利用者が悪いのか、機械が悪いのか？

　北京地下鉄5号線劉家窑駅の自動券売機には乗客向けにその機械で使えない貨幣の張り紙がされた。春節に入り、乗客が自動券売機を使うときに操作を誤るため故障が増えたのだという。北京地下鉄では張り紙などして注意を喚起している。

　春節のため北京を離れる人々が増える中、新たな問題が発生した。地下鉄に乗るために切符を買う際に自動券売機を利用する人も少なくないが、中には初めて自動券売機を使う人もおり、その使い方を誤ることからトラブルも多くなってきたのだ。
　例えば、ある乗客は、通常の自動券売機に長い列が出来ていたため、ＩＣカードにチャージすることにした。50元分をチャージしようとしたが、あいにく100元札しかなかったため、それを投入したところ、お釣りが返ってこなかったという(この乗客はお釣りが出せないことを知らなかった)。
　劉家窑駅では初めて券売機で購入しようと2枚の1元札を投入したところ、お金は飲み込まれただけで切符を買うことが出来なかった。機械が1元札を使えない(識別できない)のに投入してしまったからである。結局係りが機械を開けて取り出す羽目になった。また、チャージ金額の反応が悪く使えるまでに10数分係ってしまったり、ある乗客はチャージのために20元札を入れたが、識別不能なためにチャージできないばかりか、投入した紙幣が捩れてぐちゃぐちゃに菜ってしまったという。

　これらの問題を解決するため、同駅では駅内に設置された8台の券売機すべて「1元札使用不可、チャージは50元、100元のみ、おつりはでません」という表示をした。
　当直駅長によれば、これらのトラブルを解決させるために、乗客に対する注意掲示を増やして、操作ミスによる故障を起こさせないようにしたり、係員を配置するなどして対応したい、と語った。

【北京娯楽信報】