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東海道53次ウォークや気ままなバックパッカーの旅日記を写真もまじえて報告&日常のつぶやき

チェルノブイリ原発事故から30年目の実相 その8

2018-10-25 17:24:44 | チェルノブイリ原発事故から30年目の実相
さていよいよ原発事故のあった4号炉に向かう。

とその前に、消防士の慰霊モニュメント
原発事故直後、消火活動を行い被曝等により亡くなった消防士は30名を超える。

4号炉に近づいた頃にバスが止まる。
当日は雪もちらついていたので、シェルターに覆われた4号炉がぼやけて見える。

ここでガイガーカウンタをチェックすると

0.96μです。約10倍ですね。
この時突然4号炉あたりから大きな爆音が。
びっくりしましたが、事故ではなかったようです。
ツアー客はお互い顔を見合わせ、ほっとする。

バスに乗って近づく。車窓からの写真です。



4号炉前の広場でバスから降りました。

何も知らない私は、モニュメントに興味を示し近づこうと、
階段を上ろうとすると、大きな笛が鳴りました。制止されました。
これ以上4号炉に近づくことはできませんでした。


さてこの4号炉のシェルターの件について
1986年4月26日に原発事故を起こした4号炉、
放射能の飛散を封じるために石棺建設が始まる。
その年の6月から11月までの約半年で建設、80万人が動員された。
耐用年数は30年。

あれから30年が経ち老朽化がすすみ、新たな施設が必要になりました。
今度は石棺含む原発施設を覆うシェルターを建設しました。
最終的に2016年11月に完成しました。
だから私たちが行った日、12月9日にはもう完成済みでした。
シェルターは、幅275メートル、長さ162メートル、高さ108メートル
総重量は3万6000トンに及ぶ巨大な構造物で、耐用年数は100年。
こんなことが数万年も繰り返されて、ようやく人体に影響がなくなるのです。
気が遠くなる話です。

では福島原発事故後の処理はどうなっているのでしょうか?
汚染水が海に流れ出している?ことも含めて
もっと真剣に考えるべきではないでしょうか。

そしてバスは原発従事者の街、プリピャチに向かいます。

つづく

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