まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

高柳重信忌のひとりカラオケ鳴り止まず まほろば*鎮魂歌付/新雑句雑感(122)~プロローグ6の始まり

2018-09-10 19:21:14 | 新雑句雑感

絶対自由の絶対不自由重信忌(7月8日)   重信忌芭蕉のいない空もある   重信忌まさか人間は猿なのか   「愛は勝つ」何度も流れ重信忌   重信忌早過ぎた死を押し戻す   重信忌ネバーエンディングストーリー読んでいた   蝉の殻ほんとに空か重信忌   パチンコ台叩き続けて重信忌   高柳重信忌のひとりカラオケ鳴り止まず   三宅由佳莉のブルーライトヨコハマ重信忌

 

「高柳重信 敗北の詩」の画像検索結果

 

三宅由佳莉 カバー 『ブルーライトヨコハマ』(原曲 いしだあゆみ)

https://youtu.be/jAIeYBNz45o?t=41

【原曲】いしだあゆみ 紅白初出場他

https://youtu.be/z89-S8XChrc?t=183

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いしだあゆみと現代の海上自衛隊の歌姫こと三宅由佳莉の新旧の『グルーライトヨコハマ』を並べ、高柳重信の俳句イメージを重ねてみる。不思議とその多行俳句の《行間》にピッタリと収まるのを感じる。それは、時代の完璧な《死》と俳句形式の短いがゆえの本質的な《死》の一体化である。この二つの《死》を《生》に転換出来る方途などどこにも無いのだという、もう一つの《死》をも引き寄せる。と言うより、俳句は元々生きるための文学では無かったのだということを、重信の62歳という意外に早過ぎる死が語っているように思われる。


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