また春愁バカヤローの文字更新す 冬近し「私は私」と刻印す 赤のまま穴開きジーンズ穿いてみる 初冬や金子兜太はなぜ死ねぬ 一陽来復中島みゆきの「別れうた」 おもむろに勝者の怒り冬はじめ 大阪は敗者の砦冬に入る 冬めくや愛と誠が消えてゆく 時雨忌や巨人の足音迫り来る 枯蟷螂大統領は不実なり 凍蝶の絶対自由頓挫せり もう何も言うまい裸木に火を献ず 妻の死をまだ受け入れず虎落笛 鎌鼬私を殺す虚空のあり
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