
宿泊したANAクラウンプラザホテル松山の目の前にありました。
ホテルの部屋からの眺め
手前が地方裁判所で、奥にある洋館が萬翠荘


萬翠荘よりミュージアムへ行く人の方が多いのか、門近くの警備員さんは迷わずミュージアムを案内してくれました。

萬翠荘は旧松山藩主の子孫にあたる久松 定謨(ひさまつ さだこと)伯爵の別邸
1922(大11)年建築、設計;木子七郎(東京放送局愛宕山放送所、東郷侯爵目黒本邸、大阪国技館等を設計)
陸軍武官としてフランス滞在が長かった久松 定謨はフランス様式を存分に取り入れた洋館を希望し、木子は設計のため渡仏をしたほど
時に皇族も立ち寄る、当時の社交の場として名をはせた
戦禍を免れた萬翠荘は、建築当時の様子をそのまま残しており、1985(昭60)年に愛媛県指定有形文化財、2011(平23)年国重要文化財に指定される。
戦後は米軍に接収された後、本格的フランう料理を提供するレストランとしても人気を博したそうだ。
写真はダイニングルーム→レストランの晩餐の間

館内の案内は各部屋に音声ガイドが設置されていて便利。
丁寧な説明で良くわかるのだが、ちょっと長め
丁寧な説明で良くわかるのだが、ちょっと長め


階段踊り場のステンドグラスは2階の部屋からみると船が丁度目線にくるようにと船を中央より高めに描いている

天井も高く、当時としては思い切ったデザインだったと思う

窓枠・ドア枠にも装飾が施されていて、部屋ごとの特徴と全体の調和が見事にバランスよく施されていた。

現在は館内の一般公開のほか建物内を含めた映画のロケやイベント・個展に使われている。
萬翠荘
松山市一番町3-3-7
089-921-3711
月曜日休館
入館料 大人300円
23松山旅行記