、互いにもっと親しみを持ち
もっと親切になるようにと祈っています



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この楽しき日々 下 岩波少年文庫 3034 ローラ・インガルス・ワイルダー/作 岩波書店

2025-04-11 15:17:18 | 
1974年初版 1990年 第26刷 鈴木哲子/訳 ガース・ウィリアムズ/挿絵

「作家別」カテゴリー内「ローラ・インガルス・ワイルダー」に追加します


ついこないだまで少女だったのに、もう結婚て、早いなあ
家族と別れて、自立する場面では、3月末に読んだせいもあるけど
自分が就職した時のことを思い出して感慨深かった

アメリカは広大だし、馬車で移動していたこの時代は
別の州に住むのは、今生の別れに近い離別感だったことだろう

ローラがちゃんと教師として自立したのも
両親の愛あふれる教育があったからだな


【内容抜粋メモ】

登場人物

インガルス家
父チャールズ
母キャロライン
長女メアリー 16歳
次女ローラ 15歳
三女キャリー 10歳
四女グレイス

ワイルダー家
長男ローヤル
次男アルマンゾ 25歳

キャップ・ガーランド 町の青年 25歳
アイダ・ブラウン ブラウン牧師夫妻が孤児院から養女にした
メリー・パオワー 町の仕立て屋の娘
ネリー・オルソン ニューヨークから来たクラスの嫌われ者
フローレンス・ウィルキンズ 教師になる夢をもつ生徒




「ペリー学校」
ウィリアムズ氏はローラに教員免許状を渡して
3か月教えるのに25ドル/月支払うことが決まる
教える子どもはたった3人
父はローラの給料と合わせてメアリーのためのオルガンを買う

父:
立派な羽毛が立派な鳥をつくると言われているが
そんな立派な羽毛を育てるのは立派な鳥なんだ

アルマンゾは毎日曜日、ローラを馬車ドライブに誘う











アルマンゾはローラとネリーの仲が悪いのを知らずにネリーも誘う
ローラは意地悪なネリーに馬をしかけて怖がらせる
(ローラにはこういうユニークな一面もあるよね

メアリーは休暇中、友だちのブランチの家に遊びに行くから帰省できないと手紙で書いてきた
家族はガッカリするが、旅行できる機会は今しかないのだからと納得する



7月4日の独立記念日
家族で花火をして楽しく過ごす
アルマンゾは暴れ馬のバーナムを安く買い、ローラとドライブして慣らしてから売るつもり
ローラは時々手綱を持たせてもらい、馬を走らせると、町の人がジロジロ見る










「歌の学校」
ローラは歌うのが好きなのを知ってるアルマンゾは
昔教えてもらっていたクリュエット先生が歌の学校を始めるから一緒に通おうと誘う
アルマンゾは暴れ馬で迎えに来て、町をグルグル周ってローラを乗せる

ネリーはニューヨークに帰った

フローレンス・ウィルキンズという女子生徒が新たに加わり
1人で寂しそうにしているのをローラが声をかけて仲良くなる
フローレンスも将来、教師になるため勉強している

アルマンゾ:君は婚約指輪は好き?
ローラ:くださる人によるわ

アルマンゾはざくろ石と真珠をあしらった婚約指輪をくれる
アイダもエルマーと婚約する










「クリスマス」
アルマンゾはローヤルといっしょに帰省してしまい寂しいローラ
だが、クリスマスに突然家を訪ねてきて、プレゼントを渡す



「教員資格試験」
父:第一の橋はこの試験だ 次の橋は、その橋へ着いた時にゆっくり渡るのさ

母:人の運は、善かれ悪しかれ、その人自身がつくるものだよ

ローラは試験に合格して二級免許をもらうが、フローレンスは落ちてしまった
フローレンスの父はローラに教師として来てほしいと頼む
授業は3か月で、30ドル/月



「最後の授業」
3月、最後の授業 来週、月曜からはウィルキンズ学校で教え始めるし
秋にはアルマンゾと結婚を控えている

ローラ:
最後の時というのは、いつも悲しく見えるけど
1つのことの終わりは、次のことの初めに過ぎないんだ

アルマンゾは結婚したら教師を辞めるよう暗に言ってるよね
ローラは女性の自由に関して進んだ考え方だけど
やっぱり家に入るほうを選ぶ

ローラはフローレンスと同居しながら、生徒を教える

父は母がずっと欲しかったミシンを買ってくる!
この頃は、もう農業はやらず、家畜を育てたり、町の大工仕事をしていたんだな

母:お前はいいウェディングドレスがいるものね

ウェディングドレスもウェディングケーキも手作りってスゴイな!驚











「大竜巻」
嵐が近づき、家族は地下室に避難する
直撃した家々を周ったアルマンゾと父は、育てた作物も、家も、家畜も全部奪われた人や
空中まで投げ出された子どもの話を聞いて話す/驚×5000
行方不明になった子どもは全身の骨が折れ、裸の遺体で発見された↓↓↓

メアリーが帰省
2人で教会に行き、しみじみと話す
ローラ:小さい時は楽しかったね これからはきっとよくなるわよ 分からないものよ



「結婚式」
母はローラのために黒いドレスもこしらえる

アルマンゾは、姉イライザが母を説得して
大がかりな結婚式を挙げようとしているのを阻止するため
2人でささやかな式を挙げようと提案
アルマンゾ:姉は頑固で高圧的なんだ

ローラは「妻は夫に服従する」という誓いの言葉は守れないと打ち明けるが
ブラウン牧師も反対していると話すアルマンゾ

母から「急いで結婚して、ゆっくり後悔する」と言われそうだと心配するが
なんとか説得する

父はローラに新しいトランクをプレゼントして、そこに荷物をつめる
ローラお気に入りの牝牛も連れていくよう言う










母は実家でいつも使っているのと同じ赤と白のギンガムチェックのテーブルかけを
新しい家に早く馴染めるようにとプレゼントする
こういう細かい気遣いがステキだなあ・・・

家族と過ごす最後の晩、ローラは父にバイオリンを弾いてと頼み
父はこれまで歌ってくれた古い歌をぜんぶ歌ってくれる


なつかしき過ぎし日の 思い出の夕もやに
きこゆなり 我が心に 妙なる我らの愛の歌
うすれゆくたそがれの 光に織りなす愛の夢
いざや歌わん 夕やみの影やわらかくゆらぐ時
心はつかれ うき日あれど なおきこゆなり 愛の歌 妙なる愛の歌



「小さな灰色の家」
アルマンゾとローラは2人だけの式を挙げる
アイダは手作りのネッカチーフをプレゼントする











家でウェディングのごちそうとケーキを食べて、アルマンゾの建てた家に向かう
母:すぐまたおいでね

新しい家にはシェパード犬のシェップがいて
窓にはカーテンがさがり、揺り椅子が2つ向かい合い
パントリー(食器食料置き場)も全部揃っているってカンペキ!

アルマンゾも細やかな愛情のある人だなあ!
それにこの家は実家までそんなに遠くなかったんだ

ローラの頭の中に父のバイオリンの音が聴こえる


黄金の月日は過ぎていく
この幸福な黄金の月日


(本書のタイトルはこの歌からきているのかな





訳者あとがき
社会人の生活とは、今までの保護の手を離れて、社会に直接触れ
そこに起こる諸問題を、自分の判断で決断し、処理していくことです

自由とは、他人に縛られず、思うままに考え、話し、行動すること
また「自由とは、選ぶこと」とアメリカ人は言っている

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この楽しき日々 上 岩波少年文庫 3033 ローラ・インガルス・ワイルダー/作 岩波書店

2025-04-10 17:47:28 | 
1974年初版 1990年 第25刷 鈴木哲子/訳 ガース・ウィリアムズ/挿絵

「作家別」カテゴリー内「ローラ・インガルス・ワイルダー」に追加します


15歳で教師になって、実家を離れて居候しながら
自分より年上の子どもを教えるってスゴイなあ!

