takaさんの今日もsimple

整体師なtakaのごく、何てことない一日の話です。

やっぱり寂しいな。 あるじの居ない その 水槽。

2009年01月13日 | taka家のゆかいな仲間たち
「じゃ、金ちゃん 行って来るね」

って、

出かける前の 決まり文句を 今朝 また言って 

で、

嘘みたいに、


まるで そのためのように


午後が ぽっかり空いた今日


「金ちゃん、ただいま」


って、 



めずらしく 日中の 明るい部屋に 帰ってみた。



キセキ を期待して か。

でも、やっぱり 金助は 朝出た 時の ままだった。

考えてみれば、
コイツ、昨日出たときと違う位置に居る。
苦しいまま、
いつもの
「お帰り」
の位置まで

動いてたんだな ・・・・・・・・ 。




その後、

心を決めて


つないだままの エアーポンプと 浄水器の コンセントを抜いた。


生命維持装置を抜く  感じ。




昨夜 息子と泣きながら用意した箱に金助を納める。

すくい上げて 手の平に乗せると
まだ 一部 やわらかくて。

レイキマスター とか なんかに なってる身だから

レイキする。


でも


どうなんだろうなあ・・・・・



ともかく 今も その時の 金助が乗った 感触と重さが 離れない。


金助のための いろいろ もろもろの道具を片付ける。

その後、猛烈に なぜか 部屋中を掃除する。
レイキのCDをかけながら ダイソンの爆音を響かせる。


一息つくと、手が物凄く熱くて

そうして 再び 金助にレイキをあてた。

ちゃんと。


マスターらしく (たぶん・・・) 。


これから 宇宙に金助が帰ります と。

よろしく お願いします と。


その後、ただの人に帰った私は
ぼんやりと、 煙草をふかした。
そのポジションから観る空の水槽。
私が その位置に居ると、
いつも なるだけ そばに移動した金。

そ っか・・・と 思って 金助の納まった箱を
今日は 手元に移動させた。


コーヒーを入れて、

再び、 煙草をふかす。


金助・・・。


息子が帰ってくる前に ゴンの散歩を済ませに行こうかと思っていたけど
最後くらい

留守番 させたくなくて。


思えば いつも 留守番ばかり だったね 金。


昨夜、声をあげて泣きながら
息子に、
「もう 二度と 金魚は飼わない」 と 叫んだ。


だって 金ちゃん いつも 待ってばっかり。


酷だった。


なのに いっつも 待っててくれて。

最期まで、

ママを 待ってる位置まで 辛い体 移動させて。



ちゃんと 観てやれないなら 命は かこってやっちゃならない。



ほんと つくづく 肝に銘じた。



ふいに

「ただいま!」


と 息子が大きな声で帰ってきた。

一年のうちで 私が 息子を迎えてやるのは 
幾日も無いのだけど

今日ほど


その息子の声が 嬉しかった事は無い。


生きてる って、 いいな って、 


なんだか 思っちゃった。








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