まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

ひょんの笛/新雑句雑感~プロローグ5の始まり(2)

2015-10-16 20:28:17 | 新雑句雑感
蚯蚓鳴くサイレントプアといふ蒼さ  紐付きの湯たんぽ電気アンカといふ  冬瓜の魂の抜けたる肉体かな  いのちまで冷ゆるは哀し朝を待つ  ヒューマノイド2台もをれば冷え始む  林修のいまでしょ講座秋深し  ゆたんぽのタオルの向こう山脈あり  こほろぎの家ごと売られ沈黙す  うそ寒の青山国連大学前  やや寒や前立腺のグーと言う  赤とんぼどっちを向いても闇ばかり  捨てられず山と積まれし秋の泥  安部薫は二十九歳で逝ったひょんの笛(夭折の天才サックス奏者) 猿酒や句集一冊編まれたる