素振りブログ。

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もうちょっと背景を話して欲しかったかも

2021年04月12日 21時07分31秒 | 日記
今週の逃げ上手の若君の解説ページで、鎌倉武士の残虐さを解説してましたね。

とうとう来たか、って感じ。

まあ、知ってたんで何も驚くところじゃ無いんですけど、終始「鎌倉武士、異常」の話で終わってたのがなんともね。

確かに異常だとは思うけど。
「庭に生首を絶やすな」ってあたり。

でも、それは理由あるのよね。
おそらくだけど「日常的に殺人に慣れておけ」って武士の心意気だと思うのよ。

何それ!? ってお思いの方。

源頼朝が武士の貴族化を嫌い、あくまで武士として征夷大将軍に拘った心境に思いを馳せたことは?

私、専門家じゃないですけどさ。
貴族化して「暴」を手放すと、いずれ平家と同じ末路を辿る、って思ったからじゃ無いの?

そう思うんですけどな。
日本は元々、貴族が実権を握ってましたけど、それが武士に移ったの。
「暴」の力で貴族が武士に劣っていたからですよね?

貴族になってしまうと、また武士的存在が立ち上がったときに、滅ぼされるだけ。
そう思ったんでは無いかな?

想像だけど。

平家物語で、それの象徴的なシーンありますよね。

平家の一門が、扇を掲げて「これを射てみせよ」と指示したら、かの有名な那須与一がそれを射貫き

平家のどなたさんかが、賞賛の舞を舞った。

すると源氏の皆さんは

「ハァ? お前、この戦場で何いちびってんの?」

と呆れ、与一に「オイ、あいつを殺せ」「ハイ。仰せのままに」

で、射殺。

こんなシーン。
このさ、賞賛の舞を舞ってしまう平家のどなたさんか。
貴族化の影響出てる気がするんですよね。

こういうことがあったから「武士の貴族化は絶対に避けねばならぬ」って思ったんでは無いのかね?

私はそう思うんですけども。