加賀藩の所領加賀、能登、越中の魅力、海越しに観る山々、風光明媚なシーサイド・ラインの風景・出来事を写真で紹介する。
金澤・能登立山シーサイド・ライン



御参詣坂(金沢市法島町と平和町2丁目の間)

 

藩政時代、法島村から祇陀寺の向こうへ至る坂と、今一つ崖の下から桃雲寺手前の野田往来へ至る坂をこう呼んだ。野田山墓地に参詣することからこの名がついた。(金沢市法島町17-24先)坂道標柱より

 

坂道は住宅街にあり、橋を渡りそのまま坂道を登る他の坂道とは違ってとても静かだ。坂途中の生活者のために坂道は車でも上ることができるが、坂道中間付近に車止めが設けてあり車で上り下りすることはできない。

とても人通りが少なく階段の落ち葉を住人が掃除している。ここに住む人にとってはなくてはならない坂道なのだろう。坂道を登ってくる年配の方に”坂道大変っですね”と声をかけると“良い運動になりますよ”と返事が返ってくる。

坂の上には県営住宅があり、坂を下りるとそこには犀川緑地公園があり素敵な憩いの空間になっている。また坂の途中からは向かいの小立野台を眺めることができ、ロケーションもよい。

次は、この坂を登り野田山まで足を延ばしてみたい。

犀川緑地公園の桜(4月9日撮影

 



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金沢の坂道【長良坂・不老坂・御参詣坂】

桜坂より犀川を上流方向に向かうと数本の坂道がある。

『御参詣坂』

「藩政時代、法島村から祇陀寺の向こうへ至る坂と、今一つ崖の下から桃雲寺手前の野田往来へ至る坂をこう呼んだ。野田山墓地に参詣することからこの名がついた。」

『不老坂』

「細く急な坂道であったが,明治の中ごろ上菊橋とつながり,のち拡張整備され縁起の良いこの名がつけられたという。近くに風呂場があり,不老長寿によいというので,この名で,呼ばれたともいう。」

『長良坂』

「旧長良町へ上がるのでこの名がついた。犀川のがけふちにあり、川風が吹き上げてくるので、吹上とも呼ばれていた。」

どの坂も趣があり散策しても面白い。古地図など持って藩政時代へと思いを馳せてはどうだろう。

金沢の坂道【長良坂・不老坂・御参詣坂】写真



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