中鉄大全情報版(博客)

つれづれなる中国鉄道情報をより早くお伝えできればと…。日本、韓国ネタも少し。

韓国鉄道旅行の旅(1-1) OZ107

2007年08月22日 | 韓国・北朝鮮鉄道(32番線)


 ピークは過ぎたとはいうものの、やはり朝早い成田空港には旅立ちに胸膨らませる旅行者が集まり始めていた。7時から始まっているというレストランエリアはマクドナルドとコンビニぐらいしか開いておらず、コンビニの食べ物でお腹を埋めた。

 今回乗るのはアシアナ航空107便(OZ107)で初めて乗る航空会社だ。成田から旅立つとき、日系航空会社か、そうでないかで結構気持ちが違うものだ。日系のときは着空港までが「日本」だが、外国航空機の場合は飛行機に乗った時点から「外国」になるものだ。韓国の航空会社はどうだろう。

 H社のカウンターでチケットを受取、そのままアシアナのカウンターへ。最近では機内への液体の持ち込みが制限されているので、荷物を預けるところで「液体」を預け忘れると大変なことになってしまう。飲み物など数本持っていようものなら飲み切れなければ「放棄」しなければならないからだ。今回の手荷物の中で唯一の液体は「目薬」だけ。しかも、ゲートで金属探知器に引っかからなかったので非常にスムースにイミグレーションまで通過できた。



 OZ107の搭乗口は47番、南ウィングの一番奥である。華やかな免税店を横目に、ゲートを目指す。旅立ちの時ということもあって、オートウォーク(動く歩道)を使わなくても足取りは軽い。でも第2ターミナルのように「走るエレベーター」に乗れないのは少し寂しい。なしにろ成田空港の第一ターミナル利用は20年ぶりなのだ。
 OZ107はANA6977便との共同運行だ。ゲートのところにはマイレージ積算機があった。アシアナとANAはスターアライアンスメンバーなので使えるかと思ったらできなかった。もしかしたらマイレージ制度そのものをちゃんと知っていたらそんなことはしなかったかも知れないが。



 それにしても空港の売店は高い。ある種観光地料金なのはがっかりするところである。ましてや外から飲み物を持って入れないということが更に追い打ちをかけているのだ。小腹が空いていたものの、もうすぐ「機内食」。我慢我慢。

 9時30分チェックインが開始された。アシアナのサービスで子連れなら優先的に飛行機に載せてくれると書いてあったので本当かどうか興味があったが、ちゃんと並んでいたら手招きで「どうぞ」と優先的に機内に案内してくれた。確かに子供はさっさと座らせた方が、後々の乗客案内がスムースに行えるかも知れない。
 サービスのスポーツ新聞を取って機内へ。今回は座席がABの前後4席ということで子供は窓側へ。丁度左翼の少し後ろで羽の動きがばっちり見えるところである。
 今日の機材はB767-300、小振りな飛行機ということもあって機内はほぼ満員である。シートには個別テレビはなく、映像は大型スクリーンのみだ。映し出される飛行経路の地図を見るといよいよ出発だと感じる。
 アシアナ航空は乗務員の制服も茶系統でちょっと軍隊ぽい感じがしないでもない。離陸前に子供用の食事の確認があった。子供用のメニューってどんなものなのだろう。多分、お子さまランチの機内食版かな? 機内ではかたやノースリーブのTシャツに半ズボンでも寒くないのに、クーラーに弱い人のブランケット注文が絶えない。座席のポケットにはヘッドホンがないけど、たのまないと貸してもらえないのだろうか。

 成田出発は10時だが、エプロンを離れたのは10時15分だった。やっと2本目、しかも暫定滑走路の成田空港では繁忙期の遅れは当たり前なのだろう。そして更に離陸まで30分以上かかった。飛行機の大きさからして暫定滑走路からの離陸だとは思うが、結構時間がかかるものだ。最初は緊張していた子供も、いつの間にかウトウトしてしまうほどだ。
 大丈夫だとは思いつつも離陸の時は緊張する。無事ふわっと浮き上がり、ジェットコースターのごとく背中を押されながら上昇していく様は新幹線でも味わえない感覚だ。九十九里浜を眼下に見ながら飛行機は雲の中へ吸い込まれていく。



 兎に角、飛行時間が2時間位しかないのだから乗務員は大忙しだ。安定飛行に入ったらすぐさまエプロンを付けて機内食の準備。
 先ずは子供用から



 続いて大人用と続く。



 大人用の特筆すべきは「コチュジャンチューブ」だろう。結局使わずに持ち帰ってしまったのだが、感覚的には「洋辛子」の用に付けて食べるのだろうか。
 事前にネットで日系、韓系4航空会社の機内食を見たがアシアナが一番「機内食らしい」ものを出してくれそうだったので楽しみだった。朝からビールを呑んでしまうほど食事を堪能できた。でも、機内食は機内食。
 ついつい、金属製の食器をチェックしてしまうのは昔からの癖、今の一つ前のアシアナマークが刻まれていた。

 機内食に続き、免税品、お土産品の販売と続き、入国カードを配ると飛行機は韓国上空だ。眼下には韓半島が見え、間もなく韓国に着くことを感じさせる。
 それにしても外から見ても仁川国際空港は広い。埋め立て地の上にできた空港は1170haの広さに3750mの滑走路が2本ある。ちなみに成田は970haで4000m×1本、2500m×1本だから本数さえ増えれば成田よりもハブ空港としての能力は高そうだ。

 そして12時41分、無事着陸した。さあ、これから5日間の韓国鉄ちゃんの旅が始まる。


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