吹雪の中もアルマンゾが送り迎えしてくれて、キラキラな青春の高揚感も味わえる
この時代のドライヴってそりや馬車なのが面白い

アルマンゾは10歳も年上なんだな/驚
キャップ・ガーランドも好青年だし
他にもローラをドライヴに誘う独身青年が町にたくさんいるのに
結婚より仕事してお金を稼ぐことに情熱を持つ自立心が魅力的


【内容抜粋メモ】

登場人物

インガルス家
父チャールズ
母キャロライン
長女メアリー 16歳
次女ローラ 15歳
三女キャリー 10歳
四女グレイス

ワイルダー家
長男ローヤル
次男アルマンゾ 25歳

キャップ・ガーランド 町の青年 25歳
アイダ・ブラウン ブラウン牧師夫妻が孤児院から養女にした
メリー・パオワー 町の仕立て屋の娘
ネリー・オルソン ニューヨークから来たクラスの嫌われ者
ボースト 妻エリー
ブリュースター ローラの居候先 息子ジョン



ローラは町から12マイル離れた開拓地に父と向かう
ブリュースター夫妻の家に居候して、2か月教師として教えるため

父:
おまえは今までやろうと思ったことは何ひとつ失敗したことはない
自信を持つことが、人さまに信頼してもらう唯一の道さ
お前は気が早いから、これからはまず考えてから喋らなければいけないよ









ブリュースター夫人は不愛想
結婚して西部に来たことを後悔しているためと分かる

毎晩、ローラが寝室に行くと夫に東部へ帰りたいと言ってケンカになる
夫は家畜小屋にいることが多く、食事の間もだんまりで、ローラは息が詰まる
ローラ:私はどうしても前進しなければならないんだわ



学校の初日、生徒は5人 ローラより年上で背の高い生徒もいる
それぞれの学力や進捗状況を調べてクラス分けする

授業が終わっても、ブリュースター家に休まる時間はなく
ローラは吹雪で迷う悪夢を見る

週末に父が迎えに来るのを期待していると
そりの鈴が聴こえて、アルマンゾがプリンスとレディに小型のそり“カター”を引かせて迎えに来る
ローラは実家に帰って、どれほど居心地が良く恵まれているかに気づく











メアリーはアイオワの盲人大学に通い、とても成績がいい

ネリーはアルマンゾの立派な馬に乗りたがっていたが
ローラに先を越されて悔しい思いをしていた
それから毎週、アルマンゾはカターに乗って週末、ローラを送り迎えしてくれる



年長のクラレンスは頭がいいのに、ローラを小バカにして宿題をしてこない
授業中もイタズラし、アルマンゾが迎えに来ると「先生の求婚者が来た!」とからかう











母:
その子はかまってもらいたいから騒ぎを起こすんだよ
他の生徒に全力をそそげば、クラレンスもついてくるよ

ローラは生徒の進歩を褒めて伸ばし、クラレンスの宿題はやれるだけの分を出す
自分も学校に戻った時に遅れないように夜、勉強していると話すと、クラレンスもやる気を出す

吹雪がひどくて学校が休みになる
その夜、ブリュースター夫人は包丁を振り上げて、夫を脅す事件が起きる!
家族に相談もできず、ローラはひたすら2か月が過ぎるのを印をつけて過ごす











吹雪の週末もアルマンゾは迎えに来てくれる
馬の息が凍るたびに足を止めて氷を砕いて進む

眠ると凍死してしまうため、ローラはぼんやりしながらやっと家路に着く
アルマンゾは行くのをやめようかとも思ったが
ローラがホームシックになっているのに無視できなかったと話す











郡の教育長ウィリアムズ氏が授業を視察に来る 抜き打ちで来るんだな/汗
生徒たちはローラのために頑張って問題を解き、ウィリアムズ氏も満足する

とうとう最後の授業の日
ローラ:努力次第で自分で教育を身に着けることはできます

生徒たちはローラにお礼のプレゼントをする
クラレンスも意地悪したことを謝る

やっと実家での日常が戻り、喜ぶローラだが
若者たちはそれぞれカップルになってドライヴパーティーをしていて
しばらく家をあけていたローラを訪ねる者がいなくて寂しくなる

アルマンゾがドライヴに誘ってくれて、送り迎えが済んだら会わないつもりだったのに
喜んでいる自分に気づく










またキャリーと一緒に学校に通う
勉強の遅れもなく、クラスのトップに戻る
初めて書いた作文も褒められて最高点をもらう

2か月教師をして40ドルをもらい、姉のための貯金に加えてもらう
仕立物屋のマキーおばさんが毎土曜日、50セントでローラに手伝ってもらいたいと頼む



春、母の弟トム叔父さんが訪ねて来る!
木材伐採者の親方をしていて、妻リリー、赤ん坊ヘレンを養っている
いとこのルイザは結婚してモンタナに住んでいる

トムも西部へ行って金を見つけたが、インディアンに襲われ
軍隊が蹴散らし、銃を残して全部失った話をする
月曜の朝、ウィスコンシン州の家に帰る

マキー氏はお金が貯まるまで町の材木置き場で働く間
払下げ農地に妻子だけで住むことになり
心細いからローラに1週間1ドルで一緒に来てほしいと頼む

ローラは一緒に汽車とワゴン(荷馬車)を乗り継いでマンチェスターへ向かう
引っ越しが済むと、他に何もすることはなく
毎土曜日は町まで2マイル歩いてマキー氏と一緒に帰る日々が続く

メアリーが帰省する手紙が届き、ローラも実家に帰る



メアリーは家族にお土産を配り、学校や同室の友ブランチの話などで盛り上がる
点字用の石板があれば、友に手紙を書くこともできる
自立することが大切という教えを実践している









ローラは仕立て屋ベルの店を手伝う仕事を引き受ける
7時~17時で1日50セント

7月4日の独立祭には、家族で花火をして祝う
8月末にメアリーは大学に戻る
父はまた西部に行きたいともらすが、母はやっと定住した家を離れたくないと話す



いとこのアリスが訪ねて来る
夫アーサーとともに1週間泊まっていく

アルマンゾは毎日曜、ローラをそりのドライヴに誘う
クリスマスには、象牙のヘアブラシやキレイな箱をもらい
父はアルマンゾが店でそれらを買っていたのを見たと教える
(田舎って、誰が何したか全部バレバレなのがコワイ・・・


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長い冬 下 岩波少年文庫 3031 L.I.ワイルダー/作 岩波書店

2025-04-09 18:27:12 | 
1955年初版 1985年 第24刷改版 1989年 第31刷 鈴木哲子/訳 ガース・ウィリアムズ/挿絵

「作家別」カテゴリー内「ローラ・インガルス・ワイルダー」に追加します


町ごと雪に閉ざされて、恐怖映画みたいな状況だけれども
凄惨な事件にならなかったのは、まだ“古き良きアメリカ”だったからか
今なら暴動や窃盗とか起きるよね/汗

アメリカだから小麦が命綱、日本なら米が尽きたらヤバイ
小麦でパンを作ったことがないから分からないけれども
1kgの小麦で6人家族で何日食べていけるんだろう?
わずかの食料で8か月ももたせた母キャロラインの料理の腕がスゴすぎる!


