鎌田はりきゅう整骨院のブログ 木火土金水     

起立性調節障害でお困りの方。鍼灸で治療してみませんか?


 

夜尿症

2015年03月20日 | 日記
 昨晩のTVで、子供の悩みを受け付けている病院のことをやっていました。腕や足が少し毛深いという悩みの女の子。

 眉毛が濃すぎるので、自分でカミソリを使って剃っていたらカミソリ負けしておでこが荒れちゃったものなど。

 小さな子供にもいろいろ悩みがあるもんだなあと、考えさせられる番組でした。

 その中で、おねしょの悩みもありました。

 夜尿症ですね。

 おねしょというのは、5歳未満くらいの幼児期にするもので、夜尿症はそれ以後にも治らないものを言うようです。

 小学校も高学年になっても治らない場合、学校での宿泊学習などが近づいてくると困るわけです。
 昨日の番組の中では、紙おむつに水分を感知するセンサーをつけて、漏れると音が鳴って起こすという訓練をすることでだいぶよくなっていくような治療法でした。

 こういった訓練で良くなっていってもらいたいと願うばかりです。



 この夜尿症に鍼灸は案外効果を発揮します。

 僕も数人ですが治療をしたことがあります、特別、身体に異常のない限りよく効くようです。

 あまり小さいうちはやらないほうがいいようです、小さな子にとって針やお灸は驚異ですから怖い思いが記憶に残るようでは逆効果です。

 小学校も高学年になってくると、自分でも治したいという気が起きてきますので多少のことは我慢をします。

 僕が治療した男の子は5年生でしたが、気が強そうな、いかにもわんぱくな感じの子でした。夜尿症が唯一の弱点だったのでしょう、自分から母親に「何でもやるから治したい。」と訴えたのだそうです。

 足の「大敦」背中の「命門」など、数穴を選んでお灸を据えました。熱くならないように八分灸ぐらいのものを数壮づつ据えました。

 何回か熱いと言いましたが、数回続けるうちに気持ちがいいというようになりました。

 2~3回目の治療頃から、夜尿が止まり始め5~6回で全くおねしょがなくなりました。

 本人も嬉しかったでしょうが、一番喜んだのは母親でした。

 その後、小学校1年生の男の子の治療をしましたが、始める前から火の点いた線香に恐怖感を抱き、全く治療になりませんでした。

 「もう少し大きくなってからやりましょう。」ということで諦めました。

 子供相手の時は、まず、お灸や針を好きになってもらうことから始めなくてはなりません。

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