貴船神社の奥宮で ベンチに座りながら
山肌を 二人で見ていた。
荘厳な社の後ろには 急な山肌。
樹齢を重ねてるであろう見事な木々。
そして斜面が崩れぬよう
まるで大振りの網のように
コンクリートで守っている。
「これって、こんな高いところからの斜面
工事した人、大変だったろうねえ・・・」
「でも、ちゃーんと、木を傷つけないように
色々曲線になって 網目になってるねえ・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
鞍馬山の西口にこんな看板があった。

そして、
先ほどの水占いみくじや、絵馬などが
勝手な御利益願いから、大量にしばりつけられた樹木が
気疲れたのであろう、すっかり疲れ切った姿をしていたのが思い出された。
しかし、
だからなのだろう、結ばれたおみくじなどは全て
専用の木だなに移されていた。
「人間て こわす人と
まもろうとする人と 二種類に別れるんだね」
「まもろうとする人の方が 多くなったらきっと
大丈夫だね」
「そうだね・・。 そうだといいね。」
疲れた足を休めながら
そんな 会話をした。
山肌を 二人で見ていた。
荘厳な社の後ろには 急な山肌。
樹齢を重ねてるであろう見事な木々。
そして斜面が崩れぬよう
まるで大振りの網のように
コンクリートで守っている。
「これって、こんな高いところからの斜面
工事した人、大変だったろうねえ・・・」
「でも、ちゃーんと、木を傷つけないように
色々曲線になって 網目になってるねえ・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
鞍馬山の西口にこんな看板があった。

そして、
先ほどの水占いみくじや、絵馬などが
勝手な御利益願いから、大量にしばりつけられた樹木が
気疲れたのであろう、すっかり疲れ切った姿をしていたのが思い出された。
しかし、
だからなのだろう、結ばれたおみくじなどは全て
専用の木だなに移されていた。
「人間て こわす人と
まもろうとする人と 二種類に別れるんだね」
「まもろうとする人の方が 多くなったらきっと
大丈夫だね」
「そうだね・・。 そうだといいね。」
疲れた足を休めながら
そんな 会話をした。