【内容抜粋メモ】

登場人物

インガルス家
父チャールズ
母キャロライン
長女メアリー 15歳
次女ローラ 14歳
三女キャリー 9歳
四女グレイス

ワイルダー家
長男ローヤル
次男アルマンゾ 19歳

キャップ・ガーランド 町の青年 19歳
ボースト 妻エリー


ギルバートが馬車でプレストンまで行って、郵便を持って帰る
母は教会新聞、ローラとキャリーは『青年の友』の読み物を喜ぶ

オルデン牧師から手紙が来て、クリスマス用の七面鳥とプレゼントを樽に入れて送ったとあるが
荷物のほうは汽車が不通で届かずガッカリする

とうとう薪も石炭も尽きて、夏の間にためた干し草を固く棒状によってストーブにくべる
父とローラは手を傷だらけにして毎日つくるが広い部屋は全然温まらない










父:
当節は世の中が進みすぎて、石油ランプや石炭ストーブは結構だが
みんなモノに頼りすぎるようになるんだ
(もうこの頃は脂でロウソクは作っていないんだね

こんなに困窮した状態でも、家族にクリスマスプレゼントを用意する
母は“かもじ”用に自分の髪を集めている!ため、ローラはそれを入れる袋を用意する

父には新しいズボン吊りを店で買う
店の棚にはもう何も残っていない状態

クリスマスの日、父はまだ店にキャンディーがあった時に買っておいて、娘たちにプレゼントする
店に最後残っていたカキの缶詰でスープをつくる母



ワイルダー兄弟から買った小麦もあとわずかで、挽く機械もないため
コーヒーミルで小麦をひくが、少量しか入らないから、毎日、交代制にする

カモシカの群れを見つけて、町の男たちは馬に乗って狩りに出る
フォスターさんは馬も狩りにも慣れていないため、アルマンゾから借りたレディに乗り
早まって銃を撃って、カモシカを逃がしてしまう









プリンスとベストマッチの雌馬はレディしかいないと諦めきれず
アルマンゾはカモシカとともに逃げたレディをなんとか連れ戻す

フォスターは自分の牛をつぶして、父は2キロの牛肉を持って帰る
その代わり、春になるまで汽車は不通だというニュースを話す

汽車を心待ちにガマンしてきた家族は憤るが
雪をかく人夫を増やすのも莫大な費用がかかり
最後は汽車を雪だまりに衝突させても取り除くことが出来なかった話をして
父:監督は東部育ちだ この西部じゃ、辛抱と不撓不屈の精神がなけりゃ闘っていけない











毎日、毎日、吹雪が続いて、強風、寒さ、暗闇、黒パン、ジャガイモ
干し草よりにも飽き飽きし、次第にイライラ、憂鬱になる家族

これまでは夜になると父がヴァイオリンを弾いてくれたが
指がかじかんで動かず、音楽も聴けない

2月中旬、南東に開拓者がいて、1人冬ごもりをしている男が
去年の夏、収穫した小麦をたくさん持っているという噂が立つ

父が話すと、母はいつになく厳しい声で行ってはいけないと止める

父はアルマンゾが壁に隠した種麦を見破り、譲ってほしいと頼む
春に植えるつもりだったが、アルマンゾは売る









チャールズが痩せ衰えているのを見て
この町には他にも春までに餓死してしまう家庭があると推察し
アルマンゾは南にある小麦を取りに行く決心をする
アルマンゾ:自分がたしかに正しいと思ったら実行だ

店の主人ロフタスは小麦を買うお金を出す











アルマンゾとキャップ・ガーランドは馬にそりをひかせて束の間の晴れ間に出発する
周りは一面雪で覆われ、目印もなく、一歩進むと馬の足が雪に埋もれてしまう
(こういう時に朗らかな性格ってだけで恵まれた才能だね

沢を越えた高台に立つ1本ポプラだけが唯一の目印
噂が本当かもわからないまま、当て推量で東南に向かう2人

ようやく家から出る煙を見つけて、アンダーソンという男の家に着く
町の人たちが餓死しそうだから、小麦を譲ってほしいと頼むが
ひどく苦労して収穫した小麦で、春になったら植えるつもりだから売らないという

アルマンゾは説得し、札を見せると、60ブッシェルほど譲ってもらえる
袋に詰めて、その足で吹雪の雲につかまる前に町を目指す

凍傷にならないよう2人は胸を叩きながら歩き
雪に埋もれるのを怖がる馬を励まし続ける










インガルス家では、寒さとひもじさを追い払うため、みんなで歌う


わしらはみんな ここにいる
みんなそろって ここにいる
あわてなさるな 早まるな
わしらはみんな ここにいる
あわてなさるな 早まるな

アルマンゾとキャップはようやくロフタスの店の明かりを見つける
ロフタスに運賃を聞かれても、びた一文もらわないと断って帰宅する











その後、ロフタスが1ブッシェルを3ドルの高値で売ったため、男たちは憤る
ロフタス:あの小麦はわしのものだ わしの勝手な値段をつける権利がある

チャールズ:
だが、あんたの商売はわしらの好意にかかってる
今は気づかないかもしれないが、この夏あたりにはきっと気づくよ

ロフタスは買った値段で手放すと決める
それぞれの家庭で残っている食料を加味して
春に汽車が来るまでの8~10週間を計算して小麦を分ける



ローラは毎日ぼんやりして、目が覚めていないような感じがする
(ヒトの体って、命が危険になると、それを感じないような機能が働くのかもしれないな

ある朝、ロッキーおろしが吹いて、ようやく待ちに待った春が来る!
ワイルダー兄弟は種麦をまきに農地へ発つ

雪かきが長引いて、まだ汽車は来ない
沢はみんな湖になって、道がぬかるみ、馬車でも行けない

母は最後の小麦をみんなに均等にわたるようホットビスケットを焼く

父:
スコットランド人のしまりやさんに任しておけば間違いないさ
わしらはとうとう本当に冬を負かしちゃったんだ!

汽車が開通し、最初は農具や車などが届く
町の男たちは待ちきれず、移住民用車をこじあけて、食料を出して分ける











牧師さんが送ってくれたクリスマスの樽がついて、中から新しい服や靴
マザーグースの本のほかに、クリスマスの七面鳥、クランベリーが出てくる!

みんなで5月にクリスマスのごちそうを作って、ボースト夫妻も呼ぶ
夫妻はバターをお土産に持ってくる
2人は冬の間中ずっと農地でがんばっていた!

みんなでご馳走を食べた後、父はヴァイオリンを弾いて、みんなで歌う


人の世の けわしき道をのぼる時
さかゆる道はただ一つ
つとめ励まん ひたすらに
志たて いざゆかん


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長い冬 上 岩波少年文庫 3030 ローラ物語 1 ローラ・インガルス・ワイルダー/作 岩波書店

2025-04-08 17:46:47 | 
1955年初版 1985年 第26刷改版 1989年 第34刷 鈴木哲子/訳 ガース・ウィリアムズ/挿絵

「作家別」カテゴリー内「ローラ・インガルス・ワイルダー」に追加します



福音館書店の「インガルス一家の物語」シリーズが一区切りして
岩波書店の「ローラ物語」シリーズでは訳者が変わったため
急に“父ちゃん”“母ちゃん”て呼んで、なんだか違う人みたいな印象を受ける
原文では名前を呼び合ってるのだろうか?

シンプルなタイトルから想像する冬のイメージを
はるかに超える一歩先も見えない吹雪に閉ざされた日々

町に建てた家に戻った決断は正しかったものの
にわかづくりの町に食料を運ぶ汽車が不通になり
町ごと雪に閉じこめられてしまうって怖い・・・

それでもくじけない一家の開拓者精神がスゴイ

同じ町で兄弟で商売して暮らしているワイルダー家のローヤルとアルマンゾも描かれている
そうか、ローラが教師として働く前から互いに見知った仲だったんだな


【内容抜粋メモ】

登場人物

インガルス家
父チャールズ
母キャロライン
長女メアリー 15歳
次女ローラ 14歳
三女キャリー 9歳
四女グレイス

ワイルダー家
長男ローヤル
次男アルマンゾ











開拓地を買った農家はそれぞれの畑仕事をやるだけで精一杯で
互いに助け合う余裕もないため、ローラは父の干し草づくりを手伝う









ジャコウネズミは寒いと巣の壁を厚く作るが
これほど厚く作ったのを初めて見て驚く父

その他にも渡り鳥が1羽も湖に降り立つことなく南へ急いで飛んでいくのを見たり
小動物たちも逃げて見当たらないため、異変を感じる

草刈機の刃が折れて、ローラとキャリーは町の雑貨店へ買いに行く
帰り道、沢地を通れば近道になるとキャリーが言って
2人は背丈より高い草をかき分けて通るが、どんどん逸れてしまう

ようやく出た所にローヤルとアルマンゾ兄弟がいて帰り道を教えてくれる











10月なのに、もう霜がおりて、トウモロコシなどを枯らしてしまう
母は青いトマトもムダなく漬物にしたり、青いカボチャを美味しいパイに変身させる

すぐに吹雪に変わり、氷点下20度を下回る!
父が簡易に建てた小屋は薄い板壁でストーブを燃やしても温まらない
父がヴァイオリンを弾いて、行進曲を歌って体を温める姉妹











