一期のときの良さが無いな；

闇芝居（第二期）第１０話「虫唾」感想。

これはあかんわ；

これは、毎日せっせと日記を書いていた男の話なんだなぁ、ときて。
「俺のことか？」（オイ）と興味惹かれたんですけどね。

てっきり、日記が関わる怪異かと思ったら。

毎日毎日愚痴ばかり日記に書いている男が居て、その日記書いているときに、彼の住んでいる安普請のアパートの隙間から、不快害虫（主に蛾）が部屋に入ってくるので、イライライライラしつつ殺しまくってたら。
男の身体に虫が湧いて、死んじゃいましたとさ。

日記、関係なくないですか？
（日記無くても話成立するじゃんよ）

何で虫が湧いたのかも意味分からないし。

虫が関わる怪異、というか都市伝説で有名なのは「ゴキブリを生きたまま食べたら、腹の中でゴキブリの受精卵が孵り、内臓をゴキブリに食い荒らされて死んだ男」の話ですが。
この話の場合「生きたままゴキブリを食べた」っていうことが、後の「内臓をゴキブリに食い荒らされる」という結末に繋がってくるわけで。
つまり因果関係がハッキリしているわけですわ。

でも、この話、何でそうなったのかサッパリ分かりませんよね。

どうして湧いたのか分からないし。（蛾を食べたとか、怪しい飲み薬を飲んだとか、そういうのすら一切ないし）

え？何でもかんでも理由説明を求めるな？
身体に虫が湧いて死んだんだ、怖いと思わないのか？

そりゃ怖いですけどさ。

じゃあ、ですよ？
ある男が会社に行こうとして家から出たら、いきなりトラックが突っ込んできて。
フルスピードで撥ねられて、身体がバラバラになって死にましたとさ。

これがホラーになるのかという話ですわ。

あっしはならないと思うんですがね。
バラバラになって死ぬのは当然怖いけど。

ただそれだけで。

ここで

実は生前男は残虐ゲームにドハマリしてて。
ただの通行人の手足を狙撃銃で吹っ飛ばして踊らせたり、ヘリをロケットランチャーで撃墜したり、民家を爆弾で吹っ飛ばして遊んでたけど。
あるとき

『こんなゲームばっかりやってると、何だか変な気分になってくるよな』

とか思ったけど

『いやいやゲームだからいいだろ』

と思い直してプレイ続行。
「処女なの！」と命乞いする少女を射殺したり、斧で首を切り落としたりして。
残虐の限りを尽くして喜んでたら。
トラックで跳ね飛ばして会社員っぽい男をバラバラにして殺してみたとき。

何故か、ゲーム画面の中から、キャラクターの会社員男性のバラバラ死体が、こっちを恨めしそうな目で睨んでた。

そういう前フリがあったら、上記のトラック事故はホラーになると思うんですけどね。

……なーんか、一期のときの良さが無いなぁ；
闇芝居（二期）；