列車は長良川鉄道の本社がある関駅に着きました。引き込み線があり、列車を整備する工場や格納庫はこの駅にあります。沿線の駅のほとんどは無人駅ですのでこの駅には働く人の気配がある駅でした。まもなくすれ違いの美濃太田方面からの列車入ってきます。
鉄道橋と東海北陸自動車道と長良川がクロスするポイントを通りました。高速道路の開通で郡上八幡など奥美濃へのアクセスは時間的には自動車が圧倒的に有利です。長良川鉄道はのんびり川を眺める観光に楽しみを見出す人にアピールしながら走り続けてゆくのでしょうか。
停車していたのは鮎号です。2人掛けの対面席や食事をしながら車窓からの景色を見ることができるカウンター席を設けるなどこだわりを持った内装してあるとのことです。関駅から郡上八幡駅までの1時間10分で1人16000円のプランなど予約により運航です。
郡上八幡駅に外装全体が赤できれいな列車が止まっていました。長良川鉄道では清流レストランと名付けて観光列車をPRしています。内装を凝らして豪華な気分でのんびり食事しながら長良川沿線を走る、1号車の森号、鮎号(2号車)、江風号(3号車)を用意したとのことです。
お庭の片隅の苔むした手水鉢の下の水琴窟から、ピコーン・ピコーンと心地よい音が聞こえます。ところで庭園名の荎草(さねかづら)はどこにあるかとお庫裡さんに聞きますと、ほおっておくと茂りすぎてお庭が台無しになってしまうので見えない庭の隅にあるとのことでした。