まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

またの世/新一人吟行記~プロローグ5の始まり

2016-05-30 21:46:04 | 一人吟行記
白菖蒲夜の帳をめくりけり  何かある菖蒲の闇の白さかな  猫奔る菖蒲の闇の静まれり  暴走一過環状8号菖蒲咲く  早咲きの菖蒲の園の昂ぶれり  人知れず菖蒲の闇の点灯す  白菖蒲この欄干は越えられぬ  また生きて菖蒲の蒼き空となる  白菖蒲水面を統べる神のあり  花菖蒲王城楽土に耳澄ます  またの世を生きて菖蒲の空はるか  茫として菖蒲の空の果てもなし  空なるもの水面を奔る菖蒲池  花菖蒲空という空波打てり  何もせずただ生きている菖蒲晴  花菖蒲泥から生まれしもの溢れ  菖蒲田の人のかたちの薄れけり  掌を合わせ開けば人や花菖蒲  

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヒップホップの女王/新一人吟... | トップ | ブエナビスタクラブ/新雑句雑... »

一人吟行記」カテゴリの最新記事