sibasenn気ままな旅日記&日常のつぶやき

東海道53次ウォークや気ままなバックパッカーの旅日記を写真もまじえて報告&日常のつぶやき

イタリア・中欧・カタールの旅(2014年3月30日① ローマ ヴィッラ・アドリアーナ)

2021-06-05 19:10:21 | 2014年イタリア・中欧・カタールの旅
こんにちは、sibasennです。

2014年3月30日① ローマ ヴィッラ・アドリアーナ

いよいよこの旅も、あと2日でイタリアを旅立つところまで来ました。
最後にきて同伴者は病気になり、大変辛い思いをしてしまいました。
ナポリからローマに入ったものの、昨夜はずっと寝ていました。

私は私で、部屋の暖房器具の使い方がわからず、
英語がうまくしゃべれないので、暖房器具の絵を描き、
フロントに行って、筆談形式で使い方を教えてもらう。

部屋をあたためる一方で、タオルを濡らして熱を下げるなどした。
そんな甲斐もあってか、今朝は同行者の熱も下がったようだ。

今日は、ローマから東に30キロ、チボリに向かうことにした。
ここにはふたつの世界遺産がある。
一つは修道院を豪華な別荘に改装したヴィッラ・デステ、
もうひとつは、手前の郊外にある別荘跡、ヴィッラ・アドリアーナだ。

9時前にホテルを出て、地下鉄とバスを乗り継いで1時間半ほど、
まずはヴィッラ・アドリアーナ。

映画「テルマエ・ロマエ」で
市村正親さんが演じていたハドリアヌス帝が造った別荘地です。

広大な敷地に、ギリシャ神殿やエジプトの泉、図書館、劇場や温泉施設など、
彼の理想の姿で造られました。
彼の死後、蛮族の侵入やローマ帝国の滅亡でこの別荘群は荒廃。
それでも この別荘跡を訪れると
権力者の夢の跡、人間の叡智や愚かさに気づかされるかも、、、




別荘地の復元模型

写真でいっしょにその夢の跡をたどってください。



































ご覧のように、まったく日陰のない敷地内を2時間ほど歩く。

この後、向こうに見えるヴィッラ・デステにむかうのだが。

バスで向かおうとしたのだが、待ち時間が長い。
仕方なくとぼとぼ歩き出した。
あわよくば誰かにヒッチハイクで乗せてもらえればと思いつつ、、、
だがそんな甘いもんじゃない!

天気がよすぎて暑い!
道なりに歩くのをやめてショートカット。
草をかき分け、道なきところをのぼっていく。
するとバスが見えた。
思いっきり手を振って存在をアピール!
なんとバスが止まり、乗せてくれた。
しかも料金はいらないとのこと。
バスはどんどん坂道をのぼっていき、終点に着いた。
だがここは目的地ではないとのこと。
いろんな人教えてもらい、バスを乗り換えて、
ようやく2時前に世界遺産のある場所にたどり着いた。

最後に来てローマの人々の優しさにふれあう。

今回はここまで

ではまた


イタリア・中欧・カタールの旅(2014年3月29日 イタリア・カプリ島 青の洞窟)

2021-06-02 11:12:38 | 2014年イタリア・中欧・カタールの旅
こんにちは、sibasennです。

2014年3月29日 カプリ島・青の洞窟

同行者は腹痛で「眠れぬ長い夜」を過ごし、7時半ごろ起きる。

ホテルは4つ星ホテルだったので、朝食はそれなりによかったのだが、
同行者はヨーグルトとジュースぐらいしか食べれなかった。

さて天気は快晴!
あとは波静かなことを願うだけ。
昨日一度予行練習していたので、
スムーズにトラムに乗り、カプリ島行きのフェリーが出る港に向かう。
波も穏やかで、無事に9時30分出港の船に乗ることができた。

カプリ島と言えば、
中学生時代にあるコンクールで歌ったことがある「カプリ島」。
歌ったその頃には全く想像も出来なかった地に、今向かっているのだ。
その頃のことを思い出して口ずさむ。
なお同行者は船酔いも加わって、ますますしんどいようだ。

カプリ島には11時前に着いた。





さっそく「青の洞窟」に向かうため、チケット売り場に行く。
ところが並んでいる私の二人ほど前でチケットは売り切れた。
「え〜!?」と思わず大きな声をあげてしまった。
だって3日目にしてようやくカプリ島までやってたきたのに、、、。
「青の洞窟」を目の前にしてあきらめないといけないのか!
大阪弁で、その時の気持ちをぶち上げてしまった。

そんな言葉は誰にも通じないだろうと思っていたのですが、
ちょうど私の後ろに、私の言葉を理解できる人がいたんです。
“あなたの気持ちはわかるよ”という表情で、声をかけてくれたのは、
日本人の若い男性でした。
「僕は東京の学生で、今はチューリッヒの大学に短期留学中です」
「春休みを利用して、ここに来ました」などと話してくれました。
あんな姿を見せてしまったと、ちょっとはずかしい気持ちになりましたが、
彼も気持ちはわかると言ってくれたので、ちょっと安心。

さてチケットですが、売り切れたのは2時間乗船券だったのです。
すぐに遊覧1時間程度の小さい船で行くチケットをゲット!

さて、20人ほどが乗って、青の洞窟に向かう。





洞窟の手前で、小さな舟に乗り換えるのだが、
その順番待ちをしている20人乗り船がたくさん浮かんでいた。

波静かとはいえ、船は激しく揺れる。
その度に、同行者は必死に酔いとたたかっていた。


さあそろそろ私たちの番が回ってきた。

船頭さんは我々が日本人だと分かると、
たどたどしい日本語で話しかけてくる。
「サンタルチア」と「帰れソレントへ」を日本語で歌ってくれた。
さすが観光地、サービス精神旺盛!
だが一人10ユーロのチップを要求してきた。ちゃっりしている!
でも歌は上手だったので、少額のチップは渡す。


「青の洞窟」は、海に面した崖に、波が浸食してできた洞窟。
海底に穴が開いていて、そこから日光が入ってくるため、
洞窟全体が神秘的な青色に光る
古代ローマ時代には既に発見されていたそうです。


なかなか神秘的、幻想的です。
本当に海の色は青かった!
サービスなのか洞窟内を2周してくれた。




同行者は何度も吐きそうになったが、なんとか乗り切った。
カプリ島に戻ると、学生とは分かれて、カフェでひと休み。

もう少しゆっくりしたかったが、2時過ぎのフェリーでナポリに戻る。


本当は卵城にも行きたかったが、しんどさは相変わらずで疲れたし、
それに念願の「青の洞窟」はしっかりみれたので、ローマに向かうことにした。

ナポリからローマまで1時間10分、
イタロというイタリアの新幹線でした。

ローマ・テルミニ駅そばの、アンティークなホテルに宿泊。
同行者はほとんど何も食べないで、そのまま眠る。
私も残りもののパンなどを食べて夕飯にかえる。

今回はここまで

ではまた