加賀藩の所領加賀、能登、越中の魅力、海越しに観る山々、風光明媚なシーサイド・ラインの風景・出来事を写真で紹介する。
金澤・能登立山シーサイド・ライン



伝統的町並みの残る 吉久


 伏木から車で5分足らずで行ける場所に江戸、明治、大正と高岡と共に米の集積地として賑わった往時を思わせる伝統的町並みが残されている。それは、そこに住む人々の並々ならぬ思いと努力に他ならないだろう。
 高岡市には行政が力を入れ景観保全の取り組みをしているところがある。そこに比べるとここ吉久は自然の状態で残されている本当の生活空間であろう。


吉久の伝統的町並み


吉久の伝統的町並み 吉久の伝統的町並み


以下は平成15年度とやま地域貢献活動・吉久の町並み 吉久の伝統的町並みを考える会より


吉久の概略


  • 位 置/高岡の北方、小矢部川と庄川に挟まれた地
  • 地 名/地元ではヨッサと呼ぶ、称徳天皇、神護景雲元年(767年)正月国分に勅して吉祥天悔過の法を行い災禍を祓い豊年を祈らせられたに因む地だと伝える
  • 由 来/奈良朝から窒町時代に、菅原社があったとも謂われ、天文24年(1655年)存銘の狛犬がある、これは全国でも数番目に古い、江戸時代の初め永応4年(1655年)加賀藩最大の御蔵が建てられて、吉久詰米奉行も赴任して来て、蔵宿(札差)もあって、高岡と共に米の集積地として、賑わった明治、大正には地元民による米商で栄え、この時に建てられた建物が伝統的建造物として評価が高い

町並み保存に向けた活動


  • 文化財/伝統的町屋が40軒近く残されており、文化庁の調査も終わっている国指定有形文化財として、能松厚・有藤剛の2軒がある
  • 他町視察/奈良今井町・近江八幡・若狭熊川・伊根・木曾奈良井・信州海野他
  • 町並みアート/町屋の格子に蓄画・造形・山野草を置き獅子舞と潭然一体となった芸術空間を醸しだす
  • 研 修 各種団体とも協カして、色々と行っている
  • 獅子舞/加賀大獅子の流れをくんで、天狗が棒、薙刀、松明などを持って獅子を討つ豪快な舞と、花笠を冠った子供が、獅子と戯れる舞がある

オリジナル:http://homepage3.nifty.com/toyama-shikai/zyoseikatudo/file/yoshihisa15-hokoku.pdf

下記のリンクは、伝統的建造物、民俗を保有する町との交流と保存、継承」の事業が、LinkIcon平成20(2008)年度の高岡市協働モデル事業に採択され、
その一環として、吉久の町並みや獅子舞の映像記録した様子をご覧いただけます。動画、PHOTOそして、文献等を調べた素晴らしい保存記録です。ぜひご覧ください。


探究クラブ



高岡市吉久案内図gooMA


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