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富岳風穴

2018-06-02 09:21:07 | 日記

                                         富岳風穴

                                       なだらかな横穴を周遊できる歴史的にも価値ある文化財の洞窟

                                                                                 ☎ 0555-85-2300

                            2018.05.30 撮影

                            風穴の入り口

                            風穴の入り口直径5.4m、総延長201m、洞窟内は通年0℃~3℃に保たれています。

                            

                            風穴内より入口を見る

                            

                           天然記念物【富岳風穴】

                              指定年月日  昭和4年12月7日

                              指定地域    西八代群上九一色村精進青木ヶ原 514番地

                              指定面積    一二.八七二.七八平方米壱町貳段九前八歩

                            富士山一帯、青木ヶ原樹海内には風穴・氷穴などの名によって呼ばれる洞穴が無数に散在し、世界的に著名です。

                            その成因は日本各地に点在する石灰岩による鍾乳洞とは異なり爆発して流出する溶岩の中部にガス体を含み、外部

                            がさめて収縮する際、内部はまだ高熱の流動体であるため、外部からの圧力により、外皮の弱い所を押し破りガスや

                            熔岩を吹き出した後に残った空洞がすなわち、これらの洞穴であると地質学者によって解かれている。この洞穴は南北

                            方面に走る百十米の主洞と西東に走る百十米の間道からなり、幅4~7m.高さ20mの規模をもつ大きなもので内部

                            は堅い細密な熔岩が層状を呈し、一部には熔岩棚や磁気をおびた熔岩もみられる。洞底には水がたまり、冬期に結氷

                            したまま夏を過ぎても解けることが少ないため常に洞内の温度も平均3℃と非常に珍しい洞穴です。

                            【氷の池】 風穴内の中間地点でみごとな氷柱を見る事が出来ます。

                                   この付近の氷は昭和初期まで、関東一円に出荷されていた貴重なものでした、見事な氷や氷柱が見られる場所です。

                                     

                                     

                                    

                                      

                            

                             縄状溶岩

                             熔岩が流れた際に先に冷えた熔岩の後に熔岩が順次押し寄せて生じた熔岩表面の縄状の模様です。

                                     

                                     

                            

                            

                                     

                                      

                                    

                                      

                            

                            【風穴】と養蚕

                            我が国での養蚕は古代にまで遡りますが、明治以降には絹の輸出が日本経済を支えるほど盛んになりました。

                            養蚕は蚕蛾が生んだ卵の管理からはじまります。

                            蚕の卵は暖かくなり始める春頃に孵化しますので、養蚕の回数も年1~2回に限られていました。そこで明治中期に、

                            涼しい倉庫に蚕の卵を保管して、孵化の時期を調整する技術が考えられたのです。これによって年3~4回も蚕を飼

                            うことが可能になり、絹の生産も飛躍的に高まりました。

                            

                            ガス孔の跡

                            表面が固まった熔岩の中に含まれたガスが抜け出た跡

                            

                              富岳風穴内見取り図