素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

いや、人を食べちゃダメっしょ;

2021年04月17日 07時14分23秒 | 日記
今週の蜘蛛子さんのパートで「人間って美形ほど美味なんだよなぁ」って思い返すシーンありましたけど。

いや、駄目だろ;
いくら敵対者相手でも、それはあかんやろ;

少なくとも、日本人の感覚ちゃうぞ;
(中国の水滸伝の悪党だと「酒の肴がねぇなぁ。しょうがない、こいつでも食うか」と、襲った旅人の死体を掻っ捌くシーンがあるようですが)

中国人は人の本質を「魂にある」っておそらく考えているので、人の死体については「肉の塊」って認識になるようなんですが。
日本人は「死体もまた人の本質の一部」って考えてるから、それを食べる、体内に取り込むってのはねぇよな;

そこからいくと、いくら今蜘蛛のモンスターでも、人を食べるという事には抵抗があって然るべきのはずなのに。
躊躇なくいったな、蜘蛛子さん;

いやま、コメディ部分は笑ったけどさ、そこだけどうにも引っ掛かった。
これ、作者様はどういうつもりで書いたのか。

蜘蛛子さんが実はもう心までモンスターになってしまったんですよと言いたかったのか。
それとも、うっかりやらかしてしまったのか。

この「人を食物として見るか否か」ってことでは、過去の名作漫画「幽遊白書」で、主人公の幽助がS級妖怪に転生し、その後魔界からお迎えが来たところで、そのお迎えの妖怪が「実は今、どうしても精をつけなければいけない事態がありまして。やむなく通行人を1名捕食しました」って幽助に報告。(そいつ、人間しか食べられない妖怪なのね)
それを幽助が「そうか。まあ人しか食えないならしょうがないわな」と納得するのですけど。

その報告を一緒に聞いていた、人間の霊界探偵が「それは人の思考じゃない。悪いけどキミはもう妖怪にしか見えない」って拒絶の意思を示す。

こんな展開あったんですけどさ。
これが正しい人の在り方と思うんよね。

理由なんて関係なしに、人を糧に見てはいけないわな。人間なら。