今夜わかったことだが、近隣の公園で放し飼いされていた地域猫のうち、黒白猫2頭の中の1頭の里親と初対面した。その里親は元々やはり同じ黒白の犬を飼っていた。その家は、私が毎晩のように通っている24時間スーパーのすぐ手前にある。この猫は、すぐ隣の公園で生まれ、2年以上棲みついていたようだ。私が出逢ったのは一昨年の秋頃で、この猫は単なる野良ではなく、近所の猫好きの主婦のグループに放し飼いされている【地域猫】の1頭であった。実にドライで、お腹が空くとギャーギャーと大声を出して寄って来るが、餌を与え終わるとサッと消えてしまう。また、動きが素早くエネルギッシュであった。その黒白が昨年の初めに里親に出され、しばらくは室内で養われていたが、その【放浪癖】から(野良猫にこの言い方は変だが)すぐに屋外に身を晦ましてしまい、いつ戻って来るか里親も把握仕切れていないようだった。実際、私が週一程度見かける時は、里親が留守だったり深夜だったりで、空腹だったようだ。私がスーパーで買い求めたビールのつまみなどを差し出すと勢い良く身を寄せて来た。さらには、この辺りから徒歩5分は離れている別の公園では、宙を舞うように勢い良く走り廻る姿を見かけたこともあった。里親の所からすぐ近くのラーメン店の上階に寄留していたこともあった。それでも、先ほど里親が明言していたように、いつかは必ず戻って来るので、安心して帰りを待っているようである。私もなぜか里親宅の玄関先で見かけると、我が家で一緒のような安堵感を得ることが出来る。今夜もあいにく黒白猫は不在だったが、里親が散歩に出ようと連れ出して来た犬もまた黒白だった。・・・《続く》
RIRIKA カバー 『夏の終り』(原曲 森山直太朗)