種山壮(shuzanso)NY

ラスベガス編

Onenight story

2011年11月30日 | Music

ひとり車を走らせる。気がつくと街に明かりが灯りはじめていた。

光に満ち溢れた夜の街はきれいさが際だつ。

 

闇をなくした都会の夜は、今の私にはまぶし過ぎる。

 

自分の居場所を探して、時間はいたずらに過ぎて行く。

 

一筋の光の先に、幼いとき過ごした、懐かしい風景が浮かぶ。

広々とした緑のじゅうたん、私を優しく包んでくれた。

心の安らぎ、あの時には戻れないのだろうか。

 

闇にろうそくがともる。

薄暗い部屋のなかには、まるで機械のように動く自分がいる。

ひたすら、毎日、カチカチカチと、意思のないロボットのようだ。

人の温かさを求め、夜の人ごみの中を歩く。ひとはせわしなくすれ違うだけで、口にする酒は、空しさだけが残る。

またひとり車を走らせる、自分の居場所をさがして。

 


家庭菜園  お元気ですか?

2011年11月29日 | 季節の便り

久しぶりに日本からの便り、

お元気ですか?     

こちらは全員元気です。     

 畑をスコップで耕しているから、野菜は見事に育っています。 

秋ジャガは収穫して早速コロッケを作りました。最近は収穫を多くする目的でマルチング(畝に黒のポリを張り地温を高くする)します。 4割は増収するけど、デンプン価が低下するから美味しくないそうです。

我が家のジャガイモは水に浸けると全部沈みます。買って来たのは半分は中ほどに浮かんでいます。

 大根は5KGを生漬けにしました。生漬けの要領と各種材料を母がメモしてたのを偶然にも台所の引き出しから発見。そのメモ通り作ったら少し甘みが強かったから、この次は少し砂糖減。 

ぶり太根を作って分かるけど、掘って直ぐ煮るのと、店から買って来たのと一緒に煮ると、やはり、我が家の大根が柔らかく、芯まで染み込んでいます。今日は生酢を作る予定。 

白菜は一週間後には穫れると思います。キャベツは年末~正月でしょう。
 

野菜を作っておかずを作るのが今の幸せかな。 

小さな小さな至福 

 

友人にはこの一冊を紹介しておきました。

日本の農業の生産額っていうのは世界第何位?

正解はなんと5位である。しかも先進国では農業大国といわれるフランスなどを抜いてアメリカに次ぐ2位なのだ。


日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食糧自給率(講談社プルすアルファ新書) 浅川芳裕著


大阪W選挙

2011年11月27日 | 徒然

選挙結果は快挙でした。率直に賞賛します。

 

普通のことを言って、やっとそれを理解、賛同する人々が多いことは、今後の日本を思うと大変喜ばしいことです。大阪府民の勝利は日本の勝利でもあるでしょう。

 

日本史の一変は大阪の変化でおきてます。ここが正念場で、大いに期待したいものです。

 


Thanksgiving - 感謝祭 2011

2011年11月24日 | アメリカ素描

11月24日は感謝祭です。誰に感謝するのでしょう? 誰でもいいのですが、ややり一番は家族でしょうね。 

 

古今東西、収穫を祝う習慣がありました。アメリカの感謝祭の起源は1621年となってますが、リンカー大統領が1863年、11月の最後の木曜日を感謝祭とすることを決めました。この年以来、毎年この日は、いわゆる、合衆国の祝日です。

 

我が家もこの日を迎えました。ありがたい事です。

 

Thanksgiving 2011

 

 

 

 


ミレーの絵 - 幸福について

2011年11月19日 | 夫婦のこと

私は幸福について考えるたびに、ミレーのこの絵を思い出すことにしてる。

 

 

 

 

 

一日中、大地と戦う、その激しい労働と汗の生活はつらいにきまっている。夕暮れの祈りはそれから開放された一瞬である。家へ帰ると、この農夫の妻には食事や育児の仕事が待っている。夜遅くまで働かなければならない。わずかこの一瞬にだけ心の安らいがあるが、幸福とはそういうものではなかろうか。

 

実にささやかなものだ。一見甘そうに見える絵だが、ミレーのつらさがこの一瞬ににじみ出ているようだ。わたしは一例としてあげるのだが、このささやかなものを愛する人が、実はほんとに幸福をつかんでいるのではなかろうか。(亀井勝一郎)