参拝を済ませて宇治橋のたもとをが見えるところに立ってみました。橋げたの常に流れに浸されるところに新しい銅の板を張り替えていました。木の橋げたなので次に架け替えるまで長持ちさせるにはそれなりの苦労が必要なのですね。
神宮スギの背後の灯篭を挟んだ森に桜が咲いていました。杉の花と言い桜と言いこちらはもう春なのですね。なお、神宮スギは三重県の県木なので他の二本は賢島駅前ロータリーと三重県総合博物館交流広場にそれぞれ定植されているそうです。
衛士さんが教えてくれた場所は神苑の東側の小路で二方を囲まれたところに１本だけ金網を張った柵に囲まれていました。オバマさんの膝くらいだった神宮スギは人の背丈くらいまで延び、先端に花が付いていました。
参集殿の資料館に２０１６年５月にＧ７伊勢志摩サミットの時、各国首脳が神宮スギを植えている写真がありました。当時の米国オバマ大統領等が小学生たちとスコップで土をかけています。このスギは一体どこで育っているのか疑問に思い衛士見張り所へ行き聞いてみました。
御厩（みうまや）に皇大神宮御料御馬「草新号」がいました。平成十三年に宮内庁御料牧場で生まれ、平成三十年六月に牽進（皇室から伊勢神宮に贈呈すること）されたと看板にありました。神馬としてのお勤めご苦労様です。
本殿前でお参りを済ませ御稲御蔵（みしねのみくら）の看板のある建物の前に立ちました。神宮神田から収穫した抜穂の御稲が納められる蔵です。角のような千木と金色の蓋をしたような鰹木、古びた茅葺の屋根、掘立の柱など撮影できない本殿と同じ「唯一神明造」の一端を見ることができます。