寒月は出たかと徘徊強まれり 木枯紋次郎は地球が丸いと知っていた 絶版のブレヒト全集雪催い サイパンの万歳岬凍土と化す 3.11のホワイトタイガー雲ながれ 私は声だけだからとタクシードライバー 元朝の夢夢打刻怠らず 極月の塵積もること甚だし モーセの墓が地球にある暗澹 鍼灸師神と呼ばるる謂れなし
「新雑句雑感」カテゴリの最新記事
【最新作】夜の蝉を愛しと思うとき来たれり まほろば/新雑句雑感
【最新作】海の向こうの戦争隣人を撃つべきか まほろば/新雑句雑感
【最新作】母と子の小さな花火夢の世へ まほろば/新雑句雑感
【最新作】シティポップ六道輪廻歌い了え まほろば/新雑句雑感
【新作20句②】八月の地獄のような人類史 まほろば/新雑句雑感
【新作20句①】アカペラの少女晩夏の光ます まほろば/新雑句雑感
八月へ・・選挙・路上ライブ・一人吟行など/日常雑感
【最新作】空蝉を源郷として蝉落ちる まほろば/新雑句雑感
【最新作】蝉鳴けど蝉鳴けど誰かの死の臭い まほろば/新雑句雑感
簡単な死が溢れ出す芒種以後~作品20句②/新雑句雑感