吹雪の朝は、壁から吹き込んだ雪が布団に積もっている!
迷った牛が自分の息で凍って、地面にくっついて離れないのを助けてあげる父/驚











シルバー・レイクも凍りつき、海ガラスが飛び立てずにいるのを保護して
少し氷がゆるんだ隙に湖にかえしてあげる
父:今年の冬は今までのうちで一番キツイぞ










ハートホーンさんの店に男たちが集まって話しているところに
いきなり年老いたインディアンが入ってきて、警告する

「雪が積もる あんた、白人、教えてあげる」

老人が言うには、7年ごとに特に寒い冬が来て
今年は3度目にあたり、吹雪が7か月続くと予言する










ローヤルとアルマンゾは町へ引っ越そうと決める
ボースト家は家畜がたくさんいてムリだと話す
父はすぐにでも町に建てた家に引っ越そうと決める









本町通りに建てた家は広く、しっかりしているから
大草原の掘っ立て小屋に比べると寒さがしのげる

母はローラとキャリーがまた学校へ通えて喜ぶ
ローラは見知らぬ人に会うのが死ぬほど怖いが、そんなそぶりを見せずにガマンする









町には商売をしている家が14軒、80人ほどが暮らしている

学校に行くと、メリー、ミニーと仲良くなり、すっかり学校が好きになる
キャップ・ガーランドは快活な少年
担任はフローレンス・ガーランド先生
家で母が教えてくれていたお陰で、ローラとキャリーは勉強にラクについていける











授業中に急に暗くなり、突然の吹雪に襲われる
フォスターさんが迎えに来て、休校になり、みんなで家まで歩いて行くが
一歩先も見えないほどの吹雪!
生徒はやっとの思いで家路に着く



法律では払下げ農地がもらえるのは21歳からだったが
アルマンゾは19歳でもう土地を買った

種麦を実家から大事に持ってきて、春になったら植えるつもりでいるが
兄ローヤルはあるだけ高い値で売りたいと思っているため、頑固に断る










汽車が雪で通れなくなったため、町の男たちは、手押し車に乗って雪かきに行く
父はエドワードさんを連れて帰る! もう妻子がいる

食事をごちそうになって、エドワードさんはさらに西部へ発つ際
メリーのために20ドルのお札を置いていった
メリーは盲人大学に通うための貯金に加える










その後は、数日晴れ間があっても、すぐに暗くなりひどい吹雪の日が続く
町に住んでいても、隣の家の明かりも見えない

父は晴れ間がのぞくと、大草原の家から干し草を運ぶが
気温は氷点下40度に下がり! いくら石炭があっても足りない

周囲の店も物資が不足し、小麦粉、紅茶、砂糖などの必需品がどんどん値上がりする
石油もなくなり、家族は昼間に仕事を終えて、日が沈むと早く寝る毎日

頼みの綱だった汽車も、雪かきした山にさらに雪が積もって凍り
町まで来る目途がつかないままクリスマスが近づく。。。













あとがき
払下げ農地はクレイムと呼ばれ、アメリカ政府は広い土地をほとんどタダで開拓させ
約3年住みついて収穫をあげたら所有権を与えるという制度があった

挿絵を描いたウィリアムズさんは、本書の絵を描くために
ローラが家族と旅した所を訪ねて、インガルス家を覚えている人に会い調査してから描いた


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あなたがどの星から来たのかがわかる!  アセンションを導くプレアデス

2025-04-06 15:19:52 | 
吉濱ツトム (著) 2021年初版 徳間書店

『2040年の世界とアセンション』 吉濱ツトム (著)

以前買った本も面白かったし、最近また吉濱さんのYouTube動画が時々流れてきて
本書の宣伝をしているのを見て、Amazonで買ってみた

前回同様、お守り的なカードが入っていて
部屋に置くだけで浄化し、イヤシロチ化してくれるらしい

一番うしろには、自分がどこの星由来か診断できるチェックリストがある
新刊を買ったと思ってたけれども、鉛筆でチェックしたのを消した跡があってビックリ
古本だったのか

いろんな星にチェックがついて、一番多いのはプレアデスだったけど
地球に住んでるほとんどがプレアデス由来で
かつ、1つだけの星由来という人はいないらしいから
私もいろいろ渡り歩いてきたんだろうな



【内容抜粋メモ】

■第1章 地球のアセンションをサポートするプレアデス
かつて、地球は「宇宙の実験場」として機能してきたが、その試みは1987年に終わった

不成仏霊のたまり場の冥界、幽界を大師たちが天変地異により大浄化したのが東日本大震災
浄化は8割がた終わっている











地球のアセンションに深く関わっているのがプレアデスの高次元存在
世の中に芸術的で美しいものがあふれれば、人の意識も美しい方向に向く

インディゴチルドレンは発達障害の傾向が強い凹凸症候群
プレアデスが適切な環境、得意分野を直観として得られるようにすることで
能力を発揮し、社会に貢献できる


●今回の地球のアセンション担当はキリスト
キリストもプレアデスの人/驚
教義は権力闘争の道具として使われた歴史がある

磔にされて死んだ→テレポーテーションして世界各地を周り
キリスト意識を埋め込んでパワースポット化していった
例:沖縄の久高島(!)ほか

青森にもたくさんのピラミッドがある
例:大石神ピラミッド

日本人の想念はエネルギー形態として相当キレイなため
国民が親切、治安もよく、街がキレイ

スピリチュアルはアメリカのニューエイジから始まり
アメリカで流行ったものは、10年後、必ず日本で流行り
日本流のやわらかいものに変換される

エネルギー体を自由に扱い、分身をつくっていく
地球は生きるのが大変な星
本来の使命まで手が回らなくなってしまう→プレアデスがサポート










●プレアデスと地球をつなぐワームホール
アメリカにも多いが、レプティリアン系とつながり正常に機能していなかった
プレアデスにより再び活性化
日本人の集団性が強いのもあり、ホログラフィに大きな影響を与える

日本は集団圧力、同調圧力が強い一方で、多様な文化が混在する両極をすべて持っている国











●地球と金星をつなぐエネルギーを強化
アセンションに向かうと磁場が乱れ、アセンション症候群的に心身を壊す人が増える
例:過去への怒り、憎しみ、悲しみ

金星を音叉として共鳴現象を強め
→芸術、高度な知能、高度な直観



●視覚化されやすいUFOを送りこむ
プレアデスは地球の兄弟星で親和性があるため、UFOが入りやすい
UFOを意識する→ヒトの制限不自由が取り払われる
→巨大なワームホールが開きやすくなる

地球にいる大多数の人の魂はプレアデス由来なので
プレアデスのUFOが見やすい

プレアデス関係のUFOは古典的な円盤型が多い
世界で目撃されるのはほぼプレアデスのUFO


●サナトクマラ 金星を統治する存在
鞍馬寺との関連?


●地底世界
物質としては存在しないが、エネルギー体としてある可能性が高い
地球内部にも無限の宇宙があり、地球やプレアデスもある(!
地球と地球内部にある次元上昇した地球が波動共鳴しやすい











龍神
エネルギーの活性、変なエネルギーの侵入を防ぐことなどが役目
水の神 水害をおさめたり、引き起こしたり、不成仏霊を食べてくれる!
龍を神として崇めている国は世界に少ない

龍神はサナトクマラの命令は聴く傾向にある


●お金の余裕=想念の余裕
人の優しさは人格ではなく、金銭、物質、時間の余裕からできている
これからは、経済が発展するほど環境が良くなる

日本は世界のチャクラなので、地球全体のアセンションが加速する

“アセンションゲートは閉じない”

アセンションに期限はない
自分のペースで進めばいい



●プレアデス人
基本ヒューマノイド型 地球人そっくり
見た目は25~30歳

吉濱さんのハイヤーセルフもプレアデス人
複数の魂が入れ替わりに肉体を使う仕組み
腐敗、酸化がないので不老不死
身長は3~4m!
寝ることがないので住居は必要ない
不食 必要な時に大豆のようなエネルギーボールを摂取
(いいなあ ラクだし殺生がない

プレアデス人の中で最も進化しているのはクモ型!


