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甦る戦国の遺香
甲斐の国 武田神社
山梨県甲府市古府中町 2611
☎ 055-252-2609
2017.09.14 撮影 2017.09.19 投稿
当神社は御祭神在世中の居館、躑躅ヶ崎館跡に鎮座しておりまず。
躑躅ヶ崎館は、永生16年(1519)信玄公の父君・信虎公が石和館(現 甲府市川田)より移り、天正9年(1581)晴信公の子、勝頼公が
新府(現 韮崎)に移るまで62年間の間、甲斐武田氏の本拠、甲斐の政庁として天下にその名を轟かせました。周囲には武田二十四府
を始めとする諸将の屋敷が立ち並び、さらには職人町もあり、初期の城下町を形成致しておりました。
前面に甲府盆地、遠くには霊峰富士を望み、後方に石水寺、要害山を控えた景勝の地で、境内は樹木が社を作り、豊かな緑に包まれて
います。周囲の堀、土塁等は当時のままで、戦国時代第一級の居館と賞賛される「躑躅ヶ崎館」の往時を偲ばせるものです。
境内地は、昭和13年(1938)国指定史跡に指定されました。
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拝殿
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菱和殿
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画像右上の門が本殿の入り口ですが、拝殿の奥にあり見る事は出来ません、画像左が拝殿で、拝殿の右より撮影。
拝殿の左より本殿の門を撮影。
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甲陽武能殿 (こうようぶのうでん)
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姫の井戸のお水
この水は「姫の井戸」のお水です。
「姫の井戸」は躑躅ヶ崎屋形の内でも其の生活の中心となる場所に有り、一説によると信玄公の御息女誕生の折、
産湯に使用した事に因り、「姫の井戸」と名付けられたと云い、また「茶之湯の井戸」とも言われ、この井戸より発見
された茶釜等の品々が宝物殿に展示されていました。
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「武田水琴窟」 (たけだすいきんくつ)
土中の底の小さな穴をあけた瓶(かめ)を埋め、そこにわずかな水を流す。
水はその穴から水滴となって落ち、カメの中で反響し、琴の音にも似た澄んだ音色を地中から響かせる。
一つの音文化の極致です。
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「さざれ石」
この「さざれ石」は岐阜県揖斐川町 (旧 揖斐郡春日村笹又)産です。
平安時代、文徳天皇の皇子・惟喬親王(これたかしんのう)に仕えた藤原朝巨石位左衛門が伊吹山中春日村の
谷間の渓流にある「さざれ石」の巨岩(現 岐阜県天然記念物)をみて皇子たちを偲び、弥栄を祈って詠んだ !
わが君は千代に八千代にさざれ石の
巌となりて苔のむすまで
古今和歌集に載るこの歌を元歌として、国歌【君が代】は出来上がったと言われています。
※ (アングルが悪く石の原型が解りにくいかな?)
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