枯蘆原わたしは誰か知らないか マツコ・デラックス蓮の枯るるは無駄なこと 逡巡をおそれず平成枯れ芒 師といえど宙に及ばず竜の玉 瓢々と去りゆく背中手毬唄 雑煮餅自分で搗いた記憶あり 猫までの一歩が遠し初日影 葉牡丹の路上にありて路上に死す 着ぶくれて宇宙にあれば帰らざる 子の視線絶えて真冬の造り滝
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