まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

みょうに明るい木/豈(あに)を読む(1)~俳句のサバイバリズム

2017-02-03 14:27:39 | エッセー・評論
今日は節分の日である。気温は12度まで上がった。戻ったと言うべきか。30日の月曜は20度あったからだ。私にとって日々の気温は死活問題である。60歳を過ぎて身心と外的自然とのバランスが取りにくくなっている。また毎晩の数時間の【夜歩き】で自分を鞭打つことで本業に加え句作を己に促している。もはや暖房の効いた環境のみでは生きてゆくことが上手く立ち行かなくなっている。私の日常の趣味や趣向は《俳句》のみではないが、とりわけ生きてゆく上でのあるがままの《自我》の輪郭を浮き立たせるには外界との直接の関わりが欠かせなくなっているということだ。ところで、俳句同人誌「豈(あに)」の最新号(59号)が昨日届いた。手許にあるのは57号の1冊のみである。新着分を開封する前に、ここから1句を引いてみた。編集人の大井恒之の作品である。・・・《続く》

桐一葉落ちればみょうに明るい木   大井恒之  *『題抄』(11句)より