お椀にはあらかじめレジ袋がついていますのでそのまま持って、近くのテーブルに座って食べます。豆腐の外側がカリッとしていて中はスカスカして頼りない食感です。臭いは屋台の近くにいたため鼻が慣らされたせいかそれほど強くなくとりあえず食べることはできました。
揚げた臭豆腐を網ですくい紙製のお椀に盛り込み、茹でたキャベツともやしと何か不明の醤油のような液体を入れ混ぜて出来上がりです。
手慣れたしぐさで黄色くて大きめの油揚げのような豆腐をザクザク2回ほど切って煮えたった油の中に投入しました。鍋の上のキッチンフードには太めのダクトとファンが付いていて揚げている臭豆腐の匂いを強力に排出しています。これが臭いの原因なのですね。
意を決して屋台の前に立ってみました。穏やかそうな目つきのおじさんがチラッとこちらを見たので、２丁５０元と書いた看板を指さして注文しました。
台湾各地で夜市散策をするたびに気になっていたことがあります。それが臭豆腐です。近くによるだけでえも言われぬ臭いがして、台湾の人はおいしいというのですが実は敬遠していました。