●オリオンなどの悪玉宇宙人たちが地球に否定的なエネルギーを発していた
(オリオンにとって見たら、それが正義



■第2章 プレアデス、エササニ、地球は三位一体の星
エササニは「幸せになることは容易である」と思い出させてくれる

エネルギーの世界に生きていたエササニの意識体(バシャールなど)
現実的、具体的な情報を出すのが難しい
(うん、そんな感じがする 言い方がキツイし/汗


●宇宙はインフレーションから始まった
宇宙は無限の広さを持つ
ダークエネルギー、ダークマターなどの因子が流れ込み、今も拡大し続けている


●コロナ
超本質論でいうと、すべては高次元が生み出している
スーパーコンピューターのような存在が作り出し→神が差配する

レトロウイルスたちは、長い年月をかけてヒトのDNAに入り、共生してきた
→人類を進化させる面がある
例:乳児死亡率の低下、公衆衛生が発展

10年に一度はパンデミック騒動が起きている
コロナは感染性の高い弱毒傾向のウイルス

→遺伝子欠陥による遺伝病も克服できる



●ワクチン
反対派と慎重派に分かれる
急性疾患には西洋医学が優秀 慢性医学には歯が立たない


デジタルシフト
仕事がジョイント型からジョブ型に変化

ジョイント型
一か所に集まり、人間関係を調整しながら進めるやり方
役割分担が不明なまま同時並行処理で仕事をする

ジョブ型
役割を決めて、完全な分業制で進める 場所はどこでもOK

テレワークで環境ストレスが減り
スターシードは働きやすくなる


●差次感受性仮説
これまでの心理学では、ストレスに弱い人に環境ストレスがかかることで精神疾患を発症するという説
→感受性の強さは、環境次第でプラスにもマイナスにも働く

ジョブ型は電話のやりとりもなくなる(ほんと助かる!
ZOOMだとムダ話もなくなる


●VR ヴァーチャルリアリティが加速
外出が減り、仮想空間に体験を求める機会が増える


●5G機器が中国から日本へ移行
中国のハーウェイ→日本のNEC、富士通へ

東京証券取引所がアジアの金融ハブになる可能性が高い
中国の脱工場化→工場が日本に戻る傾向→生産性が上がり、経済が復活

国を衰退させる一番の方法は、半導体を3、4世代前にすること




■3章 プレアデスの魂を持つ僕、そして過去生
18歳の時、プレアデス人のハイヤーセルフが会いに来た話

1年ほど前から、時々まばゆい光の点滅が見えていた
=霊的能力の覚醒の始まりのひとつ

体外離脱して、いろんな世界を見る
幽体離脱も体外離脱の1つだが、動く範囲に制限がある

吉濱さんの役割
1.高次のエネルギーを地球に1回おろして、出力し直すこと

2.同じようなことができる人を増やす
レイキはアチューンメント(エネルギー伝授)により波動調整やヒーリングができる人を増やしている

3.誤ったスピリチュアルの誤解をとく
インナーチャイルドの癒し
潜在意識のブロック解除

トラウマが抑うつ思考を決めるという考えは今は否定されている

マインドフルネス:メタ認知を鍛えると、反芻が減り、心が安定する
→正しい手順で行い、生活習慣を整えるなどの条件がある

グラウンディング
体を使って実践+栄養


●ヒマラヤの聖者

●アトランティス時代の神官
水晶エネルギーを使って願望実現するのが流行っていた
教祖が沈没から助かるため、トラウマを増幅させる自己探求法をすすめた
ミスリードによりアトランティスは沈没


●エジプトのファラオ、ツタンカーメン(!
地球を高次元とつなぐ役割

ピラミッドは人力も使われたが、反重力を使った
身長3~4mの宇宙人も手伝った

レプティリアンはエジプトに目をつけていて悪いワームホールも混在していた

ツタンカーメンは毒殺とされているが、本人はその運命を知っていた
自分がピラミッドの一部になり、地底世界と地球をつなぐ役割を今もしている

地底世界は調和のとれた超高次元世界
今の物質的なピラミッドは音叉になりきれていないが
エネルギー体としてのピラミッドが役割を果たしている

縄文土器は世界から出土している
食料危機で、食べ物を求めて船で移動した




■第4章 プレアデスが示す近未来 2040~2060年

・がん化しないiPS細胞治療が一般化する
超格安のiPS細胞で臓器を作り、取り換える移植手術になる

・DNAチップを使い、弱った臓器にエネルギーを送り、疾患を未然に防ぐ

長生きし、働いてお金を稼ぐ必要もなく、長い夏休みがずっと続く状態(いいなあ!
恋愛、運動、芸術が関心の中心となる

・人工培養で食肉をつくる
(そうまでして肉を食べんでも・・・↓↓↓

・量子もつれによるテレポーテーション

・水を燃料として燃やす 水不足もない
原発と核融合はいろんな技術のために使われる

・金を無限につくれる→格安の超電動ワイヤー
(テスラのフリーエネルギーは?

必要な栄養素は周波数で補う サプリがいらない
今も不食の人がいる

・クリスパー技術
遺伝子を改変する技術
家畜を2倍に巨大化(コワイよ・・・
遺伝子組み換えよりはるかに安全

殺された家畜の大半は幽界に行き、ホログラフィに悪影響を与える傾向がある

・副作用が除かれたバルプロ酸が開発される
てんかんのクスリ
統合失調症の特徴は脳が柔らかい状態が続くこと

→何歳からでも驚異的な学習能力をもてる

・究極のウェアラブル 電子皮膚
スマホ以上に高性能 装着感ゼロ
体熱から電気をとるから充電いらず

・ホログラフィを自分でつくる

・徹底した管理社会
中国では信用スコアが運用中
顔認証、AIによるパターン分析が徹底される




■第5章 「あなたがどの星から来たのか」がわかる! 惑星別の魂の特徴ガイド
出身星がたった1つという人はいない

・プレアデス
大きなアーモンド形の目 ほか

・シリウス
地球にイノベーションを起こす役割 ほか

・オリオン
まろやかなサイコパス(w

・エササニ
宇宙や世の中の普遍的な仕組みを伝える役割 ほか

・アルクトゥルス
地球の民にとって一歩進んだ存在
発想が柔軟 ほか

・琴座
頭がよく、知識欲求が高く、分析を好む ほか

・地球系
現実社会への適応力がある
制限のかかった観念が強く、ブレーキとアクセルを同時に踏んでいるような状態 ほか
無能感、恐怖心から自分を過小評価する傾向にある

・タウ星人
気さくでフレンドリー ほか

・ゼータレチクル星人
物事を超合理的に判断 ほか

・キリスト意識
注意制御機能が徹底的に開発されているのが特徴

・ペガサス星人
自由奔放 好きなこと以外はできないタイプ ほか

・ベラトリックス星人
交渉にたけている ほか

・プロキオン星人
高い知性をもつ ほか

・クリスタルチルドレン
インディゴチルドレンがつくった改革を穏やかでデザイン性のある形に変える役割 ほか

・レインボーチルドレン
無条件に奉仕する ほか




■おわりに
世界は一貫してよくなっている
自分のペースで生き、この生を楽しめばいい



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ルイーザ・メイ・オルコット

2025-04-05 13:16:30 | 
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<若草物語シリーズ>

世界少女名作全集 2 若草物語 ルイザ・メイ・オルコット/著 岩崎書店

世界少女名作全集 12 愛の四少女 ルイザ・メイ・オルコット/著 岩崎書店

プラムフィールドの子どもたち 若草物語 講談社青い鳥文庫 98-2 オルコット/作 講談社

国土社版 世界の名作 10 故郷の人びと ルイザ・メイ・オルコット/著 国土社

世界少女名作全集 29 村のセレナーデ ルイザ・メイ・オルコット/著 岩崎書店





世界少女名作全集 14 美しいポリー ルイザ・メイ・オルコット/著 岩崎書店

世界少女名作全集 15 風の中のポリー ルイザ・メイ・オルコット/著 岩崎書店

世界少女名作全集 8 ローズの季節 ルイザ・メイ・オルコット/著 岩崎書店

世界少女名作全集 16 ローズの幸福 ルイザ・メイ・オルコット/著 岩崎書店

世界少女名作全集 19 ライラックの木かげ ルイザ・メイ・オルコット/著 岩崎書店



愛の果ての物語 ルイザ・メイ・オルコット/著 徳間書店

女性に贈る読書の花束 1 みじかい3つのクリスマス物語 L.M.オルコット/著 小さな出版社



世界少女名作全集 23 オルコット物語 コーネリア・メグス/著 岩崎書店


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ローラ・インガルス・ワイルダー

2025-04-05 12:44:23 | 
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【クワイナー一家の物語 】



