17日に行われる50年ぶりの韓国-北朝鮮間の京義線、東海線の列車運行(試運転)について、その実施にあたっては事前の運転試験を行わず、ぶっつけ本番で行われることになった。
京義線はムンサン駅発開城行き(27.3km)、東海線は金剛山青年駅(韓国名:温井里)発猪津行き(25.5km)が同日11時に出発、38度線を越えて運転が行われるが、その列車には南北関係者が100人づつ×2列車に乗車することになっている。
韓国では鉄道安全法で、高速鉄道線路は開通前に90日以上、在来線は60日以上の試運転を行わなければならないと決められており、線路改良の場合でも40日以上の試運転が義務付けられている。しかし、京義線と東海線の今回の運行にあたっては北朝鮮の意向で試運転は未だ行われておらず、一部目視検査をしただけで超法規的にこのままぶっつけ本番で運行されるようだ。
最近、お隣の国の高速電車がたいした訓練もせずに営業運転を開始し、故障、遅延続発させた事例があった。恐らくこの行事は生中継されるであろうこの行事で、万一事故など起こしてしまえば世界の恥さらしとなる。何か起きれば本格営業が平気で5年、10年と延びてしまいかねない。ここは是非、しっかりと実績をつくって、夢鉄道を実現させてもらいたいものだ。
【中央日報】