素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

車庫出し失敗した上、あっちこっちぶつけて、目的地から逸れた方向に走り出したような(喩え)

2014年10月29日 22時08分13秒 | 日記
先週から始まったマガジンの漫画「煉獄のカルマ」

すっげえ不愉快なんですが;

この漫画、何がしたいの?;

元々、煉獄という言葉は「キリスト教にまだ入信していない人間向けの救済策」として考え出されたものでして。

地獄未満のそれなりに苦しい場所。

なんでそんなものを設定したかと言いますと
キリスト教に入信しないで死んだ人間は、この言葉が生み出されるまでにすべからく地獄に堕ちることになっていたからで。

そうすると、キリスト教に触れてキリスト教に帰依することを決めた人間にとっては、俺は天国に行けるけど、先祖は全員地獄に行ってるんだよなぁ。
なのに、俺だけ天国に行っていいの?

と。
サイコパスでもない限り、それは当然出てくる思いです。
現実、とある部族の族長が「キリスト教は素晴らしい。俺も入信しよう」と思って、宣教師に洗礼をお願いし、ふと

「ちょっと待てよ?キリスト教の教義だとキリスト教徒でないと天国に行けないんだよな?……だったら、俺の先祖はどこに行ってるんだ?」

と疑問に思ったので、訊いたら

「決まってる。地獄だ」

で。

「ふざけるな!それだったら俺は洗礼を受けない!例え地獄でも、先祖の居る場所に行く!」

と、教会を焼き払ったという事件が起きたそうで。
なので、煉獄という言葉を発明した。

そこはキリスト教徒で無い人間が行くところで。
子孫がキリスト教徒になれば、彼らはそこから救われるのだ。

そういう場所ですわ。

話が逸れましたが。
自殺者が行く地獄未満の場所ということで、煉獄を設定したのは分かるんですけどね。

主人公、壮絶なイジメに耐えかねて、自ら命を絶ったわけですけど。
結果、煉獄に落ちて1時間で自分の自殺が原因で不幸になった6人の人間を救うというミッションを与えられてしまう。

まぁ、自殺で人が不幸になるのは分かるし、それが罪だというのも分かるんだけどさ。

何で自殺に追い込んだ連中が全くお咎め無しなの?

人ひとり死に追いやっておいて、自分に都合のいいことをくっちゃべり、相変わらず醜悪な行為を繰り返している。

で、不幸になった人、ってのもおかしいし。(その1、ですけど)

不幸になった人、その1。
カメラマンを志していたけど、主人公の自殺の現場を思わず撮影してしまい、以後写真を撮れなくなり、かき乱された心で街を歩いていたら

事故に遭って、物理的に二度と撮影できない体になってしまう。

……これ、不幸になった側が悪くないですか?;
いくらカメラマンの悲しいサガ(滅多に撮影できない現場に出くわしたら、思わず撮影してしまう)とはいえ、撮影したのは自分じゃん;

話のランク下がりますけどさ。
自動車を運転中に、道路に裸の女が立ってて。
思わず食いついてしまったら、電柱に正面衝突し、事故死した。

これとえらく変わらん気がするんですけどね。
どんだけ立ってた裸の女が美人だったのかは分からんですよ?
でも、それに運転中に目を奪われて事故起こしたのは自分じゃん。

その事故の責任を、裸の女に全部擦り付けるってのはどうなのよ?;

……まぁ、まだ2回目ですから?
どう話が転がるか分からないですけど。

現状だと、8割がた失敗の方向に話が進みそうな気がするんですけどね。
イジメをしてた連中が相応しい裁きを受ける展開、まるで想像できないし。
重い話のはずなのに、不要なラッキースケベ展開ねじ込んでるし。

これでもし、見事完走した!みたいな展開をしてくれたなら。
手放しで褒める所存ですけどねぇ。(天才ですね、と言ってもいいと思います)