世界傑作童話シリーズ クワイナー一家の物語 1 ブルックフィールドの小さな家 マリア・D.ウィルクス/作 福音館書店

世界傑作童話シリーズ クワイナー一家の物語 2 十字路の小さな町 マリア・D.ウィルクス/作 福音館書店

世界傑作童話シリーズ クワイナー一家の物語 3 森の小さな開拓地 マリア・D.ウィルクス/作 福音館書店

世界傑作童話シリーズ クワイナー一家の物語 4 コンコード・ヒルの上で マリア・D.ウィルクス/作 福音館書店

世界傑作童話シリーズ クワイナー一家の物語 5 せせらぎのむこうに シーリア・ウィルキンズ/作 福音館書店

世界傑作童話シリーズ クワイナー一家の物語 6 湖のほとりの小さな町 シーリア・ウィルキンズ/作 福音館書店

世界傑作童話シリーズ クワイナー一家の物語 7 二人の小さな家 シーリア・ウィルキンズ/作 福音館書店




【インガルス家の物語】




『インガルス家の物語1 大きな森の小さな家』(福音館書店)

大きな森の小さな家 世界傑作童話シリーズ インガルス一家の物語 1 ローラ・インガルス・ワイルダー/作 福音館書店

『インガルス家の物語2 大きな森の小さな家』(福音館書店)

大草原の小さな家 世界傑作童話シリーズ インガルス一家の物語 2 ローラ・インガルス・ワイルダー/作 福音館書店

プラム・クリークの土手で 世界傑作童話シリーズ インガルス一家の物語 3 ローラ・インガルス・ワイルダー/著 福音館書店

シルバー・レイクの岸辺で 世界傑作童話シリーズ インガルス一家の物語 4 ローラ・インガルス・ワイルダー/作 福音館書店

農場の少年 世界傑作童話シリーズ インガルス一家の物語 5 ローラ・インガルス・ワイルダー/作 福音館書店





【ローラ物語 】





長い冬 上 岩波少年文庫 3030 ローラ物語 1 ローラ・インガルス・ワイルダー/作 岩波書店

長い冬 下 岩波少年文庫 3031 L.I.ワイルダー/作 岩波書店

この楽しき日々 上 岩波少年文庫 3033 ローラ・インガルス・ワイルダー/作 岩波書店

この楽しき日々 下 岩波少年文庫 3034 ローラ・インガルス・ワイルダー/作 岩波書店

わが家への道 ローラの旅日記 岩波少年文庫 3036 ローラ物語 7 ローラ・インガルス・ワイルダー/作 岩波書店

はじめの四年間 岩波少年文庫 3035 ローラ・インガルス・ワイルダー/作 岩波書店






大草原の旅はるか ローラ・インガルス・ワイルダー/著 世界文化社

『森のプレゼント』 ローラ・インガルス・ワイルダー/作 朝日出版社



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農場の少年 世界傑作童話シリーズ インガルス一家の物語 5 ローラ・インガルス・ワイルダー/作 福音館書店

2025-04-05 12:16:09 | 
1973年初版 1986年 第23刷 恩地三保子/訳 ガース・ウィリアムズ/画

「作家別」カテゴリー内の「ローラ・インガルス・ワイルダー」に追加します

いったん頭を切り替えて、将来ローラの夫となるアルマンゾの少年時代に移る
馬、牛、ブタ、ヒツジも飼って、小麦、カラス麦、野菜などを栽培する大農家!

インガルス家よりはるかに銀行に預ける現金は多いけれども、自然と戦う厳しさは変わらない
母は機を織ったり、染色もするってスゴイなあ!









この時代、子どもたちは立派な労働力で、学校で勉学するより家の仕事を手伝わされていたことがよく分かる
アルマンゾも父を尊敬し、早く一人前の仕事ができるようになりたいと願っている
種まきとか、干し草づくりも楽しんでいるのが素晴らしい










【内容抜粋メモ】

登場人物

ワイルダー家
父ジェイムズ

長男ローヤル 13歳
長女イライザ・ジェイン 12歳
次女アリス 10歳
次男アルマンゾ 9歳

フレンチ・ジョウとレイズィ・ジョーン
パドック 



ニューヨーク
きょうだい4人が通う学校には17,8歳になる悪童がいて
これまでの先生をぶちのめし、休校させたのを自慢している/驚
リーダーはビッグ・ビル・リッチー

新しく入ったコアーズ先生は、子どもにムチを打たずに教えるタイプ
冬学期の間は、2週間ずつ生徒の家を宿にすることが決まっていて
最初はワイルダー家

大きな納屋が3つ連なり、家畜をたくさん飼っている










アルマンゾは馬が大好き
父のように子馬から慣らしてみたいが、変なクセがつくと、直すのに時間がかかるから
近づかないようきつく言われている

仕事が終わり、夕食後には、アルマンゾはモカシン(靴)の手入れをする
ローヤルはポップコーンを作る

外は氷点下40度!
若い牛が眠ったまま凍え死んでしまうのを防ぐため、父は真夜中に歩かせ続ける












ビルの父は息子が先生を追い出すのを自慢に思っている(まさに親を見て育つってやつだな/汗
ビルは先生をわざと怒らせてやっつけるタイミングをうかがっていたが
黒ヘビのムチで打ったり、縛ったりで教室から追い出される
そのムチがアルマンゾの父が貸したと分かる











アルマンゾの誕生日
父から子牛用のくびきをもらって大喜びして、早速、スターとブライトの首につけて
前進「ギダップ!」止まれ「ウォー!」左へ曲がる「ハー!」右へ曲がる「ジー!」を教えこむ










「氷づくり」
森の中の丸木小屋に住むフランス人のフレンチ・ジョウとレイズィ・ジョーンは
畑を持たず、狩りや釣り、周りの仕事の手伝いをして暮らしている

2人が手伝い、池の氷を切って、そりに乗せる
氷蔵におがくずといっしょに積むと、真夏までもつ
アルマンゾは不注意から池に落ちてしまい、危うく命を落とすところだった










土曜は行水の日
台所にお湯をいれたたらいを置いて、順番に入る








日曜は一番いい服を着て、教会に行く
2時間身動きせず牧師さんの説教を聴き
家に帰っても安息日は働いたり、遊ぶのも禁止されている










「メイプルシュガー」
樹液をためて、大鍋で煮て作る
最後はメイプルシロップにして、1年分地下室に蓄える

ニューヨークからジャガイモの仲買人が来て、父はマローン町へ出かける
値上がりした時まで待って500ドルを貯金する

家族全員で大掃除
いよいよ畑仕事の季節が来る



「春」
牛たちも長い冬は納屋にいるから、外で働けるのを喜んでいる
体いっぱい働くと、アルマンゾはすぐにひもじくなって
母がラッパの音で昼食を知らせ、底なしのように食べる!

子どもも休んだり、遊ぶ時間はなく、大戦争の小兵士となって
日の出前から暗くまで働く毎日

ジャガイモの植えつけ
穀物の種まきは平均にまけるようになるまで長い経験が必要
ニンジンも苗じゃなく種からまくんだな/驚
アルマンゾはトウモロコシまきを手伝う












「金物行商人ニック・ブラウン」
ニックが来ると家族みんな興奮して迎える
面白い話を聞かせ、流行りの歌を歌い、周りのニュースを伝える役目もある
ニューヨークの仲買人がいい馬を探していて、1頭200ドル払うと父に教える









車にはあらゆる金物を積んでいる
母は1年間ためたぼろ布を出して、品物と物々交換する取引を楽しむ
また来年の春が来るまで、ニックの笑い話を思い出して笑う



「フシギな犬」
父はニックの話を聞いて、4歳馬を手入れして、仲買人と取引して
1頭200ドルで手を打つ

ガリガリにやせた野良犬に同情してごはんをあげる

母は多額の現金を家に置くのを心配する
夜、物音で目を覚まして、外を見ると、さっきの野良犬が誰かに向かってうなっている
朝、調べると2人の男の足跡がついていた









父は銀行に金を預け、農場にどろぼうが入り、妻子を縛って、主人をぶちのめし
お金を盗った事件があったと話す
母はあの犬は神さまが遣わしたのだという



「ヒツジの毛を刈る」
ヒツジに石鹸をつけて川で洗い、太陽で乾かして
父とジョーンは台に乗せてハサミで毛を刈る
メリノ種の最上級のヒツジで、2人は毛を刈る名人









羊毛は機械すきですく
木の根や皮で染めたりもする
石鹸も灰汁と脂の手作り



「独立記念日」
家族で上等の服を着て出かける
町では楽隊が演奏している
独立宣言が読み上げられ、大きな大砲を打つ









フランクは父からもらった5セントでレモネードを買い
アルマンゾの父は頼んでも5セントくれないだろうとからかう

アルマンゾは父に頼むと、50セント銀貨をくれて

父:
これはつらい労働の結晶だ レモネードを買って飲むこともできるし
ブタの子を買って、育てて、1頭4,5ドルで売ることもできる

アルマンゾはブタの子を買い、ルーシーと名付けて育てる

父:この国をつくったのは斧と鋤だということを忘れちゃいけない








「夏」
父に教わり、アルマンゾは郡博覧会に出品するためミルクで巨大カボチャをつくる

雨の日は父が釣りに連れて行ってくれる
釣ったマスをさばいたり、乳を攪拌してバターをつくる手伝いもする









家族でベリー摘みをして、黒クマに遭遇する!
集めたベリーはジャムやブリザーブにして蓄える









「留守番」
父母はアンドルー叔父の家に1週間出かけ、子どもだけに家を任せる
客用の白砂糖を全部使わないよう注意されたのに
早速アイスクリームをつくって食べる子どもたちw

普段は入っちゃいけない客間にも入って、壁紙に真っ黒な墨の跡をつけてしまったアルマンゾ
父母が戻り、言い出せないまま、お客が来てしまい、叱られると観念するが
イライザがキレイに修復してくれていた











「干し草づくり」
取り入れのラッシュ インゲンマメ、かぼちゃ、ニンジン、大カブ、ジャガイモ、、、
母がつくったバターも高く売れる

リンゴはサイダーになり、タマネギ、トウガラシは部屋につるして干す
またお腹ペコペコのアルマンゾはたき火にジャガイモを入れて
1人で食べようとしたら、はぜて顔にぶつかり大火傷する!

納屋がどれもはちきれんばかりに食料でいっぱいになる











「郡博覧会」
アルマンゾは父と馬を見る
モルガン種、サラブレッド、ラバもいるが、どれも父の育てている馬にはかなわない

ハム、チキン、七面鳥、あらゆるパイも出て、はちきれんばかりのごちそうを食べる
アルマンゾのカボチャは見事1等賞をとる
アリスの毛糸刺繍も一等賞










「冬」
ブタ5頭、牛1頭を殺して冬に備える↓↓↓
皮は靴にする/驚
脂でラード、ロウソクをつくる母










「靴屋のおじさん」
ローヤル、イライザ、アリスはマローン町のアカデミー(高等学校)に行くため寄宿舎に入る
例年の3週間も遅れて靴屋が来る

父はアルマンゾのブーツから作らせる 2週間も家に泊まりがけで作るのか/驚
寸法を測り→木型をつくり→皮を縫っていく
水も通さない上等な靴だと自分の技術を誇りに思っている











ローヤルは将来、店をやるつもりだと話す
ローヤル:お前も年中、農場にへばりついていたらバカを見るぞ

ボブ・スレッド(二連橇)づくり
雪が降る間は小麦の脱穀











「クリスマス」
ローヤルたちも帰省し、伯父、伯母、いとこたちもやって来る
子どもたちが下げておいた靴下には、手編みのミトンやキャンディーなどが入っている
アルマンゾは店売りの帽子とジャックナイフをもらって大喜び!
クリスマスディナーもごちそうだらけ

子どもたちは雪合戦をして、乱暴なくらい遊び、その日のうちに橇で帰っていく



「丸木運び」
フレンチ・ジョウとレイズィ・ジョーンが手伝って、森で木を伐り
牛が引く二連橇に乗せて家の丸木置き場まで運ぶ

アルマンゾも手伝い、大きな丸木が頭にぶつかったり
牛をコントロールしきれず雪に沈んで、掘り出したりして必死!
丸木はのこぎりで引いたりして薪にする










「トンプソンさんの財布」
家畜が食べきれないほどの干し草を町へ売りに行く途中
1500ドルも入った財布を拾う/驚

父は去年、土地を売ったトンプソンさんのものだろうと推測
銀行を信用せず、持ち歩いていた

アルマンゾは父に言われてトンプソンさんを探して返してあげたが
盗まなかったからと言って5セント渡してきたのを見て激怒したパドックさんは
200ドル払わせる










父に事情を話すと、200ドルはアルマンゾのものだと言われて
銀行に預けに行き、初めて通帳を作ってもらう

父は銀行に預けた1ドルが年に4セントずつ稼いでくれるから
使う時はよく考えるようにと教える

パドックさんは、男児がいないため、アルマンゾを職人に育てたいと父に相談する

母:
立派な農場を捨てて町へ行くことが出世と思うようじゃ世の中も悪くなったもんだ!
アルマンゾにはローヤルの二の舞は絶対させませんからね!

父:
21歳になるまでは農場におくのは許されているが
あとは本人が決めることだ
もし家を出たいなら早いほうがいい
そして、自分で決めてほしい
町では何もかも他人に頼らなければならない
農夫は自分と土地、天候を頼みに自由に生きていける


アルマンゾは望みを聞かれて、あの200ドルで子馬を買いたいと言うと
父は嬉しそうに微笑んで、代わりに大事に育てているスターライトをあげると約束する










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シルバー・レイクの岸辺で 世界傑作童話シリーズ インガルス一家の物語 4 ローラ・インガルス・ワイルダー/作 福音館書店

2025-04-04 17:34:46 | 
1973年初版 1986年 第25刷 恩地三保子/訳 ガース・ウィリアムズ/画

「作家別」カテゴリー内の「ローラ・インガルス・ワイルダー」に追加します

家族全員がしょう紅熱にかかり、メアリーが失明してしまっているところから始まっている/驚
親に言われて、ローラはメアリーの目代わりに風景を描写して聞かせる
それがこのシリーズを書く土台につながっているのかもしれないな
すべて起きることは意味があるんだ

そして、家族はまた唐突に引っ越すことになる
今度は幌馬車ではなく汽車の旅!
馬車で1週間の道のりを数時間で済むのは本当に画期的で感動しただろうなあ

役所に届け出て、5年住めば、広大な土地がタダで手に入るってざっくりしたルールもビックリ/驚
警察や裁判などない状態で、家族、信仰、隣人の助けなしには生きるのも難しかったのが伝わる

一家を背負って、家を建てたり、狩り、農業をする男性も重労働だし
薪を燃やして、ストーブで毎食作り、家事、出産、子育てを全部やる女性も相当だなあ!











