素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

予想通りのエンディング

2014年10月23日 21時26分03秒 | 日記
思春鬼のふたり、今週で最終回だったみたいですね。
途中から、読んでなかったんですけど。
わざわざ文句言うために、面白くない漫画読むのって果てしなく無駄だなぁ、と思えてきたせいで。

でもま、序盤は読んでたのも何の縁ですので、最終回だけは読んだんですが。

ああ、ハッピーエンドですか。

なーんも、分かってないんだねーw

ずいぶん前に、今は目の病気で漫画家の第一線を退いているヤマケン先生。

先生が描いている漫画で、殺し屋モノの漫画あるんですけどね。

主人公はナイスバディの美人殺し屋。
殺人マニアで、武器は金属糸。

依頼人の要望に従って、ターゲットの愛人を半年近く続けて、すっかり安心しきったところを惨殺したり。
幼女の依頼に従って、幼女の飼い犬を誤ってひき殺してしまった会社員男性をラブホで八つ裂きにしたり。

常軌を逸した殺し屋です。

会社員にやったような酷い殺人もするんですが、極悪人と言って良い悪党もそれ以上に殺している、必殺仕事人をやや外道方向に振れさせた殺し屋なんですけど。

最終的に、ラストの仕事が原因で、植物人間になって寝たきりになるんですけど。
それを読者が「酷い」「もっと救いのあるエンディングにして欲しかった」って非難したんですわ。

ですが、先生。

「あんなに沢山の人を殺し続けて来た女にハッピーエンド?そんな物語は死んでも描きません」

そんなようなことを仰いましてね。
私としては「さすがヤマケン先生、分かっていらっしゃる」と思ったものです。

結局アレですか。
作者さんとしては、悪人には人権が無く、蚊やハエと同じようなもんだから、それを殺し続ける人生を送ったとしても、賞賛されこそすれ、報いを受けるのはおかしいと?

やっぱ、ラストまで分からないまんまでしたか。
まぁ、そうなるんじゃないかなと薄々分かってましたけどね。



今週の東京喰種:reですが。

えーっと、クインクス、普通に食事とれるの?;
だとしたら、喰種に普通の食事をとれるようにする研究、手ェ届きそうじゃないですか?;

そっちの研究はしてないのかなぁ?

しないか?敵だし?

でも、実現すれば「嫌々生きるために人間を食べている喰種」を、仲間に引き入れることできますから。
意味の無い研究では無いと思うんですけどね。

でも、しないかなぁ?やっぱり。

CCGの人、ほとんどが喰種に対する憎しみを燃やして手を上げた人だろうし。
何で、私の大切な人を喰い殺した憎い喰種を救う研究をせねばならないのですか?

そういう声が聞こえてきそう。

でもね。
憎悪に対して憎悪で応じていたら、より被害が拡大してしまうんですよね;

臭い?

いや、結構真理だと思うんですよ。
最近特にだけど。

そりゃま、人間なんか食料だ!って言って好き勝手に暴れまわってるのは狩ればいいけど。
なるべく狙われないように、気ぃつかって細々と生きてる連中は、仲間に入れる手段あるなら入れた方が賢いでそ。

言うのは簡単ですけどね。

何で、私の大切な人を喰い殺した憎い喰種を救う研究をせねばならないのですか?

これはこれで人間的というか、当然の反応ですもんなぁ。

現実でも似た事例はありますもんな。
散々横暴の限りを尽くしてきた連中に「もう我慢の限界だ!」と反撃を開始して。
ろくでもないのを叩くのはまぁ、まだ正当性があるとしても。

そういうことをしていない連中にまで「そいつらの関係者だから」という理由でぶったたきまくり。

ついには、自分のやり方を僅かでも批判する者は、全て敵のシンパだと決め付けて同じように攻撃をしてしまう。

そういうのって、現実でもありますよね。

この設定、そっち方向で活用してくださると、読み応え増えて嬉しいんですけどね。

人間的な思いが邪魔をして、一番合理的で一番誰も傷つかない平和な未来に到達する道を自ら閉ざしてしまう、みたいな。