【内容抜粋メモ】

登場人物

インガルス家
父チャールズ
母キャロライン
長女メアリー 14歳
次女ローラ 13歳
三女キャリー
四女グレイス
ブルドッグのジャック

ルビイ 叔母 子ドリイ
ドーシア 叔母 夫ハイ 子レナ、ジーン
ヘンリー伯父 子チャーリー、ルイザ

ビッグ・ジェリイ フランス人とインディアンのハーフ
ロバート・ボースト 工夫 妻エリー



一家はしょう紅熱にかかり、メアリーは失明 美しい金髪も切られてしまう(そんな必要あった?汗
チャールズの妹ドーシアがやって来て
夫がダコタの鉄道工事現場で店番や帳簿係をする仕事があると誘う

母は学校のない所への引っ越しを渋るが
父は160エーカーの土地がもらえるメリットを話して説得

早速、ネルソンさんに畑を売った200ドルで借金を返して
先に行って準備して待つ

年老いて、リュウマチを患うジャックは、長旅に行くのを拒否
眠るように亡くなる!
父:ジャックは素晴らしい猟場へ行ったんだ










初めての汽車の旅
当時の汽車は速く走るためによく転覆してたって・・・/汗

車両に栓を回せば水が出る仕組みがあったり
少年が飴やガムを売りに来たり










ホテルのレストランで食事するのも産まれて初めての体験
大皿にのった料理をテーブルの客同士で回す











「シルバー・レイクの鉄道工事現場」
ローラはドーシア伯母の娘レナとテントで寝る











叔母は多忙なので、開拓農地の女性に洗濯を頼んでいるため
ローラとレナはバギイに乗って届けに行くと
そこの娘さんが13歳で結婚したと聞いて驚く
ドーシア家族は先にシルバー・レイクに発つ

インガルス一家が馬車で向かうと、途中で不審な男に馬でつけられるが
フランス人とインディアンのハーフのビッグ・ジェリイが間に入って助けてくれる










現場に着くと、ヘンリー叔父と息子チャーリーがいて驚く

シルバー・レイクには野ガモ、ガン、サギ、鶴、ペリカンなどが群れている



「馬盗人」
現場から馬が盗まれる事件が相次ぎ、ビッグ・ジェリイが疑われる
ジェリイは給料日に来て、ポーカーの賭けですっかりかっさらってしまうため憎まれている

でも、水汲みをしているジョニーじいさんの面倒をみたりして親切なのを知っている父は味方する
以降、馬泥棒事件は起きなくなる

周りは荒くれ者がいるため、現場に娘たちを近づけさせたくない母
ローラは鉄道の土台づくりが見たくて父にせがんで連れて行ってもらう

最初は測量技師が測量し、人と馬が輪になって周りながら地面を平にならしていくのを見学する













「給料日」
父は労働者の15日分の給料を計算して、店でつけで買った分を差し引いて渡すが
1か月分丸まる欲しいと言い出したグループがもめ事を起こし
会計主任を縛り上げて、けが人が出る/汗
仕方なく店の売上金を渡してなんとかおさまる











ヘンリー叔父一家はここで貯めたお金で一度森へ戻って農場を売り
春になったら妻ポリイらとともに西部のモンタナへ発つ

ローラも一緒に行きたいというが、父は母に子どもたちを学校に通わせると約束した
母も祖母も先生だったから、ローラも先生にしたいと話す
旅暮らしが性に合ってるローラは先生になりたくはないが反対もできない

冬が近づくと、ドーシア叔母らはシルバー・レイクを出て行く
工夫もぞろぞろと飯場を引き払っていく

父はいったん東部に戻って仕事を探そうと予定していたが
測量技師の家で冬を越してほしいという話を受ける

工夫ボーストはピートに馬2頭を売って、逃げられたため
父に令状を書いてもらい、測量技師長を保安官に見立てて取り立てに行く

ボーストさんの笑いはつい引き込まれるって、読んでるだけで笑っちゃうw
冬の間にエリーと結婚して訪ねるかもしれないと言ってアイオワ州へ発つ











「測量技師の家」
2階づくりの大きな家で、小部屋にはあらゆる食料品がぎっしり!
ローラたちは凍ったシルバー・レイクで滑って遊ぶ
メアリーは目が見えなくても器用に針仕事をしたり、グレイスのお守りをしている














夜中にシルバー・レイクで滑っていると
大きなバッファローオオカミに見られていることに気づき
キャリーを連れて慌てて逃げ帰る











翌日、父は銃を持ってオオカミ狩りに出かけるが、オオカミの穴を見つけて、中は空っぽだった
昔はバッファローが群れていたのに、人が住んで消えてしまったため、オオカミも西へ追いやられてしまった

父はそこに素晴らしい開拓農地の候補を見つける
春になったらブルッキンスで払下げの申請をすると話す



「クリスマス・イヴ」
それぞれが家族のために手作りのプレゼントを内緒に用意する
家族で讃美歌を歌っていると、ボーストさんと妻エリーがやって来て
春になればみんな土地を目当てにやって来るから申請してきたと話す











クリスマスの朝、みんなのプレゼントを朝食のお皿の上に置く母
急なお客さんにも自分の一番上等なハンカチなどをあげて
子どもたちの母へのプレゼントが手作りのハンカチで驚く!









ディナーのごちそうは父の狩った大きなウサギのロースト(この時代に生まれなくてよかった・・・
ボースト夫婦は事務所の小さな家に泊まり
いっしょにご馳走を作って食べたり、1880年の新年を迎え、町で流行っている飾り棚の作り方を教えてくれる











オルデン牧師がスチュワート牧師を連れてやって来る
盲目になったメアリーに驚くが

オルデン牧師:メアリーは類まれな魂の持ち主で、生きた訓(おし)えだ
盲目者のための大学がアイオワにもあると教えて、母は費用を調べてもらう約束をする











ローラはオルデン牧師の説教を聞いて、自分も一生懸命に勉強して教師になり
メアリーを学校に入れる手伝いをしようと心に誓う

この辺にできる町はフランス人神父の名にちなんで“ドゥ・スメット”町になる



「春のラッシュ」
父は土地の申請のため町へ向かい、その間ボースト夫妻が泊まる
ハロンに向かう旅人がひっきりなしに家に来るようになり
食事代と宿代をとることにする









父が町へ着くと、事務所の前は申請者で行列ができていた
父が目をつけていた土地を狙っている男もいて、父は事務所前で並んでいたが
早い者勝ちに押し寄せて混乱になり、居合わせたエドワーズさんの手助けで土地を手に入れることに成功する











買った土地には6か月以内に建物をたてればいいから
父はまず町の予定地に小屋を建てる

たった2週間で大通り沿いにはすでに何軒も家が建ち、夜昼となく騒音が鳴り響く
測量技師が戻り、一家は父が仮に建てただだっ広い掘っ立て小屋に引っ越す
朝になると、ベッドに雪が積もってるって!

父:
やり始めもしないで、すべてが好都合になるのを待っているような心がけじゃ
何事も都合よく運びはしないよ


人がにぎやかになるにつれ、渡り鳥はシルバー・レイクで休まなくなる












主人が土地どろぼうに射殺される事件が起きる/汗
父も心配して、買った土地に掘っ立て小屋をたてて、また引っ越す



「最後の引っ越し」
一家で馬車に乗って移動中、立派な馬に乗った兄弟を見かける
それが後のローラの夫になるワイルダー家のアルマンゾと兄ローヤル!











まず井戸を掘る父

大草原に木があれば目が休まると母が言ったため
父は風を防ぐために木を植える











グレイスがいないことに気づき、家族でほうぼうを必死に探し回る
こういう時にわんこがいればすぐ見つかるだろうに・・・

ローラは妖精の輪(フェアリーリング)のような所にグレイスがいるのを見つける
父は元バッファローの泥浴び場だろうと推測する










狭い部屋に母の大事な陶器の羊飼い娘を置いて、やっと落ち着く










日々の暮らし満ちたりて
家族平和に過ごしつつ
訪ねる友はよろこび迎え
悩み煩い近よせず
楽しく歩むこの世の旅路
われらの望み それはただ
しあわせに楽しく生き生きと
行く日、来る日を送るだけ


ローラ:バッファローは行ってしまった そして、今では私たちがここに住みつくんだわ



「蚊」
近くの大沢地からわく蚊が馬や牛、家の中にもたかってくる↓↓↓
父は網戸もつくってくれる!

夜は父がヴァイオリンを弾いて小音楽会を開く

♪ああ、楽しきわが家
たとえ貧しくとも
わが家にまさる